Japan! 2025.12 「どんなに親がいなかったら楽だろうと思うから」後を絶たない“介護疲れ”により命が失われる事件“9日に1件のペースで発生”データも 背景にあるのは親の『介護サービス拒否』, 走行中の地下鉄車内でスリか 中国籍の男2人が逮捕 来日時期にスリ被害の約半数, 被害者の夫に「子育ての苦労を分からせたかった」という趣旨の供述 26年前の主婦殺害事件で逮捕された女, 詐欺グループに口座用意した疑いで決算代行業者2人を逮捕…2500万円を詐欺グループに手渡し, 「財布見せるか、駅裏来るか」JR旭川駅で男子高校生4人グループから現金3500円を…恐喝容疑の14歳男子中学生2人のうち1人は「やった」もう1人は否認, 「それ以上近づいたらぶっ殺すぞ」抗議文ばらまき中華包丁を手に…ミラコスタ“刃物男”中国籍の姜春雨容疑者(34)を逮捕, 「トクリュウ」か 他人名義で電子決済・詐欺などの疑い ベトナム国籍5人逮捕 岩手県, 関空で“過去最大量”『乾燥大麻31キロ』を密輸したベトナム国籍の女2人を起訴 末端価格1億5千万円 組織的犯行か, 県警本部内で女性職員を突然殴った疑い、富山市の33歳女を現行犯逮捕 「後頭部を何度か」容疑認める, 「無差別・通り魔殺人とも言える」大分商業施設刺殺事件 被告に懲役22年求刑 被告は無罪主張, 大麻使用の疑いで17歳男逮捕「楽しく感じられるので吸った…」容疑認める, 32歳女「白血病再発し余命3カ月」とウソ付き60代男性から1000万円だまし取った疑いで逮捕…病院の請求書偽造し被害額2900万円以上も, “新証拠”提出の方針…64年前の『名張毒ぶどう酒事件』2026年1月にも11回目の再審請求へ 元死刑囚の妹が請求人に, 東京 町田 女性刺殺事件から2か月 娘が語る母への思い

2025.12.4 「どんなに親がいなかったら楽だろうと思うから」後を絶たない“介護疲れ”により命が失われる事件“9日に1件のペースで発生”データも 背景にあるのは親の『介護サービス拒否』
後を絶たない『介護疲れ』による事件。
『介護疲れ』による殺人事件や心中事件はここ30年ほどの間に、毎年平均39件。9日に1件のペースで発生していることになります。
両親の介護に直面する女性は、「なんで親を殺したのって思う人いないんじゃないかなって。どんなに親がいなかったら楽だろうなって思うから」と話します。
背景にあるのは『介護サービス拒否』。
94歳の認知症の母親に暴行を加え、死亡させた罪に問われている元弁護士の男は「介護サービスを受けるように繰り返し説得を続けても、なかなか受け入れてくれずいら立ちが募りました」とその“絶望”を裁判で語りました。

2025.12.4 走行中の地下鉄車内でスリか 中国籍の男2人が逮捕 来日時期にスリ被害の約半数
走行中の地下鉄の電車内で女性のバッグから財布を盗んだとして中国籍の男2人が逮捕されました。
楊暁坤容疑者(39)と劉徳重容疑者(40)は6月、東京メトロ千代田線の電車内で、40代の女性のバッグから現金およそ1万6000円などが入った財布を盗んだ疑いが持たれています。
警視庁によりますと、楊容疑者が自身のバッグで手元を隠しながら財布を盗み、劉容疑者が見張りをしていたということです。
2人は「やっていません」と容疑を否認しています。
都内の地下鉄でのスリの被害は2023年からの3年間で189件確認されていますが、そのうち91件は2人が来日している時期に重なることなどから、警視庁が関連を調べています。

