
埼玉県と群馬県のレンタルビデオ店に侵入し、スマートフォンなどを盗んだ疑いで男女4人が逮捕されました。
三浦祐太容疑者(22)ら4人は2025年11月、埼玉・鶴ヶ島市と群馬・伊勢崎市のレンタルビデオ店に相次いで侵入し、スマホやゲーム機などあわせて270万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、容疑者の一部は「SNSで高額バイトに応募した」と供述しているということです。

指定暴力団・住吉会幸平一家の傘下組織の組長らが、元組員を監禁し暴行を加えた疑いなどで逮捕された。
暴力団組長の鈴木義明容疑者ら6人は2月、組員だった40代の男性を東京・豊島区のビルに監禁し暴行を加え、ネックレスなど90万円相当を奪った疑いが持たれている。
「組の情報を漏らした」と因縁
鈴木容疑者らは、「組の情報を漏らした」などと男性に因縁をつけて、約6時間半にわたって監禁して暴行を加え続け、男性は全治1カ月の重傷を負った。
住吉会幸平一家を巡っては、多くの特殊詐欺事件への関与が明らかになっている。
また「トクリュウ」グループの後ろ盾となるなど深い関係があるとみられていて、警視庁は、体制を強化して組織の弱体化を図りたい考え。
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2026.3.30 「外でやってくれ」タクシー会社敷地内でトラブル注意した運転手に逆上…前歯や顎を折り全治2年の重傷 24歳男逮捕 東京・板橋区
2025年12月、板橋区のタクシー会社の敷地内で、トラブルを注意したタクシー運転手の男性を殴り全治2年の重傷を負わせたとして、24歳の男が逮捕された。男は「相手がのびたあと、それ以上タコ殴りはしていない」と供述している。
トラブルを注意した運転手に逆上し殴打か
27日午前7時半頃、東京・板橋署でカメラが捉えたのは、のしのしとゆっくり歩く男。職業不詳の福田琉斗容疑者(24)だ。
40代のタクシー運転手の男性を殴り、大けがをさせた疑いが持たれている。
事件があったのは、2025年12月。福田容疑者ら2人はトラブルになっていた男女3人を追いかけ、板橋区のタクシー会社の敷地内に侵入。
そこで現れたのがタクシー運転手の男性だ。
前歯や顎を折られ神経障害も…全治2年の重傷
タクシー運転手の男性に「外でやってくれないか」と注意されると、福田容疑者は腹を立て犯行に及んだとみられている。
タクシー運転手の男性は前歯や顎などを折られたほか、神経障害となるなど全治2年の重傷を負った。
犯行後、福田容疑者は逃走していた。
調べに対し「相手がのびたあと、それ以上タコ殴りはしていない」と供述している。
また、福田容疑者は「断片的だが殴ったことは覚えている」と供述するなど、容疑を認めているという。
2026.3.30 デヴィ夫人を在宅起訴 元マネジャーらに暴行の罪 東京地検
「デヴィ夫人」として活動するタレントで動物愛護活動家のデヴィ・スカルノさん=東京都千代田区で2025年2月12日、宮武祐希撮影
東京地検は30日、タレントの「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノ被告を暴行罪で在宅起訴した。愛犬の容体を巡るトラブルで元マネジャーに暴行を加えたとする容疑と、事務所の別の元従業員にシャンパングラスを投げつけたとする暴行容疑で、警視庁から書類送検されていた。
2026.3.29 発生から65年…女性5人が死亡した『名張毒ぶどう酒事件』の再審を求める集会 奥西元死刑囚の妹「兄は絶対やってません」
三重県で女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」発生から65年が経ちました。裁判のやりなおし「再審」を求める集会が3月29日、名古屋で開かれました。
1961年3月28日、三重県名張市の公民館でぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件では、農薬を混ぜたと自白した奥西勝元死刑囚の死刑が確定し、その後に刑務所で死亡しています。
弁護団は2026年1月、ぶどう酒の瓶に巻かれた「封かん紙」に関する新たな証拠などとともに、11回目の再審請求を申し立てていて、29日はその活動を応援する集会が名古屋で開かれ、全国の支援者ら191人が参加しました。
集会では弁護団が新証拠について説明したほか、鈴木泉団長が「第11次請求でなんとしてでも再審を開始させる」と訴えました。
高齢のため欠席した、奥西元死刑囚の妹で再審請求人の岡美代子さん(96)は、「裁判所も一審では無罪、第七次再審では一度再審開始決定を出しました。私の兄・勝は絶対やってません。私も96歳になりました。時間がありません。袴田事件や日野町事件などのように、名張毒ぶとう酒事件でも、裁判所が一日も早く再審開始決定を出してほしいと願っています」とコメントを寄せました。
2026.3.28 死亡の女性店員「ポケモンセンターで働くのが夢」…元交際相手の男“ストーカー行為” 池袋刺殺事件
東京・池袋のポケモンセンターで、女性店員が元交際相手の男に刺され死亡した事件。女性の首には少なくとも5か所以上の刺し傷があったことが分かりました。また、男は過去にストーカー規制法に基づく禁止命令が出た際に、「もう近づきません」と警視庁に話していたということです。
中学校の卒業アルバムの写真。亡くなったポケモンセンターの店員・春川萌衣さん(21)です。
同級生によると、中学生のころはソフトテニス部に所属し、責任感が強く、率先してリーダーを務める性格だったといいます。
春川さんは、勤務先であるポケットモンスターのグッズ販売などを行う公式ショップ「ポケモンセンター」で、刃物で刺され亡くなりました。
27日午後10時半すぎ、「news zero」は、春川さんと小中学校が同じだった人に話を聞きました。
岩崎陽フィールドキャスター
「(春川さんは)どういった方だった?」
春川さんの知人
「一回も怒っているところとか、けんかをしているところだとか、誰かともめているところをみたことがなくて、誰にでも優しい人だなって感じていました。笑顔もそうだし、周りに接する態度もそうだし」
春川萌衣さん(21)
「ポケモンセンターで働くのが夢」
小学生のころからポケモン好きで、下敷きやキーホルダーなど、持ち物の多くがポケモンのグッズだったということです。
■夢の職場で元交際相手に…
夢の職場で、春川さんを刃物で刺したとみられる広川大起容疑者(26)は元交際相手であることが27日にわかりました。
事件が起きたのは東京・池袋の商業施設サンシャインシティにあるポケモンセンターです。
当時、ビル内には警報音のような音が鳴り響き、騒然としていました。
事件当時、ポケモンセンターで会計中だったという客の女性は…
事件当時店内に
「会計しようと並ぼうとしたときに、奥から棚とか大きいものが倒れた音がしたので、なんだろと思ったら人が奥からパニック状態で助けてとか、逃げてとか、ヘルプとか言いながら出て行くのが見えた。私たちも逃げたけど、レジのポールとかも、なぎ倒されるくらいパニックでみんな逃げてきた。叫びながらみんな逃げてる」
事件当時“ポケセン”に向かう
「怒号というか、ワーみたいな(声)が聞こえて、気がついたら警察が来て救急車まだかとか言って。さすまたとかシールド持った人たちが入ったり、でたりしてて、これはただごとじゃないと思った」
春川さんは、元交際相手の広川容疑者に刺されたものとみられ、捜査関係者によると、首には少なくとも5か所以上の刺し傷が確認されているということです。
強い殺意があったとみられる事件。当時の状況が徐々に明らかになってきました。
■逃げる間もなく襲われたか
事件当日、広川容疑者はポケモンセンターに入ると、まっすぐ春川さんの元へ向かったといいます。
そして、カウンターに入ると果物ナイフのような刃物で、春川さんの首などを複数回刺したということです。
カウンター内で作業中だった春川さんは、逃げる間もなく襲われたとみられています。
凶器となった刃物の柄の部分には、滑り止めとみられるタオルが巻かれていたということです。
その後、広川容疑者は自身の首を刺し、死亡しました。
■警視庁にストーカー被害を相談
過去、交際していた2人の間に一体、何があったのか。27日夜、捜査関係者への取材で、その変遷の一部が明らかになりました。
岩崎陽フィールドキャスター
「2人は、共通のアルバイト先だった八王子市内のファストフード店で知り合ったということです」
春川さんと広川容疑者は、知り合ってから10か月ほどで交際を開始しましたが、去年7月ごろ、春川さんがポケモンセンターに転職、2人は9か月ほど交際したのち、別れています。
そして、去年のクリスマス。春川さんが帰宅すると、自宅前に広川容疑者が置いた紙袋が。その中には…
「今夜中に連絡ください。助けてください」
こう書かれたメッセージカードとともに、ポケモンカードも入っていたといいます。
これをきっかけに、春川さんは警視庁にストーカー被害を相談したということです。
春川萌衣さん
「別れた元彼が付きまとってくる。仕事帰りに自宅までついてくることが何回かあった」
相談を受けた警視庁は危険と判断し、春川さんを自宅まで送り届けたところ、広川容疑者が自宅周辺に待ち伏せていて、移動に使われた車からは刃渡り10センチほどの果物ナイフが見つかったということです。
■ストーカー規制法違反疑いで逮捕も…
強い執着が確認されたことから、広川容疑者はストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。
調べに対して、容疑を認め…
広川大起容疑者
「復縁したかった。刃物は自分で買った。自殺を考えていた」
こう供述していたということです。
今年1月には、ストーカー規制法に基づく禁止命令が出され…
広川大起容疑者
「もう近づきません」
ただ、この際、カウンセリングについては拒否したということです。
その後、ストーカー規制法違反の罪と銃刀法違反の罪、春川さんに対する盗撮の罪で略式起訴され、罰金80万円を納付して釈放されました。
この間、春川さんは警視庁からの要請で、自宅に防犯カメラを設置したり、一時的に親族の家へ避難したりしていたといいます。
ただ、警視庁からの勤務先をポケモンセンターから変更してはどうかという提案については…
春川萌衣さん
「仕事はやめたくない」
広川容疑者から「ポケモンセンターのバイトはお前には似合わない、辞めろ」と言われたことがあるという春川さん。
「ポケモンセンターで働くのが夢だった」ため、仕事は続けると話したといいます。
広川容疑者の釈放後、警視庁は3回、春川さんに定期連絡をとっています。
最後の連絡は今月12日。このとき、春川さんは…
春川萌衣さん
「自宅にも職場にも押しかけはないので異常ありません」
■警視庁の定期連絡から2週間後に事件
日テレNEWS NNN
しかし、それから2週間がたった26日、事件は発生しました。
事件を受け、春川さんの小中学校の同級生は悲しみを口にします。
小中学校の同級生
「言葉が出ない。1週間くらい前、バスに乗ってたら誰かと歩いているのを見た。声をかけておけばよかった」
また、春川さんを知る近隣住民は…
春川さんの近隣住民
「礼儀が正しくて、背が高くて、いい子だったのよ。家族でおつかいにも行ってましたし、みんなでおつかい行って、みんなで荷物持ってきてね。お母さんを手伝って、とってもいい子でしたよ。びっくりして涙が出る。かわいそうでさ」
事件を受け、春川さんが勤務していたサンシャインシティのポケモンセンターは、当面、臨時休業するとしています。
警視庁は、事件の詳しい経緯について引き続き調べを進めています。