2025.12.4 被害者の夫に「子育ての苦労を分からせたかった」という趣旨の供述 26年前の主婦殺害事件で逮捕された女
1999年に名古屋市西区で起きた主婦殺害事件で逮捕された女が、訪問販売員を装っていたとみられることが分かりました。
港区のアルバイト・安福久美子容疑者(69)は1999年11月、西区稲生町のアパートで主婦の高羽奈美子さん(当時32)の首を刃物で複数回刺すなどして殺害した疑いで逮捕され、検察が鑑定留置を行っています。
安福容疑者は、奈美子さんと面識がなかったとみられていますが、乳酸菌飲料の訪問販売員を装ってアパートを訪れたとみられることが、新たに分かりました。
捜査関係者によりますと、現場のアパートの玄関付近には乳酸菌飲料がこぼれていて、室内に残されていた同じ飲料のパックから減っていた量とほぼ一致していたということです。
高羽さん家族にはこの飲料を飲む習慣はなく、警察は安福容疑者が奈美子さんに警戒されないよう、訪問販売員を装った可能性もあるとみています。
また、安福容疑者が奈美子さんの夫・悟さんに「子育ての苦労を分からせたかった」という趣旨の供述をしていたことも分かり、警察は子育てを悟さんに一人で担わせようと考え、奈美子さんを襲った可能性もあるとみて調べています。

2025.12.3 詐欺グループに口座用意した疑いで決算代行業者2人を逮捕…2500万円を詐欺グループに手渡し 警視庁
詐欺事件の被害者に現金を振り込ませる口座を用意し、詐欺グループに金を渡していた疑いで、決済代行業者の2人が逮捕されました。
「Smart Payment」役員の尾崎裕一郎容疑者(47)と林孝尚容疑者(40)は2024年、特殊詐欺事件の被害者に現金を振り込ませるための口座を用意し、2500万円を引き出して詐欺グループに渡した疑いが持たれています。
現金は詐欺グループに直接手渡し、報酬を得ていたとみられ、クレームには返金に応じるなど口座が凍結されないようにしていたということです。
警視庁は、2人の認否を明らかにしていませんが、振り込まれた被害金は3億円にのぼるということです。

2025.12.2 「財布見せるか、駅裏来るか」JR旭川駅で男子高校生4人グループから現金3500円を…恐喝容疑の14歳男子中学生2人のうち1人は「やった」もう1人は否認
11月、北海道旭川市のJR旭川駅で「財布見せるか、駅裏来るか」と男子高校生4人を脅迫し、4人から現金3500円を脅し取ったとして、14歳の男子中学生2人が逮捕されました。
恐喝の疑いで逮捕されたのは、旭川市に住む14歳の男子中学生2人です。
2人は、11月24日午後4時ごろ、JR旭川駅のコンコースにいた15歳の男子高校生グループ4人に対し「財布見せるか、駅裏来るか」などと脅して、4人の財布から合わせて現金3500円を脅し取った疑いがもたれています。
被害に遭った男子高校生が、近くの交番に被害を届け出たことで事件が発覚し、警察は防犯カメラなどから中学生2人を割り出し、11月26日に逮捕しました。
取り調べに対し、男子中学生の1人は「やった」と容疑を認めているということですが、もう一人は否認しています。
警察によりますと、逮捕された2人は知人で、警察は、現場に他に仲間がいなかったかどうかなど当時の状況を詳しく調べています。

2025.12.2 「それ以上近づいたらぶっ殺すぞ」抗議文ばらまき中華包丁を手に…ミラコスタ“刃物男”中国籍の姜春雨容疑者(34)を逮捕
1日夜、東京ディズニーシーのホテルの宴会場に男が刃物のようなものを持って侵入し逃走した事件。
2日正午過ぎ、警察は中国籍で自称自営業の姜春雨容疑者(34)を逮捕しました。
1日午後8時過ぎ、姜容疑者は東京ディズニーシーの「ホテルミラコスタ」のパーティー会場に侵入。
宴会場のマイクの近くで抗議文をばらまいたあと、リュックサックから中華包丁を取り出すと、男性に向かい中国語で「それ以上近づいたらぶっ殺すぞ」と脅したといいます。
その後、姜容疑者はホテルから出ると電車で逃走しました。
事件発生から一夜が明けても逃走していた姜容疑者ですが、警察は神奈川・川崎市内の自宅近くで確保し、暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕しました。
当時、ホテルミラコスタでパーティーをしていた会社の元従業員だった姜容疑者。
何らかのトラブルが原因で会社を辞めていたということです。
事件を聞いた利用客からは、「とても心配だった。ずっとニュース見てて、さっき捕まえたって速報入ったので、じゃあ行こうかってきました。怖いです。まさか夢の国でそんなことあるかと」と不安の声が上がっていました。
警察によりますと、姜容疑者は「宴会場に入って抗議文を配っていたら止められたのでバッグ内から持参した中華包丁を取り出しただけ。人に向けたり脅迫はしていない」と一部容疑を否認しているということです。
警察は、姜容疑者と会社との間のトラブルなどについて詳しく調べる方針です。