事故の証拠隠滅を図った疑いで、男2人が逮捕されました。
野瀬力容疑者(26)ら2人は2025年12月、東京・大田区でドリフト走行をして事故を起こした車のバンパーなどを回収し、証拠隠滅を図った疑いなどが持たれています。
野瀬容疑者はドリフト仲間が集うグループ「日本マジキテル連合」の走行を見に来た見物客で、容疑を認めているということです。
2026.3.28 不正改造車のタイヤが4歳娘に直撃 娘は2年半が経過したいまも意識不明…父親が約3億円の損害賠償を求めて30日提訴へ 生活の不安抱え「訴訟せざるを得なかった」
2023年、札幌市西区で、不正に改造された車からタイヤが外れて女の子に直撃し、いまも意識不明の重体となっている事故を巡り、父親が約3億円の損害賠償を求めて、3月30日に提訴に踏み切ります。
娘はいまも意識不明…
この事故は2023年11月、札幌市西区で不正改造された車からタイヤが脱落し、歩道を歩いていた当時4歳の女の子に直撃したものです。
女の子は頚髄損傷などで、事故から約2年半が経ったいまも意識が戻っておらず、治療が続いています。
関係者によりますと、女の子の父親は、車を運転していた男性や車の所有者、保険会社に対して、慰謝料や治療費など約3億円の損害賠償を求めて3月30日に提訴する方針です。
「訴訟せざるを得なかった」父親の決断
父親は、これまでの北海道放送の取材に対して「支払い計画も示されず、自分たちの生活そのものが不安で、訴訟せざるを得なかった」と話しています。
被告となる車を運転していた男性は、当時の事故における過失運転傷害罪で懲役3年・執行猶予5年の有罪判決が下されていました。
しかし、執行猶予中の2026年2月、運転免許がないまま複数回にわたり軽トラックを運転したとして道路交通法違反の容疑で逮捕、起訴されています。
2026.3.27 ポケセン転職の女性に“辞職”迫り交際破綻か 池袋刺殺容疑者
東京都豊島区東池袋3の商業施設、サンシャインシティ内のグッズショップ「ポケモンセンターメガトウキョー」で店員の女性が刺殺され、襲った男性も死亡した事件で、警視庁巣鴨署は27日未明、2人は東京都八王子市元本郷町4のアルバイト、春川萌衣さん(21)と元交際相手の住所・職業不詳、広川大起容疑者(26)と明らかにした。春川さんは警察に広川容疑者からのストーカー被害を相談しており、広川容疑者は2025年末にストーカー規制法違反容疑で逮捕されていた。
春川さんは25年7月にポケモンセンターで働き始め、これに反対する広川容疑者との交際を解消していた。広川容疑者は年末の逮捕時に「復縁したかった」と供述していたといい、一方的な恋愛感情が背景にあった可能性がある。
首を中心に十数カ所の刺し傷
事件は26日午後7時すぎに発生。店内のレジカウンター内にいた春川さんが広川容疑者に首を中心に十数カ所を刺され、広川容疑者は直後に自分の首も刺したとされる。いずれも意識不明の重体で搬送され、病院で死亡が確認された。
店舗で女性が刺され、サンシャインシティ前に集まる救急車や警察車両=東京都豊島区で2026年3月26日午後8時31分、後藤由耶撮影
当時、レジカウンター内には春川さんを含め4人ほどの店員がいたという。春川さんは首や腕に傷があり、現場にはタオルを巻いてゴムで縛った刃物が1本、血が付いたまま落ちていた。
「おまえには合わない」
警視庁によると、2人は元々、八王子市内のファストフード店で働く同僚で、24年10月から交際していた。しかし25年7月、広川容疑者は、ポケモンセンターに転職した春川さんに「仕事を辞めろ。おまえには合わない」と迫り、これをきっかけに交際は破綻した。
春川さんは、その後も自宅近くで広川容疑者に付きまとわれることが5回ほどあり、12月24日深夜には、「今夜中に連絡下さい。助けて下さい」というメッセージカードとポケモンカードが玄関前に置かれていたという。
サンシャインシティ
そのため、春川さんは12月25日、警視庁八王子署に相談。署員が春川さんを自宅に送り届けたところ、付近でうろつく広川容疑者を発見した。近くに止めた車の中に果物ナイフがあったことなどから、警視庁はその日にストーカー規制法違反容疑で逮捕した。その後、銃刀法違反(所持)容疑で追送検したほか、広川容疑者のスマートフォンから春川さんを映した動画が見つかったため性的姿態撮影処罰法違反(盗撮)容疑でも再逮捕した。
広川容疑者は、三つの容疑とも認め、「(ナイフは)自殺のためだった」と説明。ストーカー行為については「もうしません」と供述していたという。
警視庁は母親呼び出し、見守り依頼
その後、26年1月30日に広川容疑者は、いずれの罪でも略式起訴され、罰金を納めて釈放された。警視庁はこの前日に広川容疑者に禁止命令を出し、併せて加害者に対するカウンセリングや治療を受けるように働きかけたが、拒否されていた。また最初の逮捕時に広川容疑者の母親を呼び、釈放後の広川容疑者を見守るよう依頼していた。
女性が刺殺され、襲った元交際相手の男性も死亡したグッズショップが入るサンシャインシティ=東京都豊島区で2026年3月26日午後8時53分、後藤由耶撮影
一方で警視庁は、春川さんには避難や勤務先の変更を助言。春川さんは2月上旬まで1カ月間、遠方の親類宅に避難していたが、ポケモンセンターでの勤務が「夢だった」といい、自宅に戻った後は仕事を再開していた。
釈放後、警視庁は3月12日まで計3回、春川さんと連絡を取ったが、「異常はない」との返答が続いていたという。
警視庁は、殺人事件として調べており、春川さんを殺害した疑いで広川容疑者を容疑者死亡のまま書類送検する方針。
相談への一連の対応については「その都度、最善の措置を取っていた」としている。
2026.3.27 えん罪被害者の救済につながるのか “開かずの扉”再審制度の法改正 「改悪だ」福井女子中学生殺人事件で再審無罪の前川彰司さんも訴え
40年前に福井市内で起きた女子中学生殺人事件をめぐり、一貫して無罪を訴えてきた前川彰司さん。去年3月6日に開かれたやり直しの裁判=再審の初公判は即日結審。その年の夏に再審無罪を勝ち取りました。
初公判から1年。前川さんは自身の経験から、再審法改正に向けて活動を続けています。再審法改正について検討を進める法制審議会は2月、法務省に改正の要綱を答申しました。
動き始めた再審法改正、その現状を取材しました。
◆再審法改正の要綱は「改悪」
2025年夏、長い年月を経て無罪を勝ち取った前川彰司さん。2026年1月11日、新潟県で行われた集会に出席し、支援者らの前で語りました。
「現実、えん罪で受刑をしている人がいるわけです。なのに、その救済という道、再審法のあり方を100年を超えて議論が無かったのはおかしい」
自身の無罪が認められた今もなお、えん罪被害者の支援や再審法改正に向けて前川さんは活動を続けています。
◆裁判所が認めなければ証拠開示もされず
そんな中、法務省の諮問を受け調査や審議を行う法制審議会は、去年から話し合いを続けてきた再審法改正について要綱をまとめ、2月12日に法務大臣に答申しました。
ようやく動き始めた再審法の改正―
日弁連の再審法改正推進室長で、法制審議会・再審関係部会委員の鴨志田祐美弁護士は、こう話します。
「中身は、えん罪被害の救済という当初の法改正の議論が盛り上がってきた状況に背を向けるようなものになってしまった」
鴨志田弁護士は、法制審議会がまとめた要綱は「改悪」だと指摘します。
要綱に突如として盛り込まれたのが「調査手続きの導入」です。これは、裁判所は再審請求の調査を行い「再審請求の理由がないことが明らか」などの場合、速やかに再審の請求を棄却しなければいけないというものです。
これが再審開始へのさらなるハードルとなり、えん罪の可能性のある事件でも請求が迅速に棄却されてしまう恐れがあります。
鴨志田弁護士:
「ここをくぐり抜けなければ証拠開示もしてもらえない。それから、証人尋問のような事実取り調べもしてはいけないって、わざわざ書いてあるんですよね」
◆検察の不服申し立ての禁止は盛り込まれず
一方、これまでに冤罪被害者や弁護士らが強く訴えてきた「全ての証拠の開示」。
要綱に盛り込まれたのは、裁判所が必要性などを認める場合に、検察に対して証拠の提出を命じなければいけない「証拠の提出命令」でした。
これはあくまで“裁判所への提出”となっていて、再審の請求人は直接見ることができず、開示が限定的です。
さらに鴨志田弁護士は「やっとそういうことをくぐり抜けて開示された証拠も“目的外使用の禁止”という規定によって、支援者に見せたりマスコミに提供したりすることが制約される。これにより、支援者の活動やマスコミ報道で世論が盛り上がっていく道が断たれる。これは事実上、再審請求にとっては非常にハードルになる」
そして、最も問題視されている再審開始決定に対する「検察の不服申し立ての禁止」は盛り込まれませんでした。
鴨志田弁護士:
「この法制審がとりまとめまとめた答申が、一般有識者や国民世論も含めた、専門家の意見も万遍なく聞いた上での適切な案になっているかどうかは疑問符がつく」
この要綱について前川さんは「改悪と言っても過言ではない。少なくとも証拠開示と検察の不服申し立ての権利に制限を加えなければ、再審事件に光が差すことはない」と訴えます。
まさに「検察の、検察による、検察のための法改正」のまま“改悪”の状態で法改正が進んでしまうことが懸念されます。
法務省に提出された要綱は、自民党内の司法制度調査会で議論が行われ、4月上旬に国会に提出される見込みです。
鴨志田弁護士:
「国会の場で修正するのは以前よりもハードルが上がる。だからこそ与党の審議という事前審査の段階で必要な修正を入れ込むことが大事になってくる」
◆えん罪救済のための法改正のはずが…
えん罪の被害者を救う“やり直しの裁判”のルールを見直そうという動きのはずが、出てきた要綱は「裁判所が早い段階で門前払いできる仕組みになるのではないか」と批判されています。
被害者を救うはずの裁判所が冤罪に加担してしまう恐れもあります。さらに、せっかく再審が認められても、検察が争い続けて裁判が長引く問題は解消されませんでした。
再審のハードルも高いままで、前川さんら当事者の声は国に届くのでしょうか。
◆再審法改正の要綱―4つの問題点
改めて、指摘されている再審法改正の要綱の問題点をまとめると以下の通りです。
【1.調査手続きの導入】
再審の請求を受けた裁判所は、請求の調査を行う。
「再審請求の理由がないことが明らかであると認めるとき」など一定の場合、裁判所は速やかに再審の請求を棄却しなければならない。
これが再審開始へのさらなるハードルとなり、えん罪の可能性がある事件であっても証拠開示などがされないまま、請求が迅速に棄却されてしまう恐れがある。
【2.証拠開示の範囲が限定的】
要綱に盛り込まれたのは「証拠の提出命令」。
裁判所は「再審請求の理由に関連すると認められる証拠」について、必要性などを考慮して相当と認めるときに検察に対して証拠の提出を命じなければならない。
しかし、これはあくまで“裁判所への提出”となっていて、再審の請求人が直接見ることがでず、開示が限定的。刑事訴訟法上、弁護人は閲覧、謄写ができるが、弁護人を選任していない再審請求人には証拠の閲覧権がない。
【3.開示された証拠の目的外使用禁止】
これらの証拠の複製などを再審請求や公判の目的以外で第三者に見せたり、配ったりすることも禁止される。
つまり、支援者や報道機関は証拠の内容を知ることができなくなるため、再審事件の支援活動に支障が出るだけではなく、国民へ向けて報道で伝えることもできなくなる。
【4.検察の不服申し立てを禁止する内容が含まれていない】
最も問題視されるのが、再審開始決定に対する検察の不服申し立てを禁止するような内容が盛り込まれなかったこと。検察が納得できなければ再審開始を引き延ばすこともでき、えん罪被害者の救済が遅れる可能性がある。
2026.3.27 池袋 店員刺殺事件 刃物の柄などにタオル 滑らないよう準備か
26日夜、東京 池袋の商業施設「サンシャインシティ」に入るポケットモンスターのキャラクターショップで店員の21歳の女性が刃物で刺されて死亡した事件で、刃物は柄の部分などがタオルで巻かれた状態で現場に落ちていたことが警視庁への取材で分かりました。元交際相手の容疑者はその場でみずからを刺して死亡していて、警視庁は刃物が手から滑らないよう事前に準備した上で女性を襲った疑いがあるとみて調べています。
26日午後7時半前、東京 池袋の商業施設「サンシャインシティ」の2階に入るキャラクターショップ「ポケモンセンターメガトウキョー」でアルバイトの店員、春川萌衣さん(21)が首などを刃物で刺され、搬送先の病院で死亡しました。
捜査関係者によりますと、5か所以上の刺し傷があったということです。
警視庁によりますと、刺したとみられるのは元交際相手で住所・職業不詳の廣川大起容疑者(26)で、その場でみずからの首のあたりを刺して死亡したということです。
警察官が通報を受けて駆けつけた際、刃物は現場に落ちていたということですが、柄の部分などがタオルで巻かれ、刃先が見える状態になっていたことが警視庁への取材で分かりました。
現場には当時、複数の客や店員がいましたが、防犯カメラには容疑者が1人で店を訪れ、女性がいたレジカウンターの中に入っていく様子が写っていたということです。
警視庁は刃物が手から滑らないよう事前に準備した上で女性を襲った疑いがあるとみて殺人事件として捜査しています。
また、女性は去年12月にストーカー被害について警視庁に相談し、容疑者はストーカー規制法違反などの罪で略式命令を受けていたということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
現場の「ポケモンセンター」は臨時休業
現場の「ポケモンセンターメガトウキョー」は、当面、臨時休業となっていて、27日はシャッターが閉まり、休業を知らせる貼り紙がはられていました。
通常の開店時刻の午前10時の前から、外国人観光客が複数組、訪れていましたが、臨時休業と知ると、去っていきました。
スロバキアからの観光客の20代の男性は、「このポケモンセンターは規模が大きくて訪れるのを楽しみにしていました。開店前から待とうと早起きをして来たのですが閉まっていて、その悲劇的な理由に衝撃を受けました。日本は安全な国だと思っていたのでこうしたことが起きるとは思いませんでした。亡くなった被害者が気の毒です」と話していました。
亡くなった女性の近所に住む女性は
亡くなった女性の近所に住む70代の女性は「礼儀正しくて会うといつもあいさつをしてくれた。小学校に上がるときに引っ越してきて、家族でよく買い物に出かける姿を見かけ仲がよくて微笑ましい家族だ。事件に巻き込まれるなんて気の毒で、ショックで震えた。ご冥福をお祈りしたい」と話していました。
2026.3.27 去年の自殺者数 児童・生徒538人 統計上最多に 若者の生活苦も
去年の自殺者数の確定値は全世代では減少した一方で、小中高生は538人にのぼり、統計がある昭和55年以降で最も多くなりました。
厚生労働省によりますと、去年1年間に自殺した小中高生は確定値で538人にのぼり、年代別に見ると
▽高校生が356人
▽中学生が172人
▽小学生が10人と
統計がある昭和55年以降で最も多くなりました。
このうち女性の中高生の自殺者は、令和2年に急増して以降、多い傾向が続いていて、遺書や生前の言動などから判断された原因や動機別では、うつ病などの「健康問題」が増えているということです。
政府は小中高生の自殺が増加していることから、相談支援でAIを活用するなど、新たな取り組みについても今後、検討していくとしています。
一方、全世代での自殺者数は、去年1万9188人で、前の年と比べて1132人減少し、昭和53年の統計開始以降、初めて2万人を下回り、最も少なくなりました。
原因や動機を見ると、最も多い「健康問題」は近年、減少傾向ですが、生活苦や多重債務などの「経済・生活問題」は現在の集計方法になった令和4年以降は増加傾向で、特に20代はほかの世代よりも急激に増えています。
厚生労働省は「経済や生活問題を動機とした自殺は、中長期的に見ると減少している一方、令和4年以降の増加は注意すべき動きだと受け止めている。自殺の要因は多様で複合的だが生活困窮者向けの支援などの対応が必要だと考えている」としています。
20代「生活苦」が要因 3年前の1.8倍に
自殺の原因や動機を見ると、「生活苦」を要因とした自殺が特に20代で増加しています。
自殺の原因や動機は、令和4年以降、警察官が遺書や家族の証言などから要因として考えられるものを4つまで計上しています。
去年自殺した20代は、あわせて2412人で、失業などの「経済・生活問題」が要因とされたのは655件でした。
さらに詳しく内訳をみると、この中で最も多くを占めるのが、生活困窮などを意味する「生活苦」で、あわせて173件でした。
「生活苦」が要因と考えられる自殺は20代以上の世代では令和4年と比べてすべて増加傾向ですが、特に20代は1.8倍とほかの世代よりも急激に増加しています。
2026.3.27 池袋のポケモンセンター女性店員刺殺 1月に元交際相手の男に接近禁止命令出され「もう近づかない」 女性の首など5回以上刃物で刺したか
東京・池袋の「サンシャインシティ」で元交際相手の男に女性店員が刺され死亡した事件で、男は少なくとも5回にわたり女性の首などを刺していたことが捜査関係者への取材で分かった。一方的に執着心を募らせていたとみて、警視庁が詳しい経緯を調べている。
過去に「復縁したかった」と話す
26日夜、東京都豊島区東池袋のサンシャインシティにある「ポケモンセンター」で、店員の春川萌衣さん(21)が首などを刃物で刺され死亡し、刺した広川大起容疑者(26)も自分の首を刺して死亡した。
春川萌衣さんを知る人は取材に「家族みんな仲良かった。いつもおつかいにいって重い荷物なんか持ってお母さんのね。本当にショックでかわいそう」と話した。
広川容疑者は春川さんの元交際相手で、去年12月にストーカー規制法違反の疑いで逮捕された。
今年1月に接近禁止命令が出された際には、「復縁したかった、もう近づかない」と話し、今月12日までには広川容疑者からの接触は確認されなかったという。
捜査関係者によると、広川容疑者は少なくとも5回にわたり春川さんの首などを刺していて、警視庁は一方的に執着心を募らせていたとみて、詳しい経緯を調べている。
2026.3.26 【旭川いじめ・女子中学生死亡】市が遺族に7000万円支払うことで和解が成立―旭川市長「心からお詫びを申し上げる」遺族は「二度と娘の様な思いをする人がいなくなることを強く願う」
女子中学生がいじめを苦に自殺し、遺族側が損害賠償を求めた裁判で、北海道の旭川市が7000万円を支払うことで和解が成立しました。
「(遺族に)心からお詫びを申し上げます」(旭川市 今津寛介市長)
旭川市の公園で2021年、当時中学2年だった広瀬爽彩さん(当時14)が凍死状態で見つかった問題。
市の再調査委員会はおととし、いじめと自殺の因果関係を認め、遺族は市に約1億1500万円の損害賠償を求めていました。
旭川地裁は今年1月和解を勧告し、3月26日に、市が7000万円を支払うことで和解が成立しました。
遺族は「二度と娘の様な思いをする人がいなくなることを強く願っております」とコメントしました。
2026.3.26 「窃盗団にやられた!」ミニトマト苗2500本約112万円が盗まれる 植えた3日後に抜かれプロ集団の犯行か 茨城
ミニトマトの栽培農園による「緊急事態発生SOS!!窃盗団にやられた!!先週植えたミニトマト苗約2500本!!ハウス5棟分だよ?全部抜き取られてる!!」という悲痛な投稿。
植えたばかりのミニトマトの苗2500本を一体、誰が…。
ミニトマトの苗が大量に盗まれたのは、茨城・下妻市にある農業用ハウス。
中を見ると苗は全くなく、無数の足跡だけが残されていました。
被害に遭った農園:
ミニトマトの苗を植えたんですが、2500本盗まれました。450円の苗が2500本で、112万5000円です。そのくらいの被害額だと思ってます。
この農園では、25棟のハウスでミニトマトを栽培。
そのうち5棟、合わせて約2500本の苗が盗まれました。
被害額は、苗だけで112万5000円に上るといいます。
被害に遭った農園は「盗まれるのは初めてなんで、家族全員が落胆しています。今後の生活もあるから本当にがっかりしている」といいます。
2026年から始めたミニトマト栽培。
被害に遭ったのは、3月15日に苗を植えてわずか3日後のことでした。
そのタイミングには、犯人側の狙いがあるとみられています。
被害に遭った農園:
植えてすぐだったら、3日くらいだとすぐ抜けるんです。植えるところをよく見てたんじゃないかと思う。1週間たてばなかなか抜けない。一晩では無理だと思います。
植えたばかりの苗はまだ根が張っていないため、簡単に抜けると知った上での犯行ではないかというのです。
「一晩でやるには何人かのグループでやったのではないかと思う。苗のうちに盗むのは珍しい」と警察が言っていたといいます。
この農園からは苗だけでなく、栽培のための畝を作る機械も盗まれたことから、プロによる犯行ではないかと考えられるといいます。
地元の警察署には、事件が発覚した19日に被害届を提出。
警察は現在、捜査中だということです。
被害に遭った農園:
家族が生活するためのものだから、見事に持っていかれるのは本当に憤りを感じます。
被害に遭った農園は防犯カメラを設置し、事件の再発を防ぐ構えです。
2026.3.25 【SNSで勧誘】「男性器を大きくする薬」男性から860万円詐欺の疑い 中国籍男女2人を逮捕・起訴
「男性器を大きくする」とうたい、薬品の購入費として現金860万円をだまし取ったとして、中国籍の男女2人が逮捕・起訴されました。
詐欺の罪で起訴されたのは、大阪市浪速区に住む自営業、楊豊磐被告(44)と、東京都杉並区に住む会社員の姜曼被告(28)です。警察によりますと、楊被告らは2025年、群馬県に住む70代の男性から「男性器を大きくする効果がある薬品」の購入費名目で現金860万円をだまし取るなどした罪に問われています。
楊被告らは医師になりすまし、男性にSNSのメッセージ機能で、「私が販売している薬品は効果が保証されています。薬品を購入するのに960万円が必要で100万円負担するので860万円でどうですか。治療が成功すれば全額返金される」などとウソをつき、姜被告が受け子として男性から現金を受け取り、「男性器を大きくする」とうたったクリームを複数個手渡したということです。
楊被告らは、ほかにも同じような手口で4人の男性らから金をだまし取っていたということで、被害額は計1億1950万円にのぼるとみられます。
警察の調べに対し、楊被告らは「違法性の認識がなかった」などと容疑を否認していました。
警察は、ほかにも事件に関与した人物がいるとみて調べています。

東京・綾瀬警察署で目撃されたのは、前を真っすぐ見て歩く男。
窃盗などの容疑で逮捕された久保喬士容疑者(27)です。
3月15日、東京・足立区でマンションの建設現場に侵入した久保容疑者。
柵を越えてプレハブ小屋に入り、中に置かれていた電動工具6点、約16万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
警視庁によりますと、久保容疑者は盗んだ工具をその日のうちに売りさばいたといいます。
調べに対し、久保容疑者は「借金返済のために盗みました」と話していて、都内や埼玉県内の工事現場で電動工具の窃盗を繰り返していたとみられ、警視庁が余罪を調べています。 x1200

詐欺グループが騙し取った金の入った凍結口座から現金を不正に引き出した疑いで、弁護士ら2人が逮捕された。
弁護士の高田康章容疑者ら2人は2023年、凍結された口座の金に関してうその書類を信用金庫に提出し、約58万円をだまし取った疑いなどが持たれている。
高田容疑者は、副業サイトを悪用した詐欺グループのメンバーで、月に100万円の報酬を受け取っていたという。
警視庁は、2人の認否を明らかにしていないが、詐欺事件の被害金が振り込まれた34以上の凍結口座から1600万円以上を不正に引き出していたとみて調べている。
2026.3.25 元富山大准教授に懲役3年執行猶予5年 売春への関与を認定 富山地裁が判決
違法な風俗店で女性に性的なサービスをさせた罪などに問われた元富山大学の准教授に対し、富山地方裁判所は懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。
元富山大学の准教授滝谷弘(50)被告はほかの男らと共謀し、営業が禁止されている区域の富山市のアパートで従業員に性的サービスをさせたほか、知人女性を恐喝し、売春させた罪に問われていました。
これまでの裁判で滝谷被告は、風営法違反と恐喝の罪について認めていますが、「売春をするとは思わなかった」と、売春について否認し、無罪を主張していました。
25日の判決で、梅澤利昭裁判官は「メールのメッセージから売春に関わり対価を受け取っていた」売春について認めたうえで、「犯行への関与は限定的」として、懲役4年の求刑に対し、懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。
滝谷被告の弁護士は控訴しないとしています。
2026.3.24 出入り業者の30代女性にわいせつな行為などした疑い…中国籍の68歳の男を再逮捕 行為認めるも「日時と場所は記憶と違う」と一部否認
長崎市に住む68歳の中国籍の男が出入り業者の女性に対し、わいせつな行為や乱暴な行為をした疑いで県警に再逮捕されました。
不同意わいせつと不同意性交等の疑いで再逮捕されたのは、長崎市に住む中国籍の男(68)です。
県警によりますと、男は2025年12月25日と27日、西海市にある自身の会社の施設内で、出入り業者の30代の女性に抱きついてキスをするなどわいせつな行為をした疑いが持たれています。
また、2025年1月5日には、同じ施設内でこの女性に乱暴した疑いも持たれています。
男は2月25日に不同意わいせつの疑いで県警に逮捕されていて、その捜査の中で犯行が明らかになったとして、24日、再逮捕されました。
男はわいせつな行為をしたことは認めているものの、「日時と場所は記憶と違う」と容疑の一部を否認しています。
2026.3.24 元行員の女に東京高裁も懲役9年 金塊3.3億円相当を三菱UFJ銀行貸金庫から窃盗 「17~18億円分に手つけた」
三菱UFJ銀行の貸金庫から金塊などを盗んだ罪に問われている元行員の女に、東京高裁も懲役9年の実刑判決を言い渡しました。
三菱UFJ銀行・元行員の山崎由香理被告(47)は、貸金庫から金塊3億3000万円相当などを盗んだ罪に問われています。
一審の東京地裁は「短絡的に犯行を繰り返した経緯に酌むところはない」として、懲役9年の実刑判決を言い渡しましたが、山崎被告は不服として控訴していました。
控訴審では一審判決について、「重く受け止めている。身にしみて感じている」などと話しましたが、東京高裁は24日の判決で控訴を退け、一審に続いて懲役9年を言い渡しました。
山崎被告はこれまでの裁判で「17億円から18億円分に手をつけた」と明かしていました。

妻を殺害した疑いで5年前に逮捕され、その後、処分保留で釈放された男が先週、殺人罪で起訴された。
マンション転落死事件で5年前釈放の男を殺人罪で起訴
5年の歳月を経て進展した事件。
亡くなった女性の母親が取材に応じ、心境を明かした。
死亡した妻の母親が複雑な心境を明かした
死亡した麻夏さんの母親(23日):
「やっとここまで来たな」という気持ちです。
事件は2020年11月、東京・国立市にあるマンションで起きた。
9階に住んでいた高張潤被告の妻・麻夏(あさか)さん(当時41)がベランダから転落して死亡した。
警視庁は当時、遺体のまぶたに窒息したときに見られる出血痕があることなどから、事件とみて捜査。
翌年の2月に麻夏さんを殺害した疑いで、高張被告を逮捕した。
高張潤被告を逮捕していたが、2021年3月に処分保留で釈放されていた
ところが3月、検察が処分保留で釈放していた。
死亡した妻の母親が複雑な心境明かす
23日、取材に応じた麻夏さんの母親は、高張被告の釈放が決まった際の複雑な心境をこう明かした。
死亡した麻夏さんの母親(23日):
(高張被告が)家に帰って普通の生活ができるようになってしまうというのは、いったい何だろうなという気持ちではありました。もうずっと同じ気持ちですね。まずは悲しいというのと、悔しいとか怒りとか。
元検事の西山晴基弁護士は、一度無罪判決が出た場合、再び同じ罪に問えないため慎重になった可能性があると指摘する。
レイ法律事務所・西山晴基弁護士
レイ法律事務所・西山晴基弁護士:
釈放したタイミングではおそらく、担当の警察や検察官もかなり悔しい気持ちはあったのかなと思います。他方で、やはりそれで無罪になってしまったときのリスクはかなり大きいと考えて、慎重を期しての苦渋の決断だったのかなというふうに思いますね。確実に、本当に有罪に持ち込むっていうところの意地と慎重さっていうところが、今回5年かかった理由かなと思います。
麻夏さんの母親は、孫である麻夏さんの子どもと一緒に過ごしているという。
死亡した麻夏さんの母親(23日):
保育園ですとか、そういう集団のところに行って、ほかの友達の親御さんが迎えに来たりとか、一緒にいる姿をいつも見てますので、そこらへんは私たちにとっては、とてもふびんで耐えがたいものでしたね。この間の卒園式の時にも、お墓参りに「卒園したよ」ってことで来てますし、折に触れママがいないっていうことも本人は分かっていて、(私の妹や)私の息子や嫁たちもみんなサポートしてくれてるので寂しさを感じさせるようなことがないように頑張っています。
2026.3.23 “紀州のドン・ファン”元妻・須藤早貴さん(30)に再び無罪判決 大阪高裁「致死量の覚醒剤摂取容易ではない」
“紀州のドン・ファン”と呼ばれた資産家の男性を殺害した罪などに問われた元妻の須藤早貴さん(30)。
1審の和歌山地裁では2024年12月、無罪が言い渡され検察が控訴。
2025年12月から大阪高裁で控訴審が行われました。
迎えた23日の判決の日。
午後2時前、須藤さんはサングラスをかけ、黒いスーツ姿で大阪高裁へ。
大阪高裁前には多くの人が傍聴券を求めて集まっていました。
注目が集まる中、午後3時。
大阪高裁は、1審に続いて無罪判決を言い渡しました。
法廷に入った際、眼鏡にマスク姿で落ち着いた様子だった須藤さん。
弁護人の隣に座り、無罪が言い渡された際には真っすぐ裁判官を見つめて、姿勢を正して判決を聞いていました。
2018年5月、“紀州のドン・ファン”こと野崎幸助さん(崎はたつさき)が和歌山・田辺市の自宅で覚醒剤の多量摂取により死亡。
元妻の須藤さんが野崎さんに覚醒剤を飲ませ、急性覚醒剤中毒で殺害した罪に問われました。
須藤さんは一貫して無罪を主張。
犯行に結び付く直接的な証拠がない中で始まった裁判。
検察側は須藤さんが資産目的で結婚していたこと、さらに事件前、致死量を超える覚醒剤を注文し、「老人 完全犯罪」などと検索していたことなどの理由から、犯人は須藤さん以外にあり得ないと主張、無期懲役を求刑しました。
しかし、1審で和歌山地裁は、「野崎さんが初めて覚醒剤を使用し、誤って致死量を摂取して死亡した可能性がないとは言い切れない」などとして無罪を言い渡しました。
2025年12月に始まった控訴審では、検察側が新たな証拠を申請したものの、裁判所に却下され、即日結審していました。
23日の控訴審判決で大阪高裁は、「須藤さんが野崎さんに不信感や違和感を持たれることなく致死量を超える覚醒剤を摂取させることは容易ではない」などとして、無罪とした1審の裁判員裁判を指示。
検察側の控訴を棄却しました。
2026.3.23 証券口座乗っ取り株価をつりあげた罪 中国籍男に有罪判決 東京地裁
証券口座を乗っ取り、不正売買で株価をつりあげた罪に問われている中国籍の会社社長の男に執行猶予付きの有罪判決です。
中国籍の林欣海被告(38)は2025年、仲間と共謀し、10の他人名義の証券口座を乗っ取り、東証スタンダード上場会社の株式の売買を繰り返して株価をつりあげた罪に問われています。
東京地裁は23日の判決で、「一連の取引を行って相場を操縦していて、果たした役割は大きい」と指摘しました。
一方、「共犯者に利用された側面も否定できない」などとして、懲役3年・執行猶予5年、罰金400万円、追徴金約7800万円を言い渡しました。
2026.3.22 高知・日興証券立てこもり事件「私がドアの鍵を開けた」警察突入の裏側に人質女性の決死の決断【49年目の真実】
1977年(昭和52年)8月、高知市の中心街で発生した「日興証券立てこもり事件」は、国内の人質事件として当時、あさま山荘事件、金嬉老事件に次ぐ3番目の長さとなる56時間にも及んだ 。発生から49年が経過した今、当時人質だった女性や捜査員が初めて沈黙を破り、事件解決の裏側にあった驚くべき真実を語った 。
猛暑の街を震撼させた「水中銃」の脅威
1977年8月16日午後5時15分、高知市堺町の日興証券高知支店ビル4階更衣室に、男が女性職員6人を人質にとって立てこもった 。犯人が手にしていたのは、包丁と、魚を突くための「水中銃」だった。
事件に使われた水中銃
現場に急行した高知県警の元刑事・矢野嘉秀氏は、至近距離でその凶器を目撃している 。「人に発射すれば、体は完全に貫通する。殺傷能力は十分にある」と話す 。
人質立てこもり事件が発生した日興証券高知支店ビル(高知市堺町)
矢野氏は犯人の声や体格から、わずか4か月前にも別の監禁事件を起こし、自らが逮捕した男であるといち早く特定した 。男は起訴後に保釈されたばかりだった 。
極限状態の密室:人質たちの「沈黙の連帯」
犯人は入り口にロッカーを移動させてバリケードを築き、人質をその囲いの中に集めた 。トイレに行く際、犯人は人質の一人に水中銃を向けながら同行させた。人質が一人でトイレに行くことも許した。「自分が逃げたら、残された他の人がどうなるか分からない」という恐怖が、彼女たちを繋ぎ止めていたのである 。
犯人はロッカーでバリケードを築き、人質を閉じ込めた
監禁が長期化するにつれ、更衣室内の空気には変化が生じていた 。犯人を刺激しないよう、人質たちはあえて普通に会話を交わし、逆らわない態度を貫いた 。
犯人の説得にあたった藤原弁護士
当時、説得にあたった藤原充子弁護士や人質の女性は、犯人の印象を「猛々しい人ではなく、普通の、気の弱そうな男だった」と口を揃える 。
緊迫の3日目、そして死の覚悟
事件発生から30時間を超えた3日目、犯人の精神状態は不安定さを増していく 。窓から水中銃を突き出し、報道陣に対して「復讐したい人物との交換」を要求 。さらに、手元には「致死量の農薬」を忍ばせ、自決の準備すら進めていた 。
「警察が飛び込んできたら私、犠牲になります。お願いですから止めてください!」 。階下で見守る母親に向かって叫ぶ人質の悲痛な声が、繁華街の闇に響き渡った 。この時、人質と犯人の間には、極限状態ゆえの奇妙な共鳴が生まれていた 。人質は報道陣に対し、「おじさん(犯人)は悪い人ではないと信じている。全員一緒に出たい」とまで語っていた。
49年目に明かされた「突入の鍵」
8月19日午前1時45分。発生から56時間30分後、警察はついに強行突入を敢行した 。屋上からロープで降下した捜査員が窓ガラスを割って入り、犯人は農薬を飲んで自殺を図ったものの、人質5人は全員無事に救出された 。
事件から49年。人質の女性は、これまで伏せられていた決定的な「舞台裏」を明かした 。
「私がここのドアの鍵を開けて、警察官が入ってきた」 。
3日も4日も経過し、全員が限界を迎えていたあの瞬間、彼女は「ここで開けないと私ももたない」という決死の思いで、自ら密室の扉を開放していたのである 。元記者の鍋島康夫氏は「彼女が開けたからこそ、警察は突入できた。これは高知県の犯罪史を語る上で非常に大きな意義がある」と驚きを隠さない 。
56時間に及んだ監禁劇を終わらせたのは、警察の突入だけでなく、仲間の命を守り抜こうとした一人の女性の、あまりにも静かで、あまりにも強い勇気であった 。
2026.3.21 JR大和路線の車内で「座席シート」切り裂き現行犯逮捕の男 「遅延に腹が立った」50〜60回の犯行を供述 4年前から約300件の被害との関連も捜査へ 大阪府警
JR大和路線の車内で、座席シートをカッターナイフで切り裂いた疑いで現行犯逮捕された男が、「少なくとも50回から60回は同様の犯行をした」と話していることがわかりました。
大阪府柏原市の会社員・花形政昭容疑者(56)は19日、JR大和路線の久宝寺駅から柏原駅間を走行中の車内で、座席シートをカッターナイフで切り裂いた疑いが持たれています。
花形容疑者は「遅延や運休が多いことなどに腹が立っていた」と容疑を認めています。
その後の取材で、「少なくとも50回から60回は同様の犯行をした」と供述していることがわかりました。
大和路線などでは4年前から同様の被害がおよそ300件確認されていて、警察が関連を調べています。
2026.3.20 母親殺害の容疑で逮捕された50歳息子 父親殺害の疑いで再逮捕 首を両手で圧迫し殺害か 「弁解の余地はありません」と容疑認めるも動機不明 東大阪市
東大阪市で母親を殺害したとして逮捕された男。父親への殺人の容疑でも再逮捕です。
再逮捕されたのは東大阪市南荘町の無職・松田健志容疑者(50)です。松田容疑者は2月27日、集合住宅の一室で父親の一志さん(当時84)の首を両手で圧迫し殺害した疑いが持たれています。
警察の調べに対し松田容疑者は、「弁解の余地はありません」と容疑を認めていますが動機はわかっていません。
松田容疑者は一志さんと母親・美代子さん(当時83)とこの部屋で同居していて、美代子さんへの殺人の疑いですでに逮捕されていました。
警察は事件に至った経緯を調べています。
2026.3.20 現金詐取の指示役か 中国籍の男を逮捕 岩手県警
2024年富山市に住む70代の女性が、現金数百万円をだまし取られた特殊詐欺事件について、岩手県警は3月18日、指示役として関わった疑いで、中国籍の36歳の男を逮捕しました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは中国籍で東京都江戸川区に住む無職の慮氾※(※は「火」へんに「華」)容疑者(36)です。
岩手県警によりますと、慮容疑者は2024年10月下旬から11月下旬にかけて、共犯者とともに、富山市に住む当時72歳の女性から、現金数百万円をだまし取った疑いがもたれています。
手口は、警察官や検察官になりすました共犯者が、女性に電話をかけ、「あなたの口座に犯人から金が流れている疑いがある。口座の金を引き出して札の番号を調べなければならない」などと嘘を告げるもので、女性は指示に従って自宅の敷地に現金を置いたところ、いわゆる「受け子」に持ち去られたということです。
慮容疑者は犯行の指示役をしていたとみられていますが、県警の調べに対し、容疑を否認しています。
慮容疑者は2024年9月から11月までの間に、山形市の70代の女性から同様の手口で現金約1千万円をだまし取った疑いでも2月25日に逮捕されています。
いずれの事件も、これまでに受け子役などとして逮捕された男らを捜査する過程で慮容疑者の関与が浮上し、逮捕に至ったということです。
県警は余罪や共犯者について捜査を進めています。
2026.3.20 スリのために来日か 中国籍の男2人を入国翌日のJR山手線内で現行犯逮捕 「何もやっていません」と容疑を否認
東京・渋谷署でカメラが捉えたのは、2人の中国人の男。
ある目的で来日したとみられています。
陶文生容疑者(57)と計海純容疑者(43)が中国から成田空港に入国したのは18日。
事件は、その翌日に起きました。
山手線の優先席付近で手すりにつかまり、左ひじにハンドバッグをかけていた女性。
そこに乗り込んできたのが、陶容疑者と計容疑者です。
警視庁によりますと、2人は女性のバッグを隠すようにエコバッグをかぶせ、現金4500円などが入った財布を抜き取ると、次の駅で下車。
被害女性が気づいていないことを確認します。
ところが、捜査員に「何かなくなったものはありませんか?」と声を掛けられ、女性が被害に気付きます。
一方、陶容疑者ら2人は警戒中の捜査員から声をかけられると、手に持っていた女性の財布を落とし、その場で現行犯逮捕されました。
調べに対し、2人は「何もやっていません」と容疑を否認。
警視庁によりますと、犯行の1時間ほど前から2人が都内の駅構内などで物色する姿が確認されていたということです。
警視庁は、2人がスリ目的で来日したとみて捜査しています。
2026.3.20 16年前に起きた神戸・男子高校生殺害事件 遺族が加害者の元少年(33)と両親に賠償求めた裁判 加害者両親の「監督責任・”逃がして発覚遅らせた”責任」認めず 加害者にはおよそ9600万円の賠償命じる 遺族「お金じゃないんです。息子を返してください」と裁判で訴え
2026.3.19 リベンジポルノの相談2514件で最多、9年連続増加 男性被害3割
相手の裸の画像をインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」についての相談は2025年1年間に2514件あり、前年から18.1%増えた。増加は9年連続で、過去最多だった。警察庁が19日に発表した。
被害者の8割超は20代以下で、男性の被害も3割あった。加害者の4割超は元を含む交際相手だったといい、同庁は「親しい相手でも裸の画像を撮らせたり送ったりしないでほしい」と注意を呼びかけている。
事件として摘発されたのは過去最多の393件で、このうちリベンジポルノ防止法違反が65件だった。ストーカー規制法違反や児童買春、脅迫などでの摘発もあった。
2026.3.19 「山上被告の気持ち、わからなくもない」オウムの子が語った本音…麻原死刑と安倍元首相銃撃で向き合った“宗教2世”の現実
2022年に安倍晋三元首相が銃撃される事件が起き、「宗教2世」の問題が社会に突きつけられた。かつてオウムの中で幼少期を過ごした加奈さん(仮名)もまた、宗教のもとに生まれた「2世」のひとりだ。事件のニュースを見ながら、彼女はある思いを抱いたという。「山上被告のようにならなかったかと言われたら、それはわからない」。オウムの子として生きてきた彼女が語る「宗教2世」の現実とは…
「オウム真理教の子どもたち 知られざる30年」より一部を抜粋、編集してお届けする。
オウム幹部死刑と安倍元首相銃撃事件
オウムから離れ、地元で平穏な日々を送るなかで、加奈さんが自分の過去と向き合う機会が二度あった。
一度目は、2018年7月、麻原彰晃以下、教団幹部13人の死刑が執行されたときだ。ニュースを見ても加奈さんが動じることはなく、「感情の波も何もないくらい、へぇっていう感じでした」と振り返る。
かつては神聖で、絶対的な権力者だった麻原の死は、もはや加奈さんの人生に何の影響も与えることはなくなっていたのだ。しかし─。
「どこかふわっと持っていた自分のルーツみたいなものが、明確に否定されたなという感じ。やっぱり、オウムの中で過ごしていたあの時期は、一般的には間違っていた期間なんだなとか、あそこでつくっていた世界は、間違った世界だったんだなということが突きつけられたという感じです」
13人の元死刑囚の中には、教団内でよく見かけていた顔もあった。どこか遠い麻原の死よりも、「体育の先生のような、怖いけど優しいお兄さん」が凶悪事件の実行犯として死刑になったことのほうが、加奈さんの心に残った。
事件に関わっていたわけでもなく、ただ子どもの一時期をオウムの中で過ごしていただけにすぎないが、教団の犯罪を再認識した出来事だった。
二度目は2022年7月、安倍元首相の銃撃事件が起きたときのことだ。
山上徹也被告は捜査段階で「旧・統一教会に恨みがあり、元首相がこの団体と近しい関係にあると思い、狙った」という趣旨の供述をしていた。その後の調べで、母親が旧・統一教会に多額の献金をしていたことも判明した。
山上被告の供述をきっかけに、親が信仰する宗教を理由に子どもが困難を抱える、いわゆる「宗教2世」の問題がにわかに注目された。旧・統一教会、エホバの証人など、声を上げる「2世」が出てきたが、加奈さんはどこか他人事と思えなかったという。
「普通の人に共感してもらえないという悩みは一緒ですね。やっぱりベースに宗教がある人の苦悩は、どんなに説明しても理解してもらえないんです。ぶつける先、発散先がなかったがゆえの最終結果だと思いました。
私自身はうまいこと、なんとかいい感じにやっていますけど、じゃあ、山上被告のようにならなかったかというと、それはそれでわからないじゃないですか。同じ2世の子でも、ぶつけ方が違ったら、同じ結果が出た可能性もあるよな、と思います」
オウムの子がほかの「宗教2世」と決定的に異なる部分
ただし、オウムの子はほかの宗教の場合と決定的に異なる部分もあると感じている。それは、前代未聞の凶悪犯罪を起こしたという点と、教団内で出家生活を強いられたということだ。
加奈さんはこれまで、「2ちゃんねる」などのインターネット掲示板、旧・Twitter(現・X)などのSNSで、オウムが人々の間でどのように語られているのか、つぶさにチェックしてきた。事件を起こした危険な犯罪集団─という書き込みがほとんどで、子どもに関するものはなかった。
ここ数年、「宗教2世」の問題に光が当たるなかで、「オウムの子」に関するニュースや記事は、ほとんど見かけることはない。地下鉄サリン事件など、大きな犯罪を起こした「テロ集団」であるという事実が、オウムの子に声を上げにくくさせているのではないかと加奈さんはみている。
加奈さんはこれまでに何度か、ブログなどで自身の経験を発信しようと考えたことがあった。事件の内幕ではなく、子どもの目から見た教団内の暮らしを何らかの形で書き残しておきたいという思いからだった。
「危険なテロ集団」の中には100人以上の子どもがいて、日々の暮らしを送っていたことを伝えたかった。しかし、どうしても書けなかった。
「ずっと隠すことに一生懸命になってきたので、うまく発信することができないんですよ。人に言わないという選択をしてきたので、何をどうやって書けばいいのかわからないんです」
自分だけではなく、多くの子どもたちが同じように自らの過去を隠し、息を潜めて生きているのではないかと思う。だからこそ「オウムの子」が、いわゆる「2世問題」のひとつとして顕在化することはないと、加奈さんは考えている。
山上被告は旧・統一教会に強い恨みを抱いていた。しかし、加奈さんは、社会人になってから「親の人生や教団にいつまでも引っ張られるのは違うと思う」と考えを改め、今の暮らしを築き上げてきた。
もちろん、そこに至るまでの間にさまざまな葛藤はあったが、自分の努力で乗り越えてきたという自負がある。
一時保護されたときが0歳
一方で、私たちが取材したほかのオウムの子たちの中には、「何をやっても行き着くところは死。人生を頑張ろうとは思えない」と言う人もいた。教団で繰り返し刷り込まれた「死」のイメージが、いまだにその後の人生に影響している。
同じオウムの子でも、その後の生き方を分けたものとは何なのか。加奈さんに尋ねてみると、次のような答えが返ってきた。
「頑張ったところで最終的に何も残らないよねっていうのはわかるんです。死んでしまえば、それで終わりというか、無常というか。だから、どれだけ腐っていてもいいみたいな感覚ももちろんあるんですけど、逆にそうすると、死んだ後にどうなるのか、怖くなるんです。
たぶん私は、考え方としてはその人とは逆なんですよね。死後の世界の怖さを叩き込まれたからこそ、今は、ちゃんと生きたいと思うんです。死んだ後に地獄に堕ちないためにも、頑張って生きようと思っているんです」
つまり、加奈さんの場合は、「死後の世界」の恐怖が、今を生きるモチベーションになっているというのだ。
取材を重ねるうちに、少しずつ明らかになってきた加奈さんの人生。
第三者の私には、すべてを理解することは難しい。しかし、客観的にみても、劣悪な生活環境に置かれた子ども時代を経て、社会生活に適応する青年期には、計り知れない困難があったといえる。
では、今を懸命に生きる加奈さんにとって、この30年はどのようなものだったのか。本人はどう総括しているのだろうか。
「そんなに大変だったとも思っていないんです。ベースは大変なんですよ。ただ、普通の大変さと、たぶん私が思っている大変さのベースの位置の違いだと思うんです。一時保護されたときを0歳として、物事を覚えてきたような気がするなという感覚はありますね。
今の社会のルールで生きていくのを覚え始めたのが、やっぱりその頃だったから。そうすると、いちばん荒れていた20代が大体、思春期にあたるんですよね。
オウムで生活していた期間は、オウムの生活基準で生きているので、そこから出たときは異世界転生みたいな感じでした。今の生活に慣れるのは確かに大変だったかもしれないけど、自分ではそんなに大変とも思ってないんですよ」
この30年、自らの人生を大変だったとは思っていないと語った加奈さん。しかし、私が聞いた話はどれも壮絶だった。
オウムの子たちが歩んだ人生は苦しいことの連続で、本人たちは苦しいと自覚する時間さえなかったのかもしれない。オウムにいなければ、そんな苦労をすることもなかったはずだ。
取材を終えた後、私は改めて、オウムが子どもたちに与えた傷の深さを思わずにはいられなかった。
取材・文/NHK「クローズアップ現代」取材班
オウム真理教の子どもたち 知られざる30年
NHK「クローズアップ現代」取材班
オウム真理教の子どもたち 知られざる30年
2026年3月5日発売
1,980円(税込)
四六判/256ページ
ISBN: 978-4-7976-7475-0
オウム真理教による地下鉄サリン事件から30年。「オウムの子」はどこでどう大人になったのか? カルトの影響から抜け出すことはできたのか? 安倍晋三元総理大臣の銃撃事件で注目された、旧・統一教会をはじめとする「宗教2世」問題の原点。
1995年3月20日にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件の後、山梨県の旧・上九一色村にあった教団施設から、信者の子どもたち53人が保護された。
親から引き離され、悪臭が漂う第10サティアンで集団生活をしていた子どもたちは、あれからどのような人生を歩んだのか。現在の日常生活にも、カルトの教義や修行の記憶が影を落としているのか――。
子どもが一時保護された山梨県の児童相談所の記録約2800点を入手し、そして大人になった当事者たちに会いに行くと、知られざる「オウムの子」の苦難の30年が浮かび上がってきた。
大きな反響を呼んだNHKクローズアップ現代の番組「オウム真理教の子どもたち 知られざる30年」を、放送しきれなかった当事者たちのエピソードや、膨大な資料から明らかになった新事実を加えて書籍化。
江川紹子氏&鈴木エイト氏、推薦!
●これまで表に出ることのなかった「オウムの子」の人生に初めて迫る(※すべて仮名)
「親が困るんじゃないかと思って、腕を切っていました。オウムにいたせいで普通じゃなかったということを、親にわかってほしかった」(加奈さん)
「家族にもウソの幼少期しか話してない。いつほころびが出るかなという恐怖を抱きながら、生きている」(健一さん)
「今もオウム真理教の教義の中で、信じられるものを信じています」(歩さん)
「現世に戻ったのであれば、そこでちゃんと結婚して、人間として真っ当な道を進むべきなんでしょうけど、そういう夢もないし、正直わからないです。家庭のイメージが……」(太郎さん)
2026.3.18 なぜ保育士の女性は殺されたのか 出会い、借金、妊娠、そして… 被告の男が法廷で語った「すれ違い」【岩沼市保育士殺人事件裁判記録・前編】