2025.12.2 「トクリュウ」か 他人名義で電子決済・詐欺などの疑い ベトナム国籍5人逮捕 岩手県
他人名義のアカウントで電子決済サービスを利用し、スーパーから食料品をだまし取った疑いなどで、岩手県警はベトナム国籍の男5人を逮捕しました。
匿名流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」とみられています。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、レー・スアン・チェン容疑者(28)ら、28歳から31歳のベトナム国籍の男5人です。
県警によりますと、5人のうちの4人は2025年5月から7月の約2カ月間、不正に入手した他人名義のアカウントを使って千葉県内のスーパーで電子決済し、食料品などをだまし取った疑いが持たれています。
この事件は2025年4月、矢巾町の男性が「自分のアカウントが不正に使われている」と県警に申し出たことで発覚したということです。
県警は12月1日、この詐欺などの疑いが持たれている4人と、もう1人の31歳の男について入管難民法違反の疑いでも逮捕しています。
5人は匿名流動型犯罪グループ「トクリュウ」とみられ、県警は共犯事件であることを理由に詐欺などの容疑に対する5人の認否を明らかにしていません。
県警が余罪などを詳しく調べています。

2025.12.2 関空で“過去最大量”『乾燥大麻31キロ』を密輸したベトナム国籍の女2人を起訴 末端価格1億5千万円 組織的犯行か
タイから、末端価格およそ1億5千万円分の乾燥大麻を密輸した罪などでベトナム国籍の女2人が起訴されました。
関西空港で摘発された乾燥大麻としては過去最大量となります。
【記者リポート】「これだけの量の乾燥大麻を、女らはスーツケースに入れて持ち込んだということです」
麻薬取締法違反の罪などで起訴されたのは、ベトナム国籍のタ・ティ・リン被告(26)とホアン・トゥイ・ティエン被告(25)です。
2人はことし10月に、タイからおよそ31キロ、末端価格およそ1億5千万円分の乾燥大麻を営利目的で輸入した罪に問われています。
関西空港で摘発された乾燥大麻としては過去最大の量です。
警察は2人の認否を明らかにしていませんが、組織的な犯行とみて捜査しています。

2025.12.1 東京 町田 女性刺殺事件から2か月 娘が語る母への思い

ことし9月、東京 町田市のマンションの外階段で76歳の女性が刃物で刺されて殺害された事件から2か月がたちました。女性の40代の娘が先週、NHKの取材に応じ、不登校になった中高生時代を支えてくれた母親への思いや今の心境を語りました。

ことし9月30日、東京 町田市中町にあるマンションの外階段で、住人の秋江千津子さん(76)が腹部などを刃物で刺され、その後死亡しました。

警視庁は町田市原町田の自称派遣社員、桑野浩太容疑者(41)を殺人未遂の疑いで逮捕し、その後、容疑を殺人に切り替えて捜査しています。

秋江さんとは面識がなかったとみられ、逮捕後の調べに対し「誰でもいいから殺して人生を終わりにしようと思った」などと供述していたということです。

“常に私の味方 そばにいてくれる存在”
11月28日、事件から2か月となるのを前に、秋江さんと現場のマンションで一緒に暮らしていた娘のひろみさんがNHKの取材に応じ、写真やゆかりの品とともに母親への思いを語りました。