2026年3月4日午前10時、仙台地裁102号法廷。宮城県岩沼市の海岸で保育士の女性が殺害された事件の裁判員裁判が始まった。
殺人などの罪に問われているのは、岩沼市の無職、佐藤蓮真被告(22)。
起訴状などによると、佐藤被告は2025年4月、岩沼市内の海岸の防潮堤の上で、仙台市太白区に住む保育士、行仕由佳さん(当時35)の胸などをペティナイフで複数回刺して殺害し、遺体を波消しブロックの隙間に遺棄した罪などに問われている。
当時8歳の一人息子と2人で暮らし、保育園の子供たちからも慕われていた女性は、なぜ殺されたのか。裁判の記録から辿ってゆく。
裁判で明かされてゆく事件の経緯
佐藤被告は黒のスーツで裁判に臨んでいた
被告席に座る男は黒いスーツ姿だった。傍聴席は静まり返っている。
裁判員6人と裁判官が並ぶ法壇の前で、被告は背筋を伸ばしたまま座っていた。裁判長がゆっくり問いかける。「起訴内容に間違いはありませんか」
被告は視線を落とし、小さく答えた。「間違いありません」
殺人と死体遺棄。その罪については認めた。ただし、被害者の財布から現金を取ったとされる窃盗の罪だけは否認した。
2025年4月、岩沼市の海岸で起きた殺害事件。法廷では、2人の出会いから妊娠をめぐるすれ違い、そして海岸での犯行に至るまでの経緯が、証言やLINEの記録を通して明かされていく。その始まりは、2024年秋のマッチングアプリだった。
マッチングアプリで始まった関係
佐藤被告はキックボクシングの選手として活動していた
被告は「れん」という名前でアプリに登録していた。苗字は本名ではなかった。
行仕由佳さん(当時35)は保育士として働きながら、子どもを育てるシングルマザーだった。
2人が最初に会ったのは公園だったという。
裁判で被告は「格闘技の話をしました」と、当時を振り返った。
被告はキックボクシングをしており、試合にも出ていたという。
格闘技の話題で会話は弾んだ。その後、2人は何度か会うようになる。場所はほとんどが行仕さんの自宅だった。しかし、2人の関係についての認識は一致していない。被告は法廷で「恋愛感情はありませんでした」と述べている。
一方で、LINEでのやり取りは別の印象を残す。
2024年10月、行仕さんは被告にメッセージを送っていた。「一つ聞いていい?私って今の彼女?」
これに被告は「うん」と返信している。行仕さんは続ける。「ちゃんと彼女と思ってくれてたんだね」
被告は「由佳ちゃんに沼ってしまっている」と返していた。
検察は、このやり取りを示しながら、2人の関係が親密なものだったと指摘した。
総額100万円以上の借金と、すれ違い始めた関係
殺害された行仕由佳さん(行仕さんの友人提供)
しかし、その関係の裏には金銭の問題もあった。2024年10月、被告は行仕さんからまとまった金を借りた。最初に借りた額は86万円だった。
理由は「交通事故でお金が必要」と説明していたが、裁判で被告はこの説明は事実ではなく、特殊詐欺の被害に遭い金が必要だったと説明した。
その後も追加の借り入れがあり、検察側は被告が行仕さんから借りていた金額は総額で100万円以上になっていたと指摘した。
返済は進まなかった。LINEには、「来週、お金返せるんだよね?」という行仕さんからのメッセージも残されていた。
被告は法廷で「返して関係を切ろうと思っていました」と述べたが、裁判では行仕さんが「お金を返さなくていいから正式に付き合ってほしい」と伝えていたことも明らかになった。
同じ出来事でも、2人の思いは少しずつずれていく。
「赤ちゃんどうするのよ」妊娠をきっかけに立ち込める暗雲
2025年3月。行仕さんのスマートフォンから、被告のもとにメッセージが送られる。
「本当に妊娠したかも」
その後行仕さんからは「赤ちゃんどうするのよ」「2人で相談したい」と、妊娠に関するメッセージが続く。
行仕さんは出産を望んでいた。しかし被告は、妊娠そのものに疑問を抱いたと語っている。
検察官「子どもについてどう思いましたか」
被告「自分の子どもではないかもしれないと思いました。自分の子どもだとしても、おろしてほしい気持ちでした」
裁判では、行仕さんが「一緒に育ててほしい。できないなら養育費を払ってほしい」と伝えていたことも明らかになった。しかし、話し合いはまとまらなかった。
海岸での話し合い そして、突き出されたナイフ
現場となった岩沼市の海岸
2025年4月、被告は行仕さんを車で迎えに行った。立ち寄ったコンビニの防犯カメラには、行仕さんの姿が映っていた。オレンジ色のカーディガン。白いスカート。ザクロミックスの飲み物とハイチュウを買っていた。それが、記録に残る生前最後の姿となった。
その後、2人は犯行現場となる海岸へ向かう。
検察官「なぜ海岸だったのですか」
被告「街灯がなく、人通りが少ないと思ったからです」
検察官「その場所はいつ決めたのですか」
被告「数日前から決めていました」
車を防潮堤の近くに止め、2人は堤防の上に移動した。被告はナイフを右手に握り、背中に隠していたという。
車の中から続いていた妊娠についての話し合いは、被告によると、防波堤に移ってからは「10分も経っていない」という。
行仕さんが「ジムに報告する」「プロとしての活動を辞めさせる」と言った、その直後。
被告は、ナイフを突き出した。
「頭が真っ白で」犯行後の行動
最初の一突きはショルダーバッグに当たった。行仕さんは尻もちをつくように倒れた。
被告はその後の状況について「頭が真っ白で覚えていません」と述べた。
ただ、行仕さんの断末魔の悲鳴だけが被告の耳に残っていた。
解剖結果では、上半身には7か所の刺し傷。死因は失血死だった。
殺害後、遺体となった行仕さんの両手を持ち、引きずりながら砂浜へ下りたという。
遺体は波消しブロックの隙間に置かれた。
「見つからないように隠そうと思いました」と、被告は証言した。
初公判から被告人質問までの法廷で積み重ねられたのは、出会い、借金、妊娠、すれ違い、そして海岸での犯行に至るまでの断片だった。その断片を裁判所がどう受け止め、どんな判断を示したのか。
後編では、論告求刑公判と判決公判をたどる。
2026.3.18 北朝鮮による拉致疑いあった85歳男性、国内で発見 神奈川県警
神奈川県警は18日、北朝鮮による拉致の可能性が排除できないとされた杉山朋也さん(85)を国内で発見したと明らかにした。拉致の事実はなかったとしている。警察庁によると、拉致の可能性が排除できない行方不明者は全国で870人となった。
県警によると、杉山さんは1978年ごろに同県小田原市内の自宅から所在が分からなくなり、行方不明届を受け県警が捜査していた。昨年12月に発見され、県警の捜査員が面会するなどして本人と確認した。自身が拉致被害の疑いがあるとされていることは知らなかったと話しているという。
2026.3.18 宝石写真カタログに隠した不織布84枚にコカイン4キロ染み込ませ密輸 中国人の女を逮捕・起訴
コカイン約4キロを密輸したとして、中国人の女が逮捕・起訴されました。その驚きの手口とは?
逮捕・起訴されたのは、中国籍のアルバイト、杜学仙被告(48)で、今年1月、コロンビアから飛行機に乗って、コカイン約4キログラム、9800万円相当を販売目的で密輸した罪に問われています。
「女は宝石の写真などを束ねたこのようなファイルを持ち込んでいましたが、その写真の隙間にコカインが隠されていたということです」
税関職員が、南米から1人で来日した杜被告の荷物が少なかったことを不審に思い、スーツケースを調べたところ、カタログを装った写真の隙間からコカインが染み込んだ不織布、合わせて84枚が見つかったということです。
警察や税関は、杜被告の認否を明らかにしていませんが、組織的な犯行とみて調べています。
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東京・台東区で約4億2000万円が奪われた事件で、逮捕された指示役が、1000万円の車や海外の高級腕時計を奪った金で購入していたことが分かりました。
山口組系の暴力団幹部、狩野仁琉容疑者(21)や小池恒児容疑者(47)ら7人は1月、台東区の路上で、4億2300万円が入ったスーツケースを奪い、男性(43)に催涙スプレーを吹きかけるなどした疑いが持たれています。
その後の取材で、指示役とみられる狩野容疑者が、奪った現金でスイス製の高級腕時計や約1000万円のワゴン車を購入し、警視庁が家宅捜索で押収していたことが分かりました。
狩野容疑者が、実行役らに報酬を分配していたとみられ、狩野容疑者と小池容疑者の取り分が多かったとみられています。
逮捕された7人のうち3人が異なる暴力団に属していて、警視庁は、暴力団にも奪われた現金が流れているとみて調べています。 x1200
2026.3.14 4.2億円強奪事件、暴力団幹部ら逮捕 「金塊取引用」現金狙いか
東京・上野や羽田空港、香港で現金を運んでいたグループが相次いで襲われた連続強盗のうち、上野で現金4億円が入ったスーツケースが奪われた事件に実行役や運転役で関与したとして、警視庁暴力団対策課は14日、特定抗争指定暴力団山口組系組幹部の狩野仁琉(じんりゅう)容疑者(21)ら男性7人を事後強盗容疑で逮捕した。
多額の現金が海外に持ち出されることを事前に知って襲撃したとみられ、警視庁は被害グループの情報をリークした人物がいたとみて全容解明を目指す。
逮捕されたのは他に住所・職業不詳の小池恒児(47)▽千葉県九十九里町の指定暴力団住吉会系組幹部、伊藤雄飛(27)▽東京都板橋区の指定暴力団極東会系組幹部、福原健光(48)――の各容疑者ら。
逮捕容疑は1月29日夜、台東区東上野の路上で、男性(38)ら7人が運んでいた現金4億2300万円が入ったスーツケース3個を奪い、別の男性(43)の顔にスプレーを吹きかけたとしている。警視庁は7人の認否を明らかにしていない。
警視庁や捜査関係者によると、事件には襲撃と逃走用に2台の車が使われた。狩野、小池両容疑者はそれぞれの運転をし、伊藤容疑者ら襲撃の実行役3人に指示を出していたとみられる。車の調達が福原容疑者ともう1人の役割だったという。
事件時は狩野容疑者ら5人で現場付近から車で逃げ、千葉や茨城、栃木県を経由して埼玉県川口市に向かったとされる。警視庁は14日に容疑者らの自宅や車を捜索し、現金計2750万円を押収した。
奪われた現金について、被害者の一人は警察に「貴金属店から預かった日本円で、香港で金(ゴールド)を買い付けるための現金だった」と説明しているという。
羽田空港、香港事件との関連は
一連の事件は1月29日夜~30日午前、上野のほか東京・羽田空港と香港・上環でも立て続けに起きた。
羽田空港の駐車場では30日未明に1億9000万円を運んでいた男性4人が何者かに襲われた。現金は奪われなかったが、4人中2人はそのまま現金を持って出国。午前9時半ごろに渡航先の香港・上環の路上で、今度は2人組の男性に襲われ、現金5100万円を奪われた。
香港の事件では、現地の捜査当局がこれまで男女4人を強盗共謀罪で逮捕・訴追している。捜査関係者や香港メディアによると、このうち20代男性は羽田空港と香港の両方で襲われた2人のうちの1人で、香港警察は、襲撃グループと内通して現金運搬の情報を流していたとみている。
上野と羽田空港の事件では、いずれも多額の現金を運んでいた被害者が、車で近づいてきた何者かに催涙スプレーで襲撃された。手口が似ており、警視庁は同一グループの別々の実行役による事件とみて、逃走後の足取りを追っていた。
狙われた「金塊取引用」現金
一方、上野だけでなく、羽田空港と香港で狙われた現金も金塊の売買に関わるものだったとみられている。
羽田空港で襲われた男性は事件直後、「両替の仕事で香港に行くところだった。金(ゴールド)の売買で得た現金が奪われそうになった」と話したという。
この男性は2025年11月にも東京・築地の路上で、車中から現金入りのリュックを盗まれる被害に遭っていた。その時の現金は米ドルやユーロ、中国元など7種類で9500万円相当だった。
現金運搬中に度々襲撃されていることから、警視庁は、現金運搬に関する情報が犯行グループ側に漏れていたとみている。
近年、金塊密輸ビジネスが横行
ゴールドは近年、急激な高騰が続いている。そのため、中国や香港から密輸して消費税の支払いを免れ、日本国内で売りさばく違法ビジネスが横行している。売る際に消費税分を上乗せして利益にする手口で、犯罪グループの資金洗浄(マネーロンダリング)に使われることもあり、警察や税関が摘発に力を入れている。
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2026.3.13 テキーラ32杯飲ませ女性死亡 被告に懲役14年 名古屋地裁
3年前に名古屋市で、わいせつ目的で女性にテキーラを32杯飲ませて泥酔させ、死亡させた罪などに問われた44歳の被告に対し、名古屋地方裁判所は「自己の性的欲求を優先させた身勝手さは厳しく非難されるべきだ」として懲役14年を言い渡しました。
名古屋市の会社役員、板谷博希被告(44)は3年前、市内のバーで、わいせつ目的で当時25歳の女性にアルコール度数40度のテキーラを32杯飲ませて泥酔させたあとホテルに連れ込み、急性アルコール中毒による低酸素脳症で死亡させた罪などに問われました。
これまでの裁判で、被告側は「わいせつ目的はなかった」などと無罪を主張していました。
13日の判決で、名古屋地方裁判所の蛯原意裁判長は「22杯のテキーラを飲んですでに相当酔っていた被害者に対し、さらにわずか10分の間に10杯飲ませており、死亡させる危険を伴うものであることは明らかだ。ホテルに運び込むことに気を取られ、被害者の状態に関心を向けていなかった」と指摘しました。
その上で「自己の性的欲求を優先させ、被害者の人格を無視した身勝手さは厳しく非難されるべきだ」として懲役14年を言い渡しました。
2026.3.13 元「ジャンポケ」斉藤慎二被告が初公判で無罪主張 傍聴席を求め289人の希望者、最大の争点は「同意の有無」
13日朝、東京地裁に入る車に乗っていたのは、お笑いグループ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告(43)です。
20代の女性に性的暴行を加えた罪などに問われた初公判で、起訴内容を否認し無罪を主張しました。
事件は2024年7月、東京・新宿区の駐車場に停車していたロケバスの中で起きました。
斉藤被告は、この日初めて会った20代の女性の体を触ったり、性的暴行を加えたりした不同意性交と不同意わいせつの罪に問われています。
芸人としてテレビやイベントなどに出演していた斉藤被告。
13日の初公判では、20ある一般傍聴席を求め、289人の希望者が並びました。
傍聴希望者:
中学生の頃からずっと刑事裁判を傍聴していて、今回の事件も社会的な関心の高い事件だったので来ました。
スーツ姿で法廷に現れた斉藤被告。
現在の職業について聞かれると「芸人です」と答え、罪状認否では「同意してくれていると思っていました」と述べ、否認しました。
検察側は、斉藤被告がロケバス内で被害女性と2人きりになった際、「本当可愛いね」「肌きれいだね」などと言って近づき、同意を得ずにキスをしたと主張。
被害女性が「やめてください」などと言うと、斉藤被告は連絡先の交換を要求。
被害女性はそれに応じたものの、その直後に知人や母親らに被害に関するメッセージを送信したとしています。
撮影は続き、再びロケバス内で斉藤被告が被害女性に近づき犯行に及んだため、被害女性は両手で斉藤被告の体を押して抵抗。
「やめてください」などと言ったと主張しました。
一方、弁護側は被害女性と会話をする中で斉藤被告は「自分に好意を持っているように思った」と主張。
また、斉藤被告が着替えのためロケバスに行くと被害女性も入ってきたため、「もう少し一緒にいたいから来たのかな」「進んだ行為も受け入れてくれるのかな」などと思ったということです。
そして、被害女性に謝罪の申し入れと示談交渉を行っているとしていますが、検察側の「斉藤被告には芸能人として活躍する影響力があった」との主張に疑問を呈し、無罪を主張しました。
双方の主張が真っ向から対立したこの裁判。
今後のポイントについて、フジテレビの平松解説副委員長は「検察側は、被害者が逆らえば『自分に不利益が生じるかもしれない』と憂慮した。その結果、同意していないと、『嫌だ』と意思表示できない状態に追い込まれたと主張。今回の裁判の最大の争点は同意の有無。今後、被害者と斉藤被告どちらの言い分に信頼性があるのかがポイント。あわせて、それを補強する周辺証拠があるのかというのが重要になってくる」と話しました。
次回の裁判は3月17日に行われます。
2026.3.12 東日本大震災で父と祖父亡くした女性 母の背中追い理容師に 岩手県
東日本大震災から15年、中学時代に被災し父と祖父を亡くした岩手県大槌町出身の女性。避難所で「青空理髪店」を開いた母の背中を追い、理容師となった女性は新たな夢を抱いています。
岩手県盛岡市の理髪店で客の髪を整えていく女性は、この業界県内最大手「ヒラトヤ」のスタイリスト・中澤瑞未さん(29)です。入社してまもなく9年になります。
中澤瑞未さん
「あの震災があったというのは、何かつらいことがあった時に『でもあれを乗り越えたよね』って自分を強くさせるじゃないけど、そういった出来事だったと思う」
瑞未さんは大槌町安渡地区の出身で、15年前まで両親と祖父は3人で理髪店を営んでいました。
2011年3月11日、津波はその暮らしを一瞬で奪い去りました。
消防団員だった父・豊明さん(当時46歳)は、寝たきりの人を助けに向かい犠牲となりました。
中澤瑞未さん
「お父さんはにぎやかな人だったので、家でも楽しかった思い出しかない」
祖父・鐵男さん(当時76歳)は、いまも行方が分からないままです。
中学3年生だった瑞未さんは、家族を失った悲しみを抱えながら避難所で生活していました。
その避難所のグラウンドで、母・純子さんは知人や同業者から道具を集め青空理髪店を開き、被災した人たちの髪を一人一人丁寧に整えていました。
中澤瑞未さん(当時中学3年生)
「(母は)最初は、お父さんとおじいちゃんがいないってなって、悲しんでいたけど、今はこれからのために頑張ってくれて、強いと思う」
母・純子さん(当時43歳)
「とにかく、子どもたちを立派に育てることしかない。それを託されたのかな」
“災害に遭った人の心を少しでも軽くしたい”
瑞未さんは母の背中を見つめながら、自分も理容師を目指すことを決めました。
中澤瑞未さん(2017年)
「何日もお風呂入れなかったりして、やっとで髪切ったりして、みんなすっきりした顔していてうれしそうだったので、震災があっても役立つ仕事だと知って、理容師になろうと思った」
高校卒業後は、ふるさとを離れ盛岡市のヘアメイク専門学校へ進み、理容の技術を懸命に学びました。
その努力は実を結び、学生が技術を競う全国大会で最高賞の金賞に輝きました。
震災から6年後の2017年、卒業式の日にはいつも支えてくれた母への感謝があふれました。
中澤瑞未さん(当時20歳)
「ずっと一人で支えてもらっていたので、大槌にはまだ帰らないけど、盛岡で一人でちゃんとした理容師になれるように頑張りたい。感謝の気持ちでいっぱい」
母・純子さん
「娘の頑張りもあっての卒業だけど、天国で見守ってくれた。色んな面で本当にありがとうっていう感謝の気持ち」
卒業後はヒラトヤグループに入社し、盛岡駅前の店舗で理容師としての一歩を踏み出します。
アシスタント時代は、営業後に毎日のように練習を重ね腕を磨いてきました。
入社3年目からカットを担当、いまでは多くの客から指名を受ける人気のスタイリストに成長しました。
常連客
「その時の季節だったり状況だったり、微調整でカット変えてくれたりするので、すごくありがたい」
そして4年前、同じ理容師で現在は菜園店の店長を務める1歳年上の中澤祐真さん(30)と結婚しました。
中澤瑞未さん
「精神的にも安定するというところが結婚して変わったところ」
2人は盛岡市の専門学校の先輩と後輩、祐真さんも沿岸の岩泉町出身です。
2026年1月からは同じ店舗で働くことになり、互いの仕事ぶりを間近で感じられるようになりました。
中澤祐真さん
「接客している姿や施術している姿を見ていれば、お客さんと楽しくやっているのも分かるし、色んな面で本当頼りになるという印象」
2人は震災から15年を迎えるのにあわせて、3月9日に大槌町に出向きました。
普段は離れていても、瑞未さんにとってかけがえのないふるさとです。
この日は、母・純子さんと一緒に父と祖父の墓を訪れました。
中澤瑞未さん
「長かったようであっという間の15年間。仕事も頑張っているよと報告をした」
母・純子さん
「あの時お父さんが46歳だったのに自分だけ歳とって。でも今まですごく見守っていてもらったのは、自分で感じていた」
実家の店で今も理容師として働く純子さんとは、同業者として多くのことを分かち合えるようになりました。
中澤瑞未さん
「『こういうところ大変だよね』とか『こういう仕事だよね』とか、話をしていて共感できるポイントが多いので、そこは話しやすい」
母・純子さん
「大変なところとか、良いところも悪いところも理解できる」
震災から15年、様々な経験を積むなかでふるさとの良さにも改めて気づいたという瑞未さん。夫とともにある夢を描いています。
中澤瑞未さん
「自分の技術とかも、ちょっとずつ自信もついてきたし、この地元の大槌で店を2人で開きたい」
悲しみを抱えながらも前へ進み続けてきた瑞未さん。亡き父や祖父、そして人生の師となった母への思いを胸に、新たな夢へと歩み出しています。

50代男性から56万円をだまし取ったとして、自称ホストの男が逮捕された。男は客の女に対し「頂きマニュアル」を活用し、男性から現金だましとる犯行を指図していた疑いが持たれている。だまし取った金の大半は逮捕された男の元に流れていた。
ホストが客を実行役に仕立てた悪質な構図
11日午前、東京・大田区の空港警察署でカメラが捉えたのは、前髪を気にしながら出てきた自称ホストの男。
男性から現金をだまし取った疑いで逮捕された佐々木領容疑者(32)だ。
2024年、江幡菜桜容疑者(25)と共謀し、50代の男性から現金56万円をだまし取った疑いが持たれている。
2人はホストと客の関係。
佐々木容疑者は、金をだまし取る方法を客の江幡容疑者に教えていたとみられる。
その方法は言葉巧みに相手をだます会話術と、いわゆる「頂きマニュアル」だった。
「頂きマニュアル」と相手だます会話術を指南
江幡容疑者は、マニュアルの画像をスマートフォンに保存していた。
男性から現金を受け取るため「学費を滞納している」などと言っていたが、それは真っ赤なうそ。
だまし取った金のほとんどを、ホストクラブで佐々木容疑者の指名料などに使ったとみられている。
犯行を指図した佐々木容疑者は「詐欺で得た金をホストクラブで使ってもらうためだった。数千万円は貢献してもらっている」と、容疑を認めているという。
2026.3.10 リゾートでバカンス、高級車…豪遊セレブ生活の社長(56)逮捕 “コロナ助成金”6億円超を詐取か

空港で自撮りする女。
経営している会社の忘年会では笑顔で踊り、自分のSNSには成功者をアピールするかのように数々の写真を投稿していましたが、先週、警視庁に逮捕されました。
ピンクの髪を三つ編みにしているのが、中国人向けツアー会社の社長・坂川馨容疑者(56)。
夫で役員のモン・イ容疑者(53)とともに、雇用調整助成金約1億1000万円を不正に受給した疑いが持たれています。
10日午後3時半ごろ、坂川容疑者が経営する会社の入り口はシャッターが下りていました。
警視庁によると、2人は2022年に新型コロナの影響で実際には存在しない社員にも休業手当を支払ったと嘘の申請。
このような手口で2人が不正に受給した金額は、合わせて6億円以上に上るとみられています。
その生活ぶりは、リゾート地でのバカンスや銀座での高額ショッピング、さらには、「スペシャルエイジングケア点滴。これでコロナに負けないよ」とコメントした自撮り映像も。
「コロナに負けない」と語っていた本人が、コロナの助成金を不正に受け取っていたのです。
女社長が経営する旅行会社の従業員がFNNの取材に答えました。
旅行会社の従業員:
助成金制度を知り、申請してお金が入ってくるようになってからは、結構いい車を買ったりとかはありました。社長室のガラスケースの中にルイ・ヴィトンのかばんとかあったりはします。
セレブな生活の一方、会社の資金繰りは悪化。
旅行会社の従業員:
支払いがまったくできていません。(取引)業者への支払いも滞っていて、連絡を入れました。
警視庁の家宅捜索が行われた2月10月以降、坂川容疑者と連絡が取れなくなり、3月5日に支払われるはずだった社員への給料も支払われていないといいます。
だまし取った金は高級車や都内のマンション、さらには山梨県にある750坪の土地の支払いなど、派手な投資に消えたとみられています。
その山梨県で富士山に近い場所にあるのは、坂川容疑者が経営していたとみられる宿泊施設。
SNSでは、中国人観光客に向けて「富士山が見えるホテル」としてアピールしていましたが、2月ごろから客足が激減。
10日も、ひっそりと静まり返っていました。
近隣住民:
春節のころには1日何組も通っていたのが1組2組くらいになって、ここ直近ではほとんどいなかった。(Q.客足は?)2月は完全に落ちてましたね。
旅行会社や宿泊施設など、さまざまな事業を手がけていたという坂川容疑者。
SNSを見ると、飲食店でのイベントや薬局のオープン、土産物店の宣伝など、幅広い事業に関わっていたことが確認できます。
全国で相次ぐ雇用調整助成金の不正受給。
その数は累計1889件で、総額は613億円超え。
今回の事件も氷山の一角といえそうです。
警視庁の取り調べに対し、坂川容疑者は「当時は不正だと思っていなかった」と容疑を否認。
捜査はさらなる余罪の追及に進んでいます。
2026.3.10 「子どもの頃に空き家には現金があると認識」空き家狙いの窃盗Gの4人逮捕 被害総額は約2300万円超か…計73件の窃盗事件に関与 大阪府警
「子どもの頃に空き家には現金があると認識した」。空き家狙いの窃盗グループを摘発です。
警察によりますと、大阪府・岸和田市の無職・沢谷幸輝被告(26)ら男4人は、2018年9月から去年7月までに、4府県にまたがって主に空き家を狙った盗みを繰り返していた疑いで、被害総額は約2300万円に上るということです。
去年4月に泉佐野市内で空き家に侵入し、日本刀1本を盗んだなどとして、窃盗など8件の罪ですでに起訴されているということです。
沢谷被告らは犯行前に小石を門の扉の上に置くなどして、空き家であることを確認していたといい、警察は計73件の窃盗事件を裏付けています。
沢谷被告は容疑を認め、「子どもの頃友達と遊んでいた際空き家に冒険して入り、現金を見つけたことがある」「空き家には現金があると認識した」などと供述していたということです。
2026.3.10 中国籍の27歳男と“白タク行為”共謀の疑いで中国籍の28歳男を逮捕 トラックと衝突し乗客1人死亡 警察は運転していた男の携帯電話を解析し容疑者との金銭のやり取り把握
トラックと衝突し、乗客が死亡した“白タク”事故。“白タク行為”を共謀した疑いで中国籍の男が逮捕されました。
道路運送法違反の疑いで逮捕・送検されたのは、中国籍で住居不詳・自称無職の李林シン容疑者(28)です。
去年9月、中国籍の男(27)と共謀し、和歌山市でタクシーの許可を受けずに乗用車に外国人観光客7人を乗せ、有償で運んだ、いわゆる“白タク行為”をした疑いがもたれています。“白タク”はその日の夕方、和歌山県新宮市で大型トラックと衝突し、女性1人が死亡しました。
警察は、運転していた中国籍の男の携帯電話の解析から、李容疑者との間で金銭のやり取りがあったことを把握しているということですが、李容疑者は「仕事を紹介しただけで共謀はしていませんし、お金は受け取っていません」と容疑を否認しているということです。
2026.3.10 首にコード巻き付いた状態…蒲郡市の住宅で女性が死亡していた殺人事件 未解決のまま10年が経ち情報提供呼びかけ
愛知県蒲郡市で当時73歳の女性が殺害された事件から、2026年3月10日で10年です。遺族らが事件解決に向け、情報提供を呼びかけました。
2016年3月10日、愛知県蒲郡市神ノ郷町の住宅で、杉浦加津代さん(当時73)が首にコードが巻き付いた状態で死亡しているのが見つかった殺人事件は、未解決のまま10年が経ちました。
10日、蒲郡市内のスーパーで杉浦さんの長男・司さん(61)夫婦らがチラシ入りのティッシュを配り、情報提供を呼びかけました。
杉浦さんの長男・杉浦司さん:
「犯人を諦めたわけではないので、必ず警察の方が犯人を捕まえてくれると思っています。本当に些細な情報でも結構ですので、何かあれば連絡いただけるとありがたいなと思います。よろしくお願いいたします」
※情報提供は蒲郡警察署捜査本部『0120-110-463』まで
2026.3.10 人気漫画「頭文字D」の偽Tシャツを販売目的で所持か 中国籍の男2人逮捕 兵庫・三田の工場で不正プリント 火災報知機の誤作動で警察が立ち寄り発覚 兵庫県警
人気漫画『頭文字D(イニシャルディー)』の絵柄を不正にプリントしたTシャツを客に渡す目的で所持した疑いで、中国籍の男2人が逮捕されました。
中国籍の林文鋒(リン・ブンホウ)容疑者(49)と鄭偉文(テイ・イブン)容疑者(58)は、ことし1月、兵庫県三田(さんだ)市の工場で人気漫画『頭文字D(イニシャルディー)』の絵柄を不正にプリントしたTシャツを客に譲渡する目的で所持した疑いがもたれています。
去年10月、製造工場の火災報知機が誤作動し、警察が立ち寄ったところ、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」がプリントされたTシャツが見つかったことから警察が捜査していました。
調べに対し、男らは「使用許可は得ているものだと思っていた」などと容疑を否認しています。
2026.3.10 津波からの避難…犠牲となった祖父母…自らの経験を自分の言葉で語り継ぐ 語り部・横山和佳奈さん 命の尊さを伝えて 東日本大震災から15年
東日本大震災から15年が経った。福島県浪江町出身の横山和佳奈さん(27)は、当時小学6年生で、津波により自宅と祖父母を亡くした。現在は震災伝承施設の職員として、そして語り部として、自らの言葉で経験と命の尊さを伝え続けている。
2026.3.10 【犯行詳細】「金品と性的行為」を期待し自殺ほう助を繰り返す異常性 裁判から判明した福島県の男の犯行内容に「これは殺人ではないのか」の声(山形)
2026.3.9 女子生徒の裸の画像、元交際相手が複数友人に拡散 高校に相談して被害届提出、画像を削除
滋賀県立高の女子生徒の裸を撮影した画像を、元交際相手で別の県立高の男子生徒が複数の友人に拡散していたことが分かった。県教育委員会は犯罪やリベンジポルノに該当すると判断、学校や警察と連携して対応し、被害の拡大は見られないという。
県教委によると、加害生徒は2025年度に、被害生徒の裸の写真数枚をスマートフォンで友人数人に拡散した。女子生徒が学校に相談して発覚し、警察に被害届を提出。学校や警察が加害生徒や友人から聞き取りを行った結果、拡散は数人にとどまり、画像の削除も確認したという。
県教委は京都新聞の取材に対し、いじめの「重大事態」に該当するかは明らかにできないとした上で、「起きてはならない事案。今回は被害生徒に寄り添って対応できたと思うが、リベンジポルノに限らず、不安なことを子どもが相談できる体制整備に努める」としている。
2026.3.9 診療中の少女に陰部を舐めさせた歯科医師の男を再逮捕 目隠しをした上で舌を出すよう指示 行為の様子をスマホで撮影も 「動画が残っているのであればそうだと思います」と供述 他にも余罪か
未成年の少女を診療中、わいせつな行為をした疑いで静岡市駿河区に住む歯科医院の院長で、歯科医師の男が再逮捕されました。他にも余罪があると見られています。
不同意わいせつや性的姿態等撮影などの容疑で再逮捕されたのは静岡市駿河区小鹿に住む歯科医師の男(49)で、1月下旬、男が院長を務める歯科医院で患者の少女にわいせつな行為をした上、その様子をスマートフォンで撮影して児童ポルノを製造した疑いが持たれています。
警察によると、男は少女の目元をタオルで覆い、舌を出すよう指示していて、舌の上に自らの陰部を乗せる形で舐めさせたということです。
男は別の女性患者(20代)にも同様のわいせつ行為をした疑いでこれまでに2回逮捕されていて、今回の事件は男が最初に逮捕された後、少女の保護者が警察に相談したことで発覚しました。
犯行当時、男は室内で少女と2人きりの状況で、調べに対して「動画が残っているのであればそうだと思います」と曖昧な供述をしています。
警察は、別の女性患者からも同様の相談が寄せられていることから余罪があるとみて捜査を進めると共に、男が常習的に患者へわいせつ行為をしていた可能性を視野に調べを続けています。
2026.3.9 部下に「昆虫入り鍋」を食べさせたか 強要容疑で会社役員を逮捕
部下の女性に昆虫入りの鍋を無理やり食べさせたとして、北海道警小樽署は9日、札幌市西区山の手1の3、会社役員の高橋隼容疑者(44)を強要容疑で逮捕した。署によると、高橋容疑者は昆虫入り鍋を食べさせることを「ゲーム」と称していたという。
逮捕容疑は2023年5月中旬ごろ、小樽市若竹町の会社内で、30代女性に昆虫入りの鍋を食べるよう強要したとしている。高橋容疑者は「虫を食べさせたのは間違いないが、強要していない」と一部否認している。
署によると、高橋容疑者は当時部下だった女性が仕事でミスをしたとして、ペナルティーと称して現金などを要求。「債務を相殺するゲーム」として、女性に鍋を食べさせたという。
女性は23年12月、「会社を辞めたいが辞めさせてもらえず、上司ともめている」と110番していた。
2026.3.9 「行く末を案じた」 重度身体障害の娘殺害疑い、母親逮捕 千葉・茂原
自宅で娘を殺害したとして、千葉県警茂原署は8日、同県茂原市下永吉の無職、斎藤千栄子容疑者(58)を殺人の疑いで逮捕した。斎藤容疑者は容疑を認め、「先天性の重度身体障害があり寝たきりの娘の行く末を案じた」という趣旨の供述をしている。
逮捕容疑は8日、長女の加奈さん(29)の顔を水のような液体を入れた衣装ケースの中に沈め、殺害したとしている。
茂原署によると、8日午前6時25分ごろ、近隣住民から「母親が娘を殺害したようだ。母親は取り乱している」と110番があった。駆け付けた警察官が、意識不明の状態で横たわっている加奈さんを発見した。
斎藤容疑者は加奈さんと2人暮らしで、警察の調べに「自宅で娘の介護をしてきた。私が先に死んで、娘がかわいそうな境遇に遭うなら私も一緒に死んで天国に行こうと思った」と話しているという。茂原署は斎藤容疑者が無理心中を図ろうとしたとみて調べている。

覚醒剤などの違法薬物を販売目的で所持していた疑いで、41歳の女が逮捕されました。
無職の熊沢めぐみ容疑者(41)は2026年1月、神奈川・厚木市の自宅で、覚醒剤や大麻、コカインなど複数の違法薬物を販売目的で所持していた疑いが持たれています。
警視庁によりますと、別事件の捜査で熊沢容疑者の自宅を捜索したところ、薬物のほかにも計量器や注射器などが見つかりました。
熊沢容疑者は、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを使って薬物の密売をしていたとみられています。
警視庁は、熊沢容疑者の認否を明らかにしていません。
2026.3.9 独自ルポ>「自覚なき詐欺」の恐怖 確定申告の盲点を突く匿名・流動型犯罪グループ『トクリュウ』の罠