ひろみさんによりますと、母親の秋江さんは愛知県一宮市の出身で、高校を卒業したあと、実家のお好み焼き店を手伝っていました。

20代で結婚し、1人娘のひろみさんが幼稚園に通うようになってからは、家族3人で岐阜県多治見市で暮らしていたといいます。

母親の人柄について、ひろみさんは「働き者で優しく、明るい母でした。中学受験などで夜遅くまで勉強していると、おにぎりやうどんなどの夜食を毎日作ってくれたことをよく覚えています。常に私の味方であり、そばにいてくれる存在でした」と振り返ります。

ひろみさんは中学3年の頃から不登校になり、精神的に追い詰められる時期が続いたということですが、その時もずっとそばで見守り、支えてくれたといいます。

当時のことについては「一時はみずから命を絶つことを考えるほど追い詰められていて、母はそうした状況を察していたと思います。『生きているだけでいいんだよ、生きててくれればいいよ』と優しく、静かに見守ってくれました。今思えばとても辛抱強く耐え、私が立ち上がるのを待っていてくれました。中高生時代は私一人では生きていけなかったので、本当に感謝しています」と話しています。

高校生の頃には学校に通えない状況が続く中、2人で初めての海外旅行に出かけました。

この時、旅のプランをひろみさんがみずから立てたことや、海外に出て視野が広がったことなどが自信につながり、前向きに生きていけるようになったということです。

その後上京し、専門学校に通うようになったひろみさんですが、将来の進路で迷った時も母親の秋江さんは「どんな仕事でもいい。人に迷惑をかけなければ細々とやりたいことをやりながら、どんな道に進んでもいいよ」と背中を押してくれたといいます。

専門学校を卒業し、ひろみさんはバックパッカーとして各地を旅するなどしたあと、登山ガイドになりました。

30歳の頃からは秋江さんも上京して2人で暮らすようになったということです。

秋江さんは清掃関係の会社に勤めていて、仕事終わりにはひろみさんに必ず連絡するなど、電話でも毎日話すほど仲がよかったといいます。

2、3年前には仕事でけがをして人工股関節の手術を受けたという秋江さん。

それ以来、ゆっくり歩くようになったということですが、ひろみさんはそんな母親でも散策できる長野県の上高地に近いうちに連れて行き、親孝行したいと考えていました。

事件当日 9月30日

事件が起きたのは、そのやさきのことでした。

事件当日の9月30日は2人とも仕事が休みで、マンションの部屋でゆっくり過ごしていたといいます。

午後になって、秋江さんは「駅前に用事があり、スーパーに寄ってから帰る」と伝えて1人で出かけました。

いつもどおり帰宅すると思っていたひろみさんは、顔も見ずに「気をつけて行ってきてね」と声をかけただけだったといいます。

しかし、その後、スーパーにいる秋江さんからかかってきた「今レジに並んでいるが、コーラを買い忘れた」という電話がひろみさんとの最後の会話になりました。

午後7時ごろ、マンションの部屋で帰りを待っていると突然、外で男女のもみ合う声が聞こえ、数秒後に「ひろちゃん助けて」という声がしたといいます。

母親ではないかと思い、とっさに外に出てらせん階段を降りると、踊り場の付近で秋江さんがあおむけに倒れ、容疑者がその上に馬乗りになっているのが見えました。

その時に容疑者と目が合い、こちらに向かってくるのではないかという恐怖を感じたひろみさんは急いで部屋に戻って鍵を閉め、110番通報するとともに、「救急車と警察を呼んで。誰か助けて」と叫び続けたということです。

警察官が駆けつけ、再び外に出た時には、秋江さんは目を閉じたまま動かなくなっていました。

事件の目撃者でもあったひろみさんは母親と一緒に救急車に乗ることはできず、警察車両の中で話を聞かれたあと、病院へ向かいました。

病院で何の説明もないまま待っていたところ、亡くなったことを告げられたといいます。

この時の心境について、ひろみさんは「真っ暗になるというか、ドラマの世界に自分が入り込んでしまったようで、病院の先生に『これは夢ですか』と聞いたことを覚えています。体から力が抜けるような感覚で、亡くなった現実を受け止める気持ちの余裕がなく、母と対面するまでには時間がかかりました」と話しています。

警察官からはその後、秋江さんが包丁を手で握った痕や、腕に抵抗した際にできる傷があったことを伝えられたということで、ひろみさんは「母は頑張ったんだな、生きたかったんだな」と感じたといいます。