裏社会の人間による生々しい脅迫音声。高知さんさんテレビが1年間にわたり追い続けた「e-Tax還付金詐欺事件」の取材過程で入手した、匿名・流動型犯罪グループ『トクリュウ』の内部資料に含まれていたものだ。
インターネットを使っていつでもどこでも確定申告ができる国の電子申告納税システム「e-Tax」。その知られざる盲点を突き、全国の税務署から巨額の還付金をだまし取る前代未聞の詐欺事件が発生した。
逮捕者は24人、被害総額は約3000万円。トクリュウが作成した「犯罪マニュアル」と「実行犯名簿」を独自に入手し、逮捕前の実行犯を直撃。「誰もが巻き込まれる恐れがある」現代のネット犯罪の恐るべき構図が明らかとなった。
発端はSNSの「告発」。流出した犯罪マニュアル
取材のきっかけは、高知県警公式X(旧Twitter)へのある投稿だった。
「ある人物が違法な税金還付を行っています。私の手元にはその証拠があります」
発信者に接触すると、「日本の犯罪に関わっている」と名乗る人物から、60枚にも及ぶデータが送られてきた。そこには、以下の3つの重要な情報が含まれていた。
▼「還付金案件」と題された犯罪マニュアル
▼実行犯とみられる名簿と運転免許証の写真
▼全国の税務署から取得したe-TaxのIDとパスワード
これらのデータを読み解くことで、トクリュウが仕掛けた詐欺の全貌が明らかになった。
トクリュウが仕掛ける「還付金詐欺」の巧妙な手口
彼らはどのようにして、国のシステムから金をだまし取っていたのか。その手口は、SNSを使った「闇バイト」の募集から始まる。
1.ターゲットの募集: トクリュウがSNSで「副業」と称して参加者を募集する。
2.情報の搾取: 応募者に税務署でe-TaxのIDとパスワードを取得させ、ネット口座の情報と共に送信させる。
3.虚偽の確定申告: トクリュウが応募者になりすまし、「大手企業と取引する個人事業主で、赤字が出た」と偽ってe-Taxで申告する。
4.還付金の回収: 税務署から応募者の口座に振り込まれた還付金を、トクリュウの指定口座へ送金させる。
マニュアルには「逮捕リスクほぼなし」「準備物:裏切らない心」と記されており、資金に困っている人々を巧妙に誘い込んでいた。
「ただ5万円欲しかった」自覚なき実行犯たち
取材班は、入手した名簿をもとに逮捕前の実行犯2人に接触した。彼らの口から語られたのは、犯罪への加担を全く自覚していない驚きの実態だった。
広島市で一人暮らしをする75歳の元板金業の男は、コロナ禍で倒産し生活保護を受けていた。携帯電話に届いた「収納代行業のサポートで5万円の報酬」というメッセージに飛びつき、指示されるがまま税務署でe-Taxの登録を行った。
自身の口座に広島東税務署から約96万円が振り込まれた際も、男は詐欺だとは気づかなかった。トクリュウの指示通りにATMで送金を繰り返し、総額455万円の還付金のうち、彼の手元に残ったのはわずか6万円。男はのちに逮捕され、一審で懲役2年4か月の実刑判決を受け控訴した。法廷で男は「普通に税金を払って、普通に生きたかった」と語った。
一方、高知市の元自衛隊非常勤職員の男(当時46歳)も、借金返済のために副業に応募。自身の口座に94万円が振り込まれた後、口座を乗っ取られ金を移された。彼は手元に残った3千円を引き出し、「税務署に行った時間が無駄になっただけ。3千円もらって得になった」と語るなど、罪の意識は皆無だった。
なぜ税務署は見抜けなかったのか?「性善説」の限界
これほど大規模な不正還付を、なぜ税務署は未然に防ぐことができなかったのか。
税務署に27年間勤務し、e-Taxの実務にも関わっていた小串和久税理士は、「日本の申告納税制度は、納税者の申告内容を信用する『性善説』で成り立っている」と指摘する。膨大な数の確定申告書が提出される中、すべての中身をその都度審査することは事実上不可能なのだ。
「トクリュウはインターネットとデジタル技術を駆使し、どこまでなら税務署の審査をすり抜けられるか『実験』を繰り返していたはずだ」と、租税法を専門とする京都産業大学の野一色直人教授は分析する。
本当の被害者は「正しく納税している国民」
国税庁は本事件を受け、効果的な不正還付の防止や審査の見直しを検討するとコメントしているが、具体的な被害額や再発防止策については答えていない。
「副業」という甘い言葉で闇バイトの個人情報を吸い上げ、使い捨てのコマとして利用するトクリュウ。だまし取られた還付金は、突き詰めれば我々の「税金」である。警察発表上の被害者は税務署だが、本当の被害者は正しく納税している国民一人ひとりだ。
スマホ一つで簡単に稼げる副業など存在しない。ネット上に溢れる「甘い儲け話」には、あなたの人生を破滅させるトクリュウの罠が隠れていることを肝に銘じなければならない。
2026.3.8 大蔵海岸で無理心中図ったか 42歳女「子供と一緒に死にたいと」抱えて海に飛び込み生後9ヵ月の乳児死亡「将来に不安覚え」母親は殺人容疑で逮捕 兵庫・明石
兵庫県明石市の大蔵海岸で生後9カ月の長男を抱えて海に飛び込み殺害したとして42歳の母親が逮捕されました。母親は容疑を認めていて、無理心中を図ったとみられます。
8日午前4時半ごろ、兵庫県明石市の大蔵海岸で「岸から1、2メートルのところに人が浮いている」と公園の事務職員の男性から警察に通報がありました。
うつぶせに浮いていたのは女性と乳児で、2人は病院に救急搬送され、女性は意識があり命に別状ありませんでしたが、乳児は死亡が確認されました。
2人は神戸市西区に住む親子で、警察は42歳の母親を生後9ヵ月の長男を殺害した疑いで逮捕しました。
調べに対し母親は「息子と一緒に死にたいと思い、海に飛び込みました」と容疑を認めています。
また、母親は夫と長男と3人暮らしだったといいますが、「自分の父(70代)が意識を失って倒れ、父と暮らす祖母(90代)の面倒を見ることになって、金銭面や育児などを考えると将来に不安を覚えた」などと供述しているということです。
長男に目立った外傷はなく、肺や胃に水がたまった状態だったということで、警察は長男を司法解剖するなどして詳しく調べる方針です。
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2026.3.7 押収した靴、一部が現場の足跡とサイズが一致 名古屋女性殺害事件
名古屋市西区のアパート一室で1999年、住人の高羽(たかば)奈美子さん(当時32)が殺害された事件で、殺人罪で起訴された無職安福(やすふく)久美子被告(69)=同市港区=の自宅から押収した靴のサイズの一部と、アパートに残っていた足跡のサイズが一致していたことが、愛知県警への取材でわかった。
県警によると、高羽さん方の玄関には、血を踏んでできた靴の足跡が複数残っており、サイズは24.0センチだった。県警は靴のサイズを公開して、犯人につながる情報提供を呼びかけていた。一方、県警は被告宅から複数の靴を押収。多くは23.5センチで、一部は24.0センチだった。県警は、犯行時に使われたとみられる靴が押収されたかどうかは明らかにしていない。犯行時に使ったとみられる刃物は見つかっていないという。
安福被告は、高羽さんの夫、悟さん(69)の高校時代の同級生。逮捕後、当初は容疑を認め、その後、黙秘に転じた。取り調べでは、悟さんについて「奈美子さんの夫」と呼び、一度も名前を口にしていないという。
起訴状などによると、安福被告は99年11月13日、西区のアパートで高羽さんの首などを刃物のようなもので複数回突き刺すなどし、失血死させたとされる。
2026.3.6 27年前の主婦殺害事件で起訴された女 犯行時に「被害者に手を噛まれた」と供述 洗面台の血痕から女のDNA
27年前の主婦殺害事件で起訴された女が、犯行時に「被害者に手を噛まれた」と供述していたことが分かりました。
無職の安福久美子被告(69)は1999年11月、名古屋市西区のアパートで高羽奈美子さん(当時32)の首などを刃物のようなもので複数回突き刺し、殺害した罪に問われています。
安福被告は事件の際に手にケガをしていましたが、逮捕後、「奈美子さんに噛まれてたくさんケガをした」という趣旨の供述をしていたことが、警察への取材でわかりました。
現場の部屋では、洗面台に残っていた血痕から安福被告のDNAが検出されていて、安福被告がもみあった際に両手に複数の傷を負い、血を洗い流したとみられています。
2026.3.6 安福久美子被告(69)「被害者の夫の名前を口にしたり聞きたくない」 27年前の主婦殺害 夫と高校時代の同級生
27年前の主婦殺害事件で、安福久美子被告(69)が「被害者の夫の名前を今でも口にしたくない」という趣旨の供述をしていました。
安福被告は1999年11月、愛知・名古屋市西区のアパートで、高羽奈美子さん(当時32)の首などを刃物のようなもので複数回突き刺し、殺害した罪に問われています。
安福被告は、奈美子さんの夫・悟さんの高校時代の同級生ですが、悟さんのことを「奈美子さんの夫」と呼び、「今でも名前を口にしたり、聞いたりもしたくない」という趣旨の供述をしていたことが警察への取材で分かりました。
また、「学生時代好意を抱いていた」とする一方、「女性や子育てに関する考えが嫌いだった」とも供述していて、悟さんへの強い恨みが動機につながった可能性があるとみられています。
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2026.3.7 北朝鮮による拉致認定されぬまま…特定失踪者・大澤孝司さん行方不明から52年 弟の帰り待つ兄「せめて顔を見合わせたい」

北朝鮮による拉致の可能性を排除できない特定失踪者・大澤孝司さんが新潟県佐渡市で行方不明になって、2026年2月24日で52年となった。弟の帰りを待つ兄・昭一さんは90歳。「せめて顔を見合わせたい」と、再会を切望している。
ブルーリボンに込める思い
行方不明から52年となったこの日、大澤孝司さんの実家がある新潟市西蒲区には支援者が集まり、救出の署名に応じてくれた人に渡すためのブルーリボン作りが行われていた。
ブルーリボンを作る大澤孝司さんの同級生
「行方不明から50年のときも長い歳月に驚いたが、その日からも2年が経ってしまった」
「本当に微々たる力だが、何とか思いが届いてくれればと思っている」
孝司さんの同級生たちが1年に6000本ほど作っているというブルーリボンには、祈りや歯がゆさ、様々な思いが込められている。
孝司さんの帰りを待つパンダのぬいぐるみ
孝司さんにまつわる品として大澤家で大切にされているものがある。大きなパンダのぬいぐるみだ。
孝司さんが甥に贈ったパンダのぬいぐるみ
新潟県の職員だった孝司さんは、赴任先だった佐渡市から月に1回程度、定期的に旧・巻町(現・新潟市西蒲区)に帰省していた。
そのときには、甥や姪のために必ず土産を持参していて、その一つがパンダのぬいぐるみだった。
1972年以降の第一次パンダブームを受けて孝司さんが甥っ子(兄・昭一さんの次男)のために選んだものだ。
孝司さんの兄・昭一さんが回想する。
「田中内閣の日中国交正常化交渉でこのパンダが脚光を浴びていた。時勢を意識したプレゼントだった」
孝司さんの甥のメッセージ
受け取った昭一さんの次男は、自身の思いをブルーリボンの形をした色紙にこうしたためている。
「孝司おじさんからのお土産のパンダ。まだ元気に待っています。早く帰ってきてください」
拉致認定なくとも首相にかける期待
孝司さんの帰りを待つ家族に52年の歳月が流れているのと同時に、孝司さんにも52年の月日が流れた。
大澤孝司さん
2026年の6月に孝司さんは80歳の誕生日を迎える。
90歳になった兄・昭一さんは、10歳年下の弟をおもんばかる。
「北朝鮮の健康寿命からすると80歳はもう限度だと思う。神様に願ってもう少し孝司が長生きしてくれるのを願っている」
北朝鮮に拉致されたことが排除できない“特定失踪者”の孝司さん。
2025年、国連人権理事会の作業部会は、大澤孝司さんなど12人を北朝鮮に安否を問い合わせるリストに掲載した。
大澤孝司さんの兄・昭一さん
昭一さんは、「日本政府が何もしないことを国連がやってくれる。それ自体おかしな話だって気持ちがする」と複雑な思いをのぞかせた。
一方で、高市首相が拉致問題の解決に意欲を示していることは、孝司さんの帰国を後押しすると考えている。
「高市首相は自身の在任中に(日朝首脳会談を)始めると言っている。あの首相だからやってくれると思って私たちも願っている」
52年の歳月埋めるには「顔を見合わせるだけでいい」
兄・昭一さんは、孝司さんの行方不明の情報を受け、佐渡に渡った日のことを、今でも鮮明に覚えているという。
孝司さんに会えなくなり、半世紀を超える月日が流れたが、昭一さんには確信していることがある。
「それでも良かったなって、いろりを囲んで2人で飯を食って。あとは顔を見合わせているだけで、それでいい。それで全てが通じるはずだと思っている」
切に望むのは、甥や姪…家族を愛した孝司さんをねぎらうひとときだ。
2026.3.6 【未解決事件】県警トップも参加し証拠品捜索…1997年発生の旧琴南町女子高生殺害・遺棄事件【香川】
1997年に香川県の旧琴南町の山中で、当時16歳の女子高校生が殺害され遺棄された事件。香川県警は3月6日、小林雅彦本部長も参加し証拠品の捜索を行いました。
この事件は1997年3月、香川県立高校1年の真鍋和加さんが何者かに殺害され、翌日、旧琴南町、現在のまんのう町の山中で遺体で見つかりました。30年近く経った今も犯人は見つかっておらず、事件は未解決のままとなっています。
「三豊市の捜索現場です。香川県警の小林雅彦本部長も参加して捜索活動が行われています」
真鍋さんの靴が見つかった三豊市の朝日山森林公園です。小林本部長以下捜査員約20人が捜索に当たり遺留品などがないか山の斜面をくまなく探していきました。
県警ではこれまでに延べ6万3000人の捜査員を動員し捜査を続けてきましたが、2025年8月以降の情報提供件数は6件と事件の風化が懸念されています。
(香川県警 小林雅彦本部長)
「被害者の真鍋和加さんの無念を晴らしたい。遺族の悲しみ、つらさ、くやしさを晴らしたい。県民の情報は貴重なので、この事件、ほかの未解決事件含めて情報を提供してもらえればありがたい」
6日は真鍋さんの遺体が見つかったまんのう町の雑木林でも捜索が行われ、警察は事件解決に向けて情報提供を呼びかけています。

神奈川・鎌倉市の住宅で2026年1月、住人が鉄パイプで殴られ高級腕時計などを奪われた事件で実行役の男6人が逮捕されました。
青木真弥容疑者(21)ら6人は2026年1月、鎌倉市の住宅に侵入し、住人の男性を鉄パイプで殴ってけがをさせ、現金と高級腕時計などあわせて1150万円相当を奪った疑いがもたれています。
警察によりますと6人に面識はなく、「闇バイト」で集められた可能性があるということです。
また、6人のうちの1人が所有する車が千葉・君津市で起きた強盗事件で使われていたことから、6人はこの事件にも関わっていたとみられます。
また、2025年から全国で相次いでいる窃盗や強盗事件にも6人が関与している可能性があり、警察は余罪を調べています。

名古屋のマンションで男性を殺害し、遺体をクローゼットに隠した女に、無期懲役の判決です。
ボンベを背負って、部屋に入ろうとする消防隊員。このあと、ガス事故ではなく、「事件」だったことが判明します。3年前、名古屋市中区新栄のマンションの一室で、クローゼットから、貴金属買取店を経営していた当時42歳の男性の遺体が見つかったのです。
名古屋市北区の無職・内田明日香被告32歳は、男性の自宅や店から現金約80万円と貴金属など約1400点7400万円相当を奪い、遺体をクローゼットに隠した強盗殺人と死体遺棄の罪に問われ、6日に判決を受けました。
「ホストをナンバーワンにするため金銭が必要だった」
これまでの裁判員裁判で、検察側は、内田被告の犯行動機について「指名するホストをナンバーワンにするため金銭が必要だった」と指摘。
一方の、弁護側は強盗殺人にはあたらないと主張。「男性に頼まれて首を絞めていて、内田被告に男性の死亡との関わりはない。金品を奪う意図もなかった」と述べていました。
内田被告はまっすぐ前を向いて…
6日、名古屋地裁で開かれた判決公判で、入江恭子裁判長は「ホストクラブで遊ぶ金がほしいという、自身の欲望を満たすための身勝手極まりない犯行」としたうえで「反省の態度も見られず、酌量の余地もない」と断罪。
内田被告に求刑通り、無期懲役を言い渡しました。内田被告は、まっすぐ前を向いて判決を聞いていました。

偽造された昭和天皇在位60年の記念銀貨を密輸した疑いで、中国籍の男が再逮捕されました。
薛志偉容疑者(36)は2025年4月、偽造された昭和天皇の在位60年を記念した1万円銀貨、合わせて250枚を中国から密輸した疑いが持たれています。
薛容疑者は、偽造された銀貨をスナック菓子や衣類などに隠して国際郵便で密輸していました。
薛容疑者は偽名を使い、東京や埼玉など7つの都県で40回以上にわたって、合わせて1000枚以上の偽造銀貨を両替していたということです。
警視庁は、薛容疑者の認否を明らかにしていません。

医師の資格がないのに美容整形手術を行った疑いで、ミャンマー国籍の男2人が逮捕されました。
チー・チャン・コ容疑者(41)とソウ・ウィン・ナイン容疑者(30)は、医師の資格がないにも関わらず、2025年5月から2026年2月までの間、東京都内の自宅やビルの一室などで、女性3人にまぶたの切開や脂肪除去などの医療行為を行った疑いが持たれています。
2025年6月、女性から「目が開けづらくなった」と警視庁に相談があり事件が発覚しました。
チー・チャン・コ容疑者は「医療行為をやっていない」と容疑を否認していて、もう1人は「手術のサポートをしていただけ」と供述しているということです。
2026.3.5 「犯人も覚悟しておけよ」蒲郡市で起きた未解決の女性殺害事件から間もなく10年 遺族は“名古屋の解決”に希望

2016年、愛知県蒲郡市で女性が自宅で殺害された事件から、間もなく10年となります。事件はいまだ未解決ですが、2025年には、名古屋で26年前に起きた未解決事件の容疑者が逮捕されていて、遺族は「必ず事件は解決する」と希望を抱いています。
司さん:
「優しい母親だったなと思いますね」
多香子さん:
「本当に頼りがいがある人でした」
蒲郡市に住む杉浦司さん(61)、多香子さん(61)夫婦は10年前、最愛の母・加津代さんを突然失いました。
司さん:
「畑仕事が大好きで、自分で作った野菜を多香子の友人・知人にあげたりとか。人が喜んでくれることに喜びを感じるみたいな、心の優しい人だったなと思います」
ニュースONE
2016年3月10日、中国への出張から帰宅した杉浦さんの目に飛び込んできたのは、凄惨な光景でした。
司さん:
「母親を捜した時に、こちらで母親が倒れていた」
1階仏間のふすまの陰に隠すように、母・加津代さん(当時73)の遺体がありました。顔にはポリ袋がのせられ、隣の和室から遺体を引きずったような血の跡も残っていました。
ニュースONE
司さん:
「母の姿を見た時に首にコードが巻かれていたので、これは事故じゃないな、事件だなと思いました」
自宅北側の窓ガラスは三角形に割られていました。現場の状況などから、何者かがこの窓ガラスを割って侵入し、加津代さんと鉢合わせて殺害した可能性があるとみられています。
ニュースONE
これまで捜査員延べ3万8000人以上を投入していますが、事件は今も未解決のままです。
しかし、2人に希望をもたらす出来事が去年10月にありました。26年の時を経て大きく動いた、名古屋市西区の主婦殺害事件です。この事件の遺族・高羽悟さん(69)とは、被害者遺族の会を通して交流があったといいます。
ニュースONE
多香子さん:
「自分のことのようにうれしかったです」
司さん:
「26年経った事件も解決できるんだから、私たちの事件も解決できるという強い気持ちになりました」
高羽さんも、杉浦さんのことを気にかけています。
高羽悟さん:
「どういった形で亡くなったのか、犯人がどういう動機で殺したのかとか、そういったことを知らないと一区切りつかないので。杉浦さんご夫婦にはお母さんのためにも、粘り強く希望を捨てないでやって欲しいですよね」
加津代さんの寝室には、事件があった2016年のカレンダーが今も残されたままです。
ニュースONE
司さん:
「『必ず事件を解決する、その日が来る』と強く思っていますし、『犯人も覚悟しておけよ』という気持ちで私はいます」
多香子さん:
「どんなことがあっても戻ってくるわけではないですけど、(犯人には)自分がしたことに向き合って、償って、母にも謝ってほしいなと、それが望みですね」
3月10日であの日から10年となります。1日でも早く、亡き母に犯人逮捕の報告を…。その時を待ち続けています。
※情報提供は 蒲郡警察署捜査本部 0120ー110ー463まで
2026.3.5 マッチングアプリ使い現金だまし取った疑い 40代兄妹を逮捕 被害は10人以上、数百万円か
マッチングアプリで知り合った男性から現金をだまし取った疑いで、40代の兄と妹が逮捕されました。
沖縄県に住む里学容疑者(48)と妹の枝理子容疑者(46)は2025年、マッチングアプリで知り合った広島県の男性に「生活が苦しいからお金を送ってください」などと言い、現金4万円をだまし取った疑いが持たれています。
学容疑者が女性になりすまし、男性とメッセージのやり取りをした上で、枝理子容疑者の口座に金を振り込ませたとみられています。
学容疑者らは調べに対し、容疑を認めているということです。
警視庁は、同様の手口でほかにも10人以上から数百万円をだまし取っていたとみて捜査しています。
2026.3.5 「雪印メグミルク」健康サプリの模造品を所持した疑い 中国籍の男女を逮捕 他社の模造品も自宅から発見
大手食品メーカーの健康サプリの偽物を販売目的で所持した疑いで、中国籍の夫婦が逮捕されました。
趙偉容疑者(33)と孫曉萌容疑者(28)は、自宅に大手食品メーカー「雪印メグミルク」が出している健康サプリの偽物5袋を、販売する目的で所持した疑いが持たれています。
2人は中国から送られてきたとみられる偽の商品を配送業者に持ち込んでいて、「本物と認識していた」と容疑を否認しているということです。
偽の商品は体に害はないものの、パッケージに記載された成分表示と違うものでした。
2人の自宅からは他の会社の商品の偽物も見つかっていて、警視庁が余罪を調べています。

2025年、宮城・岩沼市で保育士の女性が殺害された事件の裁判が始まり、被告の男は起訴内容を認め、検察側は妊娠中絶をめぐるトラブルがあったと主張しました。
殺人と死体遺棄などの罪に問われているのは、岩沼市の無職・佐藤蓮真被告(22)です。
起訴状によりますと、佐藤被告は2025年4月、岩沼市内の海岸防潮堤の上で、保育士・行仕由佳さん(当時35)の胸などをペティナイフで数回刺して殺害し、遺体を波消しブロックの隙間に遺棄した罪などに問われています。
4日の初公判で佐藤被告は、殺人と死体遺棄について起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で検察側は、妊娠中の子供を中絶するかどうかをめぐり2人の間でトラブルとなり、佐藤被告が殺害に及んだと指摘しました。
判決は3月17日に言い渡される予定です。
2026.3.3 12年前の強盗傷害事件で逮捕 時効まで3年「執念」の捜査 警視庁
12年前、東京都荒川区で高齢女性がバッグを強奪され、大けがをする事件があった。警視庁は最近になって容疑者を特定し、男性を逮捕した。決め手となったのは男性刑事による執念の防犯カメラ捜査だった。
警視庁尾久署は3日、新宿区百人町1、無職、大沢翔太容疑者(44)を強盗傷害容疑で逮捕した。
逮捕容疑は2014年3月6日午前9時半ごろ、荒川区西尾久2で歩いていた高齢女性(当時84歳)に後ろから近づいて突き飛ばし、現金約1万5000円の入ったバッグを奪ったうえ、右腕の骨を折るなど全治約2カ月のけがをさせたとしている。「当時は金がなくてやった。ひったくりをした記憶はあるが、私の性格的に突き飛ばした行為はしていないと思う」と容疑を一部否認している。
尾久署によると、当時、付近の防犯カメラに容疑者の顔が映っていたが、人物の特定はできていなかった。同署の男性刑事が3カ月前から管内で起きた未解決事件の洗い直しを始め、防犯カメラの映像によく似た人物が浮上。所在を突き止め、逮捕に至った。
強盗傷害罪の公訴時効は15年で、あと3年で時効を迎えていた。
2026.3.3 住宅で70代夫婦殴り強盗の疑いで10~20代の男4人を逮捕 1人は被害者宅近くに在住 埼玉・狭山市
2月、埼玉・狭山市の住宅で夫婦が殴られ現金などが奪われた事件で、10代から20代の男4人が逮捕されました。
佐藤辰弥容疑者(20)ら4人は2月19日、狭山市の住宅に侵入し、バールのようなもので70代の夫婦を殴るなどしてけがをさせた上、現金約13万円と腕時計など81万円相当を奪った疑いが持たれています。
警察によりますと4人は知人同士で、車やバイクで現場に向かい、無施錠の勝手口から住宅に侵入したとみられ、車の中から被害品の一部やバールが見つかったということです。
4人のうち1人が被害にあった住宅の近くに住んでいて、警察は関連を調べています。
2026.3.3 「鉢植え」で口論か…高齢男性を押し倒してケガさせた疑いで男(52)逮捕 高齢男性は搬送先で死亡 千葉・浦安市
高齢男性を押し倒してケガをさせた疑いで52歳の男が逮捕された。
男性は搬送先の病院で死亡した。
事件のきっかけは「鉢植え」をめぐるトラブルだった。
「これはヤバい、普通のケンカとは違う」
記者リポート:
閑静な住宅街の路上で事件が起きました。
記者リポート:
安藤容疑者と金村さんが口論になり、金村さんはこちらに倒れたということです。
安藤哲也容疑者(52)は千葉・浦安市の住宅街の路上で、84歳の金村正雄さんこと韓国籍の金正雄さんを押し倒し、死亡させた疑いがもたれている。
事件が起きたのは、1日午後4時ごろ。
近所の人が、男性2人の口論を聞いたという。
近隣住民:
大きい声で怒鳴り合っていたんですよ、2人でね。片っぽの人が「手をつけるな」とか「警察を呼べ」とか一方的な会話で。大きい声で30分くらいですかね、怒鳴って「警察を呼べ」とか、どうのこうの言っとって。私の感じでは、これはヤバい、普通のケンカとはそれとは違うなと思っとったんです。
ただならぬ雰囲気の口論が、約30分に渡り続いていたという。
近隣住民:
怒鳴り声が消えて。「これで終わったんだな」と思って、そうしたら倒れとってね、人が。それで駆けつけたんですよ。
金村さんは意識不明の重体となり、その後、死亡が確認された。
警察によると、2人に面識はなかったということだが、何らかの事情により、金村さんが安藤容疑者の自宅を訪問。
その際、「鉢植え」について口論になり、事件に発展したとみられている。
調べに対し、安藤容疑者は…。
「体はぶつかったが押し倒していないし、腕も掴んでいない」
と容疑を一部否認しているという。
警察は、安藤容疑者が犯行に至った動機など調べている。
2026.3.3 去年の落とし物 都内で約450万件 過去最多に 現金は約45億円
都内の去年1年間の落とし物の件数がおよそ450万件と過去最多となり、このうち現金がおよそ45億円に上ったことがわかりました。警視庁は、外国人旅行者の増加などが背景にあるとみています。
警視庁のまとめによりますと、去年1年間の都内の落とし物の件数はおよそ450万件で、おととしより3%増加し、統計の残る1940年以降、最も多くなりました。
現金は、およそ45億円で、おととしと比べて0.5%増加し、過去最多でした。
このうち、およそ7割にあたる32億円余りが持ち主に返還され、6億8000万円ほどが持ち主が判明しないなどして都の歳入となりました。
1件の最高額としては2700万円でした。
また、品名別では、最も多かったのがクレジットカードや運転免許証などの「証明書類」で82万点近く、次いで「有価証券類」が47万点余り、「衣類・履き物類」がおよそ46万点などでした。
警視庁は、日本を訪問する外国人が増加していることや、ワイヤレスイヤホンなど小型の電子機器を持つ人が多くなっていることなどが背景にあるとみているということです。

通行が禁じられている道路で危険なドリフト走行をした疑いで男5人が逮捕されました。
ブラジル国籍のヨシカワ・マルセロ・ユウジ容疑者(27)ら5人は2025年、東京・大田区の道路を車でドリフト走行しながら蛇行運転を繰り返した疑いが持たれています。
身勝手な供述も
5人のうちの1人が2025年12月、ドリフト走行中にブレーキ操作を誤り見物に来ていた2人にケガをさせて逃走したとして逮捕・起訴されていて、その後の捜査で今回の事件が発覚しました。
ヨシカワ容疑者らはドリフト仲間が集うグループ「日本マジキテル連合」で活動していて、調べに対し、1人は容疑を認め、4人は一部否認をしていますが、「サーキットでは満たされない。ストリートでやることに意味がある」と供述しているということです。
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2026.3.2 安倍氏国葬で精神的苦痛、賠償認めず 東京地裁「原告に生じた不利益ない」
安倍晋三元首相の国葬実施で精神的苦痛を負ったとして、市民団体代表ら818人が国に損害賠償を求めた集団訴訟の判決で、東京地裁は2日、国葬によって原告に生じた不利益はないとして請求を棄却した。
神野泰一裁判長は、国葬は銃撃事件で亡くなった安倍元首相を追悼する儀式として行われ、個々の国民に対しての行為ではないと指摘。弔意や服喪といった思想や行動を強制するものではなく、法律上保護される利益が侵害されたとは認められないと判断した。
弁護団の大口昭彦弁護士は「国民をばかにした判決で怒りに堪えない」と控訴の意向を示した。
安倍元首相の国葬を巡っては、各地で差し止めを求める仮処分申し立てや住民監査請求が起こされ、退けられている。
2026.3.2 認知症の母、階段から引きずられ後頭部を強打 容疑で64歳逮捕
認知症の母親を階段から引きずり下ろして頭にけがをさせたとして、警視庁杉並署は1日、東京都杉並区成田東1の職業不詳、佐藤尚容疑者(64)を傷害容疑で逮捕した。母親の重子さん(94)はその後に意識が薄れ、搬送先の病院で死亡した。
杉並署によると、佐藤容疑者は重子さんの介護をしており、2人暮らし。午前1時45分ごろに自ら「母親の意識がもうろうとしている」と119番。重子さんの体にあざがあり「以前も手を出したことがあった」と話したため、救急隊員が110番した。
逮捕容疑は1日未明、重子さんを自宅2階から階段を引きずり下ろして後頭部を強打させ、けがをさせたとしている。「母親が便を漏らし、寝室から風呂場に早く連れて行きたかった。引きずったが暴行するつもりはなかった」と供述しているという。
杉並署は死因を調べ、容疑を傷害致死に切り替えることも検討する。
2026.3.2 あるはずだった救命ボート 知床沈没事故、被告社長の「ウソと保身」
北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没して乗客乗員全26人が死亡・行方不明となった事故を巡り、運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一被告(62)=業務上過失致死罪で起訴=の釧路地裁での公判で、検察側は2日、被害者家族たちの供述調書を読み上げた。事故後に語った被害者の人生や、残された者の苦しい胸の内が法廷に響いた。
「息子は妻にベタぼれで妻は『理想の人』と言っていたようだ。ほほ笑ましく見ていた」
孫を含む息子一家を亡くした家族はそう語っていた。息子は子ども(孫)が生まれ、手帳に「人生で一番幸せを感じている」と書き留めていた。孫はよく笑う明るい子で、食事の時間になっても夢中で遊ぶ姿は、小さい頃の息子に重なった。
最愛の人たちを失っただけに、桂田被告への処罰感情は強い。「反省の様子は見られない。できるだけ厳しい処罰を」と訴えた。
供述調書は、検察官が2時間弱にわたって代わる代わる読み上げ、桂田被告は視線を手元の書類などに落として聞いていた。
娘と孫が被害に遭った男性は「『じいちゃん、じいちゃん』とついてくるかわいい孫だった」と思いを寄せ、別の親族は「事故当時、桂田被告は救命ボートを乗せていると言っていたが、うそだった」と不信感をあらわにした。
事故で死亡した男性船長(当時54歳)の妻の調書では、事故翌日の2022年4月24日、桂田被告から電話で「事故を起こしたのはご主人。見つかっていない」と伝えられたことが明かされた。
22年9月に遺体が発見された後には、桂田被告から「(賠償で)裁判になるかも。逮捕されそうで、海保(海上保安庁)から何か聞いていないか」と保身に走るような言葉が聞かれたという。
思いやりのあった70代の夫を亡くした妻は、沈没直前とされる4月23日午後1時20分ごろから船上の夫と41秒間通話した。「沈みかかっている」と言う周囲はザワついていた。「もしダメだったら、長いこと世話になったね。ありがとう」と言い、電話は切れた。
「絶望的な気持ち」「大切な家族を奪われた」「人生が一変した」。家族自身もまた心身を傷めた。「安全管理の体制をつくっていたら、事故は未然に防げた」という強い憤りや、「軽々しく言うべきではないが、死刑にしてほしいくらいの気持ち」と葛藤を口にした人もいた。
長男の小柳宝大(みちお)さん(当時34歳)が行方不明になったままの父親(67)は、弁護側の被告への質問も含めてこの日の公判を見届けた。「うそ偽りなく話してもらいたい。謝罪もあったが、言うだけだ。桂田被告だけは許せない。責任を取ってもらいたい」と語った。
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2026.3.2 なぜ恩師の命は奪われたのか 28歳が見た裁判 大津・保護司殺害
2024年5月に大津市の民家で保護司の新庄博志さん(当時60歳)を殺害したとして、殺人と公務執行妨害罪、銃刀法違反に問われた大津市の飯塚紘平被告(36)の裁判員裁判で、大津地裁は2日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。谷口真紀裁判長は「悪質性の高さは無差別殺人と遜色ない。保護観察制度に影響を及ぼした社会的影響は無視できない」と述べた。
2日、大津地裁。上下黒色のスーツ、青色ネクタイ姿で法廷に立った飯塚被告は身じろぐことなく、無期懲役の言い渡しを聞いていた。谷口裁判長が判決理由を朗読する間は、時折うなずくような仕草もみせ、最後は一礼して法廷を後にした。
「判決がどうあれ、罪と向き合ってほしい」。保護司の新庄さんの支えで社会に復帰した谷山真心人(まこと)さん(28)は判決の一報に触れ、そう漏らした。
谷山さんは18歳の頃、無免許運転で捕まって保護観察処分を受け、保護司の新庄さんと出会った。初めは警戒心から新庄さんとは打ち解けられず、再び罪を犯して服役した。
しかし、新庄さんは変わらず面会にやってきて、時に手紙もくれた。谷山さんを責める言葉は一つも無く、力になれなかったと悔やんでいた。そんな新庄さんに心を動かされ、谷山さんは更生すると心に決めた。
刑務所を出てからは新庄さんが紹介してくれた旅館で働き、2025年10月には建設会社に就職。「今の自分がいるのは新庄さんのおかげ」。新庄さんは人生の恩師だった。
そんな新庄さんが24年5月に殺害された。事件で逮捕・起訴されたのは、かつての自分と同じ立場にあった飯塚被告だった。「なぜ新庄さんの命は奪われたのか」。理由が知りたくて法廷に足を運んだ。
仕事がうまくいかなくて心の余裕がなかったこと、不満の矛先を誰かに向けたくなったこと――。被告が、生きづらさにもがいていたようにみえた。他方で、それが新庄さんをあやめる理由になったことは「筋違いだ」と許せない気持ちが湧いた。
判決後、取材に応じた谷山さんは「みんな大変やし、僕もいろいろあった中で、今がある。(被告は)もっと何かできなかったのか」と悔やみ、「新庄さんがやってきたことに一つも間違いはない。僕みたいな人間の生き方を変えさせてくれたのは紛れもない事実。世話して良かったなと(新庄さんに)思ってもらえる存在になりたい」と語った。
2026.3.2 「悪質性、無差別殺人並み」 大津・保護司殺害の被告に無期懲役判決
2024年5月に大津市の民家で保護司の新庄博志さん(当時60歳)を殺害したとして、殺人と公務執行妨害罪、銃刀法違反に問われた大津市の飯塚紘平被告(36)の裁判員裁判で、大津地裁は2日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。谷口真紀裁判長は「悪質性の高さは無差別殺人と遜色ない。保護観察制度に影響を及ぼした社会的影響は無視できない」と述べた。
公判では、被告の刑事責任能力の有無が争点だった。被告側は「守護神様」と称する心の声に従って犯行を決意したと主張していたが、判決は、こうした心の中の対話は、被告が自身の考えの一部を切り出し、自問自答の形で自らの考えを確認していたに過ぎないと指摘。「被告の責任能力に影響を与える精神の障害はなく、完全責任能力が認められる」と認定した。
その上で、量刑について検討。判決は、新庄さんの遺体には計22カ所の傷があり、被告が「社会に戻るんやろ」と制止した新庄さんを振り切って攻撃していたことを挙げ、「犯行の態様は極めて執拗(しつよう)、残虐だ」とした。新庄さんと2人きりになる保護観察の面談の場を選んで事件を起こしたとして計画性の高さも認めた。
動機については、仕事が長続きしなかった被告が、国や保護観察制度へ不満をぶつけようと考えたとし、「落ち度も、恨みもない新庄さんを、国への八つ当たりの道具として利用した。被害者を命ある一人の人間としてすら扱っていない」と非難した。
被告は別事件で保護観察付き執行猶予判決を受けた中で再び事件を起こしており、判決はこの点についても「社会内でやり直そうという意思が感じられない」と言及。保護観察制度の変革や破壊を意図して犯行に及んだとまでは認められないものの、事件の社会的影響は大きく、有期刑が相当とは言えないと結論付けた。
判決によると、被告は24年5月24日夜、新庄さんの自宅で、新庄さんの胸や首をナイフとおので複数回突き刺し、出血性ショックで死なせた。
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2026.3.2 1999年の名古屋女性殺害 容疑者を殺人罪で5日にも起訴へ
1999年、名古屋市西区の自宅アパートで高羽(たかば)奈美子さん(当時32歳)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同市港区のアルバイト、安福久美子容疑者(69)について、名古屋地検は勾留期限となる5日にも殺人罪で起訴する方針を固めた。関係者への取材で判明した。地検は事件当時の精神状態などを調べる鑑定留置の結果やこれまでの捜査も踏まえ、刑事責任を問えると判断した模様だ。
事件は99年11月13日午後2時半ごろ、西区稲生町のアパートの一室で発生。自宅である現場にいた高羽さんは刃物で複数回、刺されて殺害された。安福容疑者は昨年10月31日、アパートに残っていた血痕のDNA型との一致が確認されたことなどから、高羽さんの首などを刃物で刺すなどして失血死させたとして殺人容疑で逮捕された。地検は昨年11月14日から2月27日、刑事責任能力を調べるための鑑定留置を行っていた。
安福容疑者は高羽さんの夫、悟さん(69)の高校時代の同級生。逮捕直後は容疑を認めていたが、その後黙秘に転じたという。

カンボジアの特殊詐欺拠点から警察官らをかたる電話をかけ、金をだまし取ったとして、愛知県警は2日、詐欺の疑いで建設会社社長木村昇汰(31)=愛知県刈谷市今川町、同鶴谷隆穂(31)=名古屋市東区泉3、無職酒井公人(37)=同県安城市今本町4=の3容疑者を逮捕したと発表した。
県警によると、酒井容疑者は昨年6~11月、タイ国境に近いカンボジア・パイリンの拠点で「かけ子」をしていた。木村、鶴谷両容疑者は、知人の酒井容疑者を拠点に勧誘したリクルーターという。昨年7月ごろ、酒井容疑者に関する情報が県警に寄せられていた。
逮捕容疑では他の者と共謀し、昨年9月13日、京都府警の警察官らを装い、愛媛県今治市の…