“なぜ母だったのか”
事件の後、帰宅したひろみさんは、台所に半分に分けたたい焼きが置いてあるのを見つけました。

事件の前日、母親が残してくれていたものでした。

ひろみさんは「母は昔から私を優先してくれて、自分が食べたくて買ってきたものでも私に最初に食べてほしいという気持ちがありました。事件の前日も、たい焼きを食べる前に『ひろちゃん食べる?』と聞かれたので『いらないよ』と答えたのに、半分残してくれていました。本当に優しい母でした。全部自分で食べればよかったのにと思いながら、半分になったたい焼きを食べました」と涙ながらに語りました。

ひろみさんは、事件から2か月がたった今も母親が亡くなったという実感が持てず、時々、留守番電話に残っているメッセージを聞いては、ふと玄関の扉が開いて帰ってくるのではないかという気持ちになるといいます。

また、事件を思い出すため包丁を握れなくなり、あらかじめカットされた野菜などで料理しているということです。

今の状況について、ひろみさんは「事件の光景が今も頭の中に貼り付いているような状態で、救急車の音を聞くと心臓がドキドキして当時のことを思い出してしまいます。世の中が日常の生活を送っている中で、自分だけぽつんと置いて行かれているような感覚にもなります。ただ、早く元の生活を取り戻すことを母も願っていると思うので、時間をかけてでもこの状況に立ち向かわなければならないと思っています」と話しています。

そのうえで、「いちばん無念なのは、突然命を奪われた母です。容疑者が『今の生活が嫌になった』などと供述していると報道で知りましたが、それを理由に誰かの命を奪っていいということはありません。なぜ母だったのか、どんな鍵の掛け違いでこんなことになってしまったのか、なぜ誰かを傷つけなければならなかったのか、容疑者に直接聞きたい。そして、しっかりと罪を償ってほしいです」と話していました。

事件の経緯は
事件が起きたのは、ことし9月30日の午後7時すぎでした。

東京 町田市中町にあるマンションの外階段で、住人の秋江千津子さん(76)が腹部などを刃物で刺され、病院に搬送されましたが、その後死亡しました。

買い物から帰宅したところを突然、襲われたとみられ、体には10か所以上の刺し傷や切り傷があったということです。

警視庁は近くにいた町田市原町田の自称派遣社員、桑野浩太容疑者(41)を殺人未遂の疑いで逮捕し、その後、容疑を殺人に切り替えて捜査しています。

逮捕後の調べに対し、容疑を認めたうえで「今の生活が嫌になり、誰でもいいから殺して人生を終わりにしようと思った。現場のマンションの数十メートル手前で女性を見かけ、両手が荷物でふさがっていたので抵抗されないと思った」などと供述していたということです。

現場からおよそ60メートルの場所に設置された防犯カメラには、事件の直前、容疑者とみられる人物が、両手に袋を持った秋江さんの数メートル後ろを歩く様子が写っていました。

また、容疑者は「当日は仕事からいったん帰宅したあと、刃物を持って自宅を出た」とも話していて、捜査関係者によりますと、その後の調べで、帰宅してから数分後に外に出ていたことが分かったということです。

警視庁は襲う相手を探している途中で秋江さんを見かけ、狙いをつけた疑いがあるとみて詳しいいきさつを調べています。

東京地方検察庁は、容疑者について刑事責任能力を調べるための「鑑定留置」を来年1月15日までの予定で行っていて、専門家による精神鑑定などの結果を踏まえて起訴するかどうか判断するものとみられます。

2025.12.1 県警本部内で女性職員を突然殴った疑い、富山市の33歳女を現行犯逮捕 「後頭部を何度か」容疑認める
1日夕方、富山県警察本部内で33歳の女が、相談対応にあたっていた女性職員の後頭部を拳で殴った疑いで現行犯逮捕されました。
公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されたのは、富山市神通本町の無職、山田美代子容疑者(33)です。
警察によりますと、山田容疑者は12月1日午後4時45分頃、県警本部1階のエントランスで、相談対応中だった女性警察職員の後頭部付近を不意に拳で複数回殴る暴行を加えました。
職員は頭部打撲と頸椎捻挫の軽傷ということです。
山田容疑者は「私の相談を聞いていた女性警察職員の後頭部を何度か殴ったことに間違いはありません」と容疑を認めているということです。
警察は詳しい動機や事件の経緯について捜査を進めています。

2025.12.1 「無差別・通り魔殺人とも言える」大分商業施設刺殺事件 被告に懲役22年求刑 被告は無罪主張
大分県日田市の商業施設で2024年、高齢の女性を刃物で刺して殺害した罪に問われた男の裁判員裁判で検察は1日、被告に対し懲役22年を求刑しました。
殺人などの罪に問われているのは日田市の無職・白土正博被告57歳です。起訴状などによりますと白土被告は2024年6月、日田市の商業施設で日野初美さん当時84歳の首を果物ナイフで刺し殺害した罪などに問われています。
1日の裁判で白土被告は「私はやっていません」と改めて起訴内容を否認しました。
検察側は「被告は目撃者に確保されその後現行犯逮捕された。凶器のナイフのさやから指紋が検出されている」などと指摘。その上で、「無差別・通り魔殺人とも言える要素を備えた事案」などとして懲役22年を求刑しました。
これに対し弁護側は改めて無罪を主張、そして仮に犯人だったとしても、「妄想性パーソナリティ障害を急激に悪化させた可能性がある」などとして心神耗弱による減軽を求めました。
判決は12月9日に大分地裁で言い渡されます。

2025.12.1 大麻使用の疑いで17歳男逮捕「楽しく感じられるので吸った…」容疑認める
大麻を使用した疑いで熊本市に住む17歳の男が1日朝、逮捕されました。
逮捕されたのは、熊本市に住む無職の17歳の男です。
警察によりますと男は、10月下旬県内もしくはその周辺で大麻を使用した疑いが持たれています。
警察は、10月28日に大麻所持の疑いで男の自宅を捜索。大麻のような植物片が付着したジッパー付きポリ袋や吸引用とみられるパイプを発見したため男の尿を調べたところ大麻成分が検出されたため逮捕しました。
男は、調べに対し、「何でも楽しく感じることができる効果が好きで吸った」と供述しているということです。
警察は入手先などについても詳しく調べる方針です。

2025.12.1 “新証拠”提出の方針…64年前の『名張毒ぶどう酒事件』2026年1月にも11回目の再審請求へ 元死刑囚の妹が請求人に
1961年の「名張毒ぶどう酒事件」で、奥西元死刑囚の弁護団が11回目の再審請求をする方針です。
1961年に三重県名張市で女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」では、奥西勝元死刑囚が一審で無罪とされたものの、その後死刑が確定し、無実を訴え続け、2015年に89歳で亡くなりました。
妹の岡美代子さん(96)が引き継いだ、裁判のやり直し=再審を求める10回目の請求は2024年に棄却されましたが、弁護団によりますと、2026年1月にも名古屋高裁に11回目となる再審請求をする方針だということです。
引き続き岡さんが請求人を務め、別の犯人がぶどう酒の瓶に毒を入れた後、ふたに封をする「封かん紙」を貼り直した可能性について、新たな証拠を提出するということです。
2025.12.1 32歳女「白血病再発し余命3カ月」とウソ付き60代男性から1000万円だまし取った疑いで逮捕…病院の請求書偽造し被害額2900万円以上も
「白血病の治療費を貸して欲しい」とウソをついて、男性から1000万円をだまし取った疑いで32歳の女が逮捕されました。
高橋麻美香容疑者(32)は2022年、「再発した白血病の治療費や入院費のお金を貸して欲しい」とウソをつき、60代の男性から現金約1000万円をだまし取った疑いが持たれています。
警視庁によりますと、高橋容疑者は、都内の風俗店で働いていた2021年に客だったこの男性と出会い、「白血病と診断された」などと言って2900万円以上をだまし取ったとして、11月に逮捕されていました。
高橋容疑者はこれまでの調べに対し、「余命が3カ月しかないなどと言った。病院の請求書を偽造した」などと大筋で容疑を認めているということです。

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