2001年3月、北海道室蘭市に住む当時高校1年生の女子高校生が行方不明となり、2026年3月6日で25年となります。 警察は今も情報提供を呼びかけています。
行方不明となっているのは室蘭市に住んでいた当時高校1年生の千田麻未(ちだ あさみ)さんです。
警察によりますと、千田さんは2001年3月6日午後、イオン室蘭店(元・室蘭サティ)北側で友人に会った後に、近くの「東町2丁目」バス停から午後1時31分発の「中央町・工大循環線(外回り)」のバスに乗車。
午後1時40分頃、室蘭市知利別町1丁目(セイコーマート室蘭知利別店近く)の「東通」バス停で降りたと見られていて、その後の行方がわからなくなっています。
北海道警はこれまでに捜査員延べ4万8139人を投入し、千田さんを捜索してきましたが、発見には至っていません。
市民からの情報提供はいまも絶えません。
・2018年 14件
・2019年 10件
・2020年 12件
・2021年 48件
・2022年 9件
・2023年 17件
・2024年 29件
・2025年 14件
2025年は前年より15件少ない14件の情報が寄せられました。このうち3件は道内から、4件は道外から、7件は地域不明の情報でした。
「千田麻未さんに似ている人を見た」「私は犯人を知っている」「千田さんの行方を知っている」などと言った情報が多いということです。
千田さんが行方不明になった当時の特徴や服装は以下の通りです。
・身長体格 身長153センチくらい やせ型
・血液型 O型
・身体的特徴 右頬に小さなほくろ、左右の耳にピアスの穴、二重まぶた
・髪型 黒色で首筋まで伸ばしたストレート
・服装 ベージュ色ブレザー、紺色ジーパン、ベージュ色チェック柄マフラー、23.5センチくらいの革靴
2026年で行方不明から25年が経過し当時16歳だった千田さんは現在は41歳となります。
警察は2026年3月6日午前11時から、千田さんが当時立ち寄った商業施設付近で、来店客や通行人に情報提供を呼びかける予定です。
2026.3.1 【速報】押し入って「やっぱりここにいる」女性の部屋に居座りスマホなど奪う 20歳の男を逮捕 東大阪市
2月28日午後6時ごろ、東大阪市で女性から「元カレがまた来た。携帯を奪って頭を殴って立ち去った」と警察に連絡がありました。
警察によりますと、女性の元交際相手とみられる男が「部屋に置いている自分の荷物を取りたい」と言って女性の部屋に入ったあと、そのまま居座り、「やっぱりここにいる」と主張したということです。
男を部屋から追い出すため、女性が警察に電話をしていたところ、男は持っていたバリカンで女性の頭を殴り、女性のスマートフォンとポケットWi-Fiを奪って逃走しました。女性にけがはありませんでした。
その後、警察は約1キロ離れた鉄道の駅で男を発見し、任意同行した警察署で強盗の疑いで逮捕しました。逮捕されたのは無職の世良桜成容疑者(20)で「携帯もポケットWi-Fiも被害者から借りたものです。無理やりとっていません」と容疑を否認しているということです。
2026.3.1 母親はその後死亡…自宅で84歳母親の首を絞めて殺害しようとした疑い 58歳娘を逮捕 自ら民生委員に連絡し発覚
三重県伊賀市の住宅で3月1日、84歳の母親の首を絞め、殺害しようとしたとして、58歳の娘が逮捕されました。母親はその後死亡しました。
逮捕されたのは、伊賀市上神戸の無職河合章江(58)容疑者で、1日午前9時ごろ、自宅で同居する母親の澄江さん(84)の首を絞め、殺害しようとした殺人未遂の疑いです。
警察によりますと、河合容疑者は犯行後、知人の民生委員に「母親を殺してしまいました」と連絡し、民生委員が110番通報しました。
警察が現場に駆け付けると、澄江さんは寝室のベッドで、意識不明の状態で仰向けに倒れていて、病院に運ばれましたが、その後死亡しました。
調べに対して河合容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということで、警察は容疑を殺人に切り替えて、犯行の動機などを調べる方針です。
2026.2.28 被害者車に紛失防止タグ付け、自宅特定か 水戸ネイリスト殺害
水戸市のアパートで昨年12月31日、住人のネイリスト小松本遥さん(31)が殺害された事件で、殺人の罪で起訴された元交際相手の会社員大内拓実被告(28)が、小松本さんの車に位置情報の特定に使う紛失防止タグを取り付けていた疑いがあることが28日、捜査関係者への取材で分かった。茨城県警は、ストーカー規制法違反容疑で3月2日にも再逮捕する方針。
捜査関係者によると、被告は事件の前、小松本さんの車に紛失防止タグを取り付け、自宅を特定するなどした疑いが持たれている。
事件では、小松本さん宅で位置情報を送る同様の機器入りのぬいぐるみが見つかっていることが判明、県警が関連を捜査している。
2026.2.28 “大半は性被害”「SNSきっかけで犯罪被害あった小学生」過去10年で最多「167人」親の警戒薄い“学習アプリ”で接触も 京大・藤井教授「海外のように“子供のSNS利用禁止”検討に値する」
SNSをきっかけに犯罪の被害にあった小学生は167人
SNSをきっかけとして犯罪に巻き込まれた小学生の数が、過去10年間で最多を記録しました。
警察庁によると、去年、SNSをきっかけに犯罪の被害にあった小学生は167人と、4年前から倍増し、過去10年間で最多となりました。
被害内容で最も多かったのは、不同意わいせつで55人。次いで、児童ポルノなど性犯罪が大半を占めています。
海外では16歳未満のSNS利用を禁じる例もあり、京都大学大学院の藤井聡教授は「“リスクがあるかもしれない”ということだけで規制をしていくやり方だが、子供を守るためには検討に値する」と述べました。
2026.2.28 「まさかこんなところに盗みに来るとは」…住宅少ない山あいの神社で銅板2000枚盗難、価格高騰が背景か
「まさかこんなところに盗みに来るとは」…住宅少ない山あいの神社で銅板2000枚盗難、価格高騰が背景か
屋根の銅板が盗まれた高坂剣主神社(26日、氷見市平で) 【読売新聞社】
富山県氷見市平の「高坂剣主つるぎぬし神社」で1月、本殿の高さ約6メートルの屋根にあった大量の銅板が盗まれていたことがわかった。県警は、窃盗事件として捜査している。
捜査関係者らによると、盗まれた銅板は約2000枚で、被害額は約100万円に上るという。
山あいにある高坂剣主神社は、近隣に住宅が少ない。被害を発見した同市平の無職(78)は、「まさかこんなところに盗みに来るとは」と驚きを隠さなかった。神社を管理している集落では人口が減少しているといい、「直すのには何百万円とかかるので、修復は難しいだろう」と肩を落とした。
銅価格が高騰していることも事件の背景にあるとみられ、同市内では、山あいにある平沢神社(平沢)や北山主神社(吉岡)でも本殿やほこらの銅板が盗まれているという。近年、高岡市では銅像が盗まれる窃盗事件も相次いでいる。
2026.2.27 「あさま山荘事件」殉職した2人の警察官の慰霊式 事件から54年「風化させないように」
1972年に長野県軽井沢町で起きた「あさま山荘事件」で殉職した2人の警察官の慰霊式が開かれました。
「黙とう」
現場から約2キロ離れた「治安の礎」に捧げた黙とう。
慰霊式には、警察や地元の関係者など30人余りが出席しました。
54年前の1972年2月に連合赤軍のメンバーが管理人の妻を人質にとって籠城した「あさま山荘事件」。
警視庁と県警による作戦で、人質を無事救出し、犯人グループ5人を逮捕しましたが、銃撃を受けた警視庁の警察官2人が殉職しました。
「治安の礎」は、事件翌年の1973年に建てられたもので、出席者は一人一人献花し、2人をしのんでいました。
軽井沢警察署 地域課・柴崎智也巡査:
「軽井沢町で起きたこのような事件を二度と起こることがないよう、日々職務にあたっていかなければいけないという思いを新たにしました」
軽井沢町別荘管理防犯組合・佐藤正三組合長:
「安心安全の街づくりのために事件のことを伝えながら風化させないようにしたい」
事件から半世紀以上がたち、当時、人質となった牟田泰子さんが2025年、亡くなっています。
2026.2.27 “偽の刻印”入り金の延べ棒を売って得た7億円を暗号資産に替えてマネーロンダリングか 中国籍の男ら3人を再逮捕
ニセの刻印が入った金の延べ棒を正規品として大量に売りさばいていたとされる犯罪グループがだまし取った現金を暗号資産に替えてマネーロンダリングした疑いで再逮捕されました。
中国籍の楊暁東容疑者(39)ら3人は2025年、貴金属会社のニセの刻印が入った金の延べ棒を正規品と偽って売りさばき不正に得たおよそ7億円を暗号資産のビットコインに替えてマネーロンダリングした疑いがもたれています。
楊容疑者はグループのメンバーに暗号資産の口座を開設するよう指示していたとみられます。
警視庁はこのグループが密輸などで得た金を加工してこれまでに95億円分を売りさばき、だまし取った現金の多くを暗号資産に替えマネーロンダリングしたとみて調べています。
2026.2.27 「動機わかれば」被害者夫が心境 名古屋女性殺害事件、鑑定留置終了
名古屋市西区のアパートの一室で1999年、住人の高羽(たかば)奈美子さん(当時32)が殺害された事件で、27日、殺人容疑で逮捕された安福久美子容疑者(69)=同市港区=の鑑定留置が終了したことを受け、奈美子さんの夫の高羽悟さんが同日、報道陣の取材に応じた。
悟さんは、検察から鑑定留置の終了を知らされ、息子の航平さん夫婦にも報告したという。「今のところ、事件が進展したという気持ちは全くない。起訴されたわけではないので、(奈美子さんに)報告することは今のところない」と淡々と語った。
また、容疑者の動機について、「希望としてはわかると良いと思うが、そこは私の及ぶところではないので、検察の方々にお任せしたいと思う」と述べた。起訴された場合、「裁判になっても(動機を)しゃべらない可能性もある。それはそれで動揺しないようにしたい」と語った。
安福容疑者は昨年10月に殺人容疑で逮捕され、名古屋地検は同11月14日から鑑定留置を行っていた。鑑定留置の終了で、勾留が再び始まり、3月5日に勾留期限を迎える。
2026.2.27 日野町事件は開始が決定…名張毒ぶどう酒事件の再審巡り裁判所・検察官・弁護団が協議 弁護団長「積極的に証拠開示を」
三重県名張市で1961年に女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」の再審について2月26日、裁判所と検察官、弁護団が話し合う三者協議が行われました。
名張毒ぶどう酒事件を巡っては、奥西勝元死刑囚の弁護団が先月、11回目の再審請求を申し立てています。
26日の協議後の会見で弁護団は裁判所が再審に前向きな姿勢を感じたとしたうえで、検察にまだ提出されていない重要な証拠を早期に開示するよう求めたと明らかにしました。
25日には滋賀県で1984年に起きた強盗殺人事件「日野町事件」の再審開始が決まっています。
鈴木泉弁護団長:
「(日野町事件では)今まで裁判所に提出されなかった証拠が再審開始の原動力になった。名張事件においても積極的に証拠開示をしてもらいたい」
次回の三者協議は4月に行われる予定です。

関東から近畿地方で飲食店などに忍び込み窃盗を70件以上繰り返していたとみられる男2人が逮捕されました。
中村和也容疑者(30)と清水総一朗容疑者(21)は2026年1月、三重・伊賀市の建設会社の事務所に侵入し、現金約1600万円などが入った金庫を盗んだ疑いが持たれています。
2025年11月、神奈川県で飲食店などを狙った出店荒らしが相次いで発生し、犯行に使ったレンタカーの契約書から2人が浮上しました。
中村容疑者らは2025年11月から2026年1月までの間に、関東と近畿などの9県で70件以上、同様の犯行を繰り返していたとみられ調べに対し「生活費を稼ぐためだった」などと容疑を認めているということです。

路上で女性の後をつけ、わいせつな行為を繰り返したとみられる会社員の男が逮捕された。
栃内駿斗容疑者(27)は先月、東京・練馬区の路上で帰宅途中だった女性の下半身を触った疑いが持たれている。
栃内容疑者は駅で女性を物色し、500メートルほど後をつけて犯行に及んでいた。
栃内容疑者は当時、酒に酔っていたとみられていて、警視庁の調べに対し「会社のストレスで理性が抑えられなかった」と容疑を認めているという。

交通事故に遭い仕事を休んだと虚偽の請求をして、休業補償金をだまし取った疑いで運送会社の社長らが逮捕されました。
運送会社社長の平田智夏容疑者(51)と従業員でトラック運転手の菅野徳雄容疑者(55)は2025年1月、菅野容疑者が交通事故により欠勤したと保険会社に虚偽の請求をして、休業補償金約60万円をだまし取った疑いがもたれています。
菅野容疑者は実際には事故の後も仕事を続けていて、だまし取った金はギャンブルに使っていたということです。
調べに対して、2人は容疑を認めていて警視庁は余罪があるとみて調べています。
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音楽スタジオでレンタルした高級ギターアンプを返却しなかった詐欺の疑いで29歳の男が逮捕、送検されました。
詐欺の疑いで25日逮捕されたのは、広島市に住む無職・松﨑優太容疑者です。
警察の調べによりますと松﨑容疑者は1月7日、福岡市中央区の音楽スタジオで、時価25万円相当のアンプ1台をレンタルしその後、返却せずにだまし取った疑いが持たれています。
その後、アンプは楽器店に4万5000円で売却されていたということです。
警察の調べに対し松﨑容疑者は「アンプを売却してお金にするつもりでレンタルした」などと供述し、容疑を認めているということです。
FNNの取材では今回の事件と同じく、店からアンプをレンタルし返却されていない事案が福岡市を始め県内で少なくとも4件確認されていて、警察はこれらについても関連を調べています。

英語検定試験「TOEIC」で替え玉受験をした疑いで、男女2人が逮捕されました。
森山瑠威容疑者(37)と中国籍の専門学校生の男(20)は2025年5月、東京・豊島区の試験会場で「TOEIC」の替え玉受験をした疑いが持たれています。
森山容疑者は専門学校生の男になりすまして、990点満点のうち955点を取ったとみられ、その報酬などとして約100万円を受け取っていました。
森山容疑者は調べに対し黙秘していますが、専門学校生の男は「英語が苦手なのでなんとかしたいと思った」と容疑を認めているということです。
警視庁は森山容疑者が替え玉受験を繰り返していたとみて余罪を調べています。

日本を訪れた外国人観光客らを狙い、窃盗を繰り返していたとみられる中国籍の男が逮捕されました。
龍用均容疑者(58)は1月、成田空港から東京駅に向かう「成田エクスプレス」の車内で、網棚に置かれていた中国籍の男性(40代)のリュックサックから現金10万円とクレジットカードを盗み、そのカードでカメラなど約220万円分を不正に購入した疑いが持たれています。
龍容疑者は「そんなことはやっていません」と容疑を否認しているということです。
成田エクスプレスでは、2025年から外国人観光客らの荷物が盗まれる被害が相次いでいて、警視庁は龍容疑者が関与しているとみて捜査しています。
2026.2.26 路上で無修正のわいせつDVD販売か…男9人が逮捕 摘発免れるため店舗設けずコインロッカーに保管 収益は暴力団に流れていたか 新宿・歌舞伎町
東京・歌舞伎町の路上で、わいせつなDVDを販売していた疑いで男9人が逮捕されました。
飯塚良則容疑者(56)や加瀬大輔容疑者(40)ら9人は1月、新宿区歌舞伎町の路上で、無修正のわいせつDVDを販売するなどした疑いが持たれています。
9人は3つのグループに分かれていて、通行人に「1万円で35枚です」などと声をかけ、防犯カメラのない場所に誘導して販売していました。
また、摘発を免れるために店舗は設けず、DVDはコインロッカーに保管するなどしていたということです。
関係先からはわいせつDVDなど4万点が押収されていて警視庁は、収益が暴力団に流れていた可能性があるとみて捜査しています。
2026.2.25 犯罪組織購入のレターパック1162枚買い取った疑い 2人逮捕
他人名義のクレジットカードで犯罪グループが購入したレターパックを買い取ったとして、福岡県警は25日、古物買い取り・販売店を経営していた篠栗町津波黒の藤井清志容疑者(39)ら2人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で逮捕した。県警は同日、レターパックを販売した福岡城西郵便局(福岡市早良区)の男性局長が事件に関わった可能性があるとして同法違反(犯罪収益収受)ほう助容疑で同郵便局を家宅捜索した。
捜査関係者によると、藤井容疑者が経営していたのは、業界大手「大黒屋」のフランチャイズ加盟店で、福岡市早良区と博多区にあった2店舗。フランチャイズ契約はすでに解除されている。県警は、大黒屋の本社は事件に一切関与していないと判断している。
逮捕容疑は、藤井容疑者らは共謀して、2025年2月17日、他人名義のクレジットカードで購入されたと知りながら、福岡市早良区の店舗でレターパック1162枚を約42万円で買い取ったとしている。県警は認否を明らかにしていない。
事件を巡っては、県警が25年にレターパックを同店に転売していた匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の男性4人を株式投資名目でクレジットカードなどをだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕し、捜査を進めていた。
県警によると、トクリュウは、だまし取ったカードのショッピング枠を現金化するため、レターパックを大量購入して転売していたとみられる。その際、藤井容疑者らは、トクリュウからカード枚数や限度額を聞いて、購入可能な枚数分のレターパックを準備するよう郵便局の男性局長らに連絡。それを受け、主にトクリュウ側の特定の2人が郵便局に行き、詐取したカードで何度も購入を繰り返していたという。
県警はこうした経緯から、藤井容疑者や男性局長らが他人名義のカードと認識しながら販売や買い取りを繰り返していたとみて捜査を進める方針。
2026.2.25 中国人夫婦を詐欺容疑で再逮捕「IT導入支援事業費」の補助金238万円を騙しとったか 100万円以上キックバックした経営者の女(60)も新たに逮捕
国にうその申請をして「IT導入支援事業費」の補助金238万円を騙し取ったとして、中国人で会社経営の男とその妻、また夫婦の知人の会社経営の女の計3人が詐欺の疑いで逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、札幌市北区に住む中国人の会社経営者、曹雪峰容疑者(51)と、従業員で妻の楊春風容疑者(53)。
それに、2人の知人でシステム開発などを行う会社経営者の武藤理恵容疑者(60)です。
3人は、2022年の10月25日から11月11日にかけて、経済産業省が所管する独立行政法人・中小企業基盤整備機構に対し、「IT導入支援事業費補助金」制度を利用して、要件を満たすとうその申請をし、補助金約238万円をだまし取った疑いが持たれています。
曹容疑者(51)の会社が武藤容疑者(60)の会社から購入していたのは、商品等の受発注に関するシステムや在庫等の管理にかかるシステムで、約385万円の支払いがありました。
しかし、曹容疑者と楊容疑者は中小企業基盤整備機構に対し、導入経費を水増しした申請をし、武藤容疑者から不当な現金のキックバックを受けていたということです。
警察によりますと、キックバックの金額は100万円以上だったとみられ、それぞれの会社が不当に利益を得ていたということです。
曹容疑者と楊容疑者は、国にうその申請をして「家賃支援給付金」334万円をだまし取った疑いでも今月3日に逮捕されていて、札幌地検は24日、詐欺の罪で2人を起訴しました。
「家賃支援給付金」の詐欺事件に関する捜査の過程で、今回の事件が発覚し、警察は2025年9月、複数の関係先を家宅捜索するなどして証拠を収集。
容疑が固まったとして3人を逮捕するに至りました。
警察は3人の認否を明らかにしておらず、余罪について追及する方針です。
2026.2.25 「人の女に手を出して分かっとんか」 男女がSNSで知り合った男性を何度も脅迫…合計118万円を脅し取った疑いで逮捕 鳥取県
「人の女に手を出して分かっとんか」 男女がSNSで知り合った男性を何度も脅迫…合計118万円を脅し取った疑いで逮捕 鳥取県
日本海テレビ
岡山県津山市や鳥取県南部町に住む男女3人が、米子市に住む男性を脅迫して現金計118万円を騙し取った恐喝の疑いで逮捕されました。
恐喝の容疑で逮捕されたのは、岡山県津山市に住むパート従業員の男(29歳)と会社員の男(27歳)、そして鳥取県南部町に住む無職の女(23歳)の3人です。
米子警察署によりますと3人は、チャットアプリで知り合った米子市に住む29歳の男性から現金を脅し取ろうと共謀。
米子市内の路上やコンビニエンスストアの駐車場、岡山県津山市の飲食店駐車場などで男性に対して「人の女に手を出して分かっとんか」「職場とか警察に連絡されるのは嫌だよな」と脅迫しました。
更に「とりあえず今なんぼ払えるだ」「どうしたらいいと思う」などと言い、去年11月から12月の間に複数回にわたって現金計118万円を脅し取った疑いが持たれています。
年が明けた1月に男性は米子署を訪れて「お金を脅し取られる被害を受けました」と相談。
捜査の結果3人の犯行が明らかとなり、2月12日に津山市のパート従業員の男が、その7日後に鳥取県南部町の無職の女が、更にそれから3日後の21日に津山市の会社員の男が逮捕されました。
それぞれの認否については共犯事件で捜査に関わるためコメントしないとしています。
警察が事件の原因や動機などについて詳しく調べています。
2026.2.25 42年前の強盗殺人事件で再審決定 最高裁
42年前、滋賀県日野町で起きた強盗殺人事件で、無実を訴えながらも無期懲役が確定し、服役中に死亡した男性について、最高裁判所は再審=裁判のやり直しを認める決定をし、無罪が言い渡される公算が大きくなりました。無期懲役で服役中に死亡した人の裁判がやり直されるのは、戦後初めてです。
裁判のやり直しが認められたのは、服役中に75歳で亡くなった滋賀県日野町の元工員、阪原弘さんです。
1984年に日野町で酒店を経営していた69歳の女性が殺害され、金庫を奪われた事件で、阪原さんは強盗殺人の罪に問われ、無実を訴えましたが、無期懲役が確定し、裁判のやり直しを求める中、2011年に病気で亡くなりました。
遺族が引き継いだ2回目の再審請求で、大阪高等裁判所は、3年前、当時の捜査を撮影したネガフィルムや、阪原さんのアリバイ主張に沿う関係者の証言などを「無罪を言い渡すべき明らかな新証拠だ」と判断し、大津地裁に続いて再審を認めました。
これについて検察が特別抗告していましたが、最高裁判所第2小法廷の岡村和美裁判長は25日までに退ける決定をし、再審を認めました。
これにより、今後のやり直しの裁判で阪原さんに無罪が言い渡される公算が大きくなりました。
無期懲役で服役中に死亡した人の裁判がやり直されるのは、戦後初めてです。
長男「本当に長い時間がたった」
阪原弘さんの再審を求めてきた長男の弘次さんは、昼前に都内で開かれた集会で、最高裁で再審が認められたという知らせを受け、あいさつしました。
弘次さんは「今連絡が入り、検察の特別抗告が棄却されました。本当に長い時間がたったと思います。父が逮捕されてから38年目にしてやっと再審開始が決定され、今、この場に至るまで、8年にわたる長い時間を要しました。われわれは自分の犯した罪を逃れるため、あるいは刑を軽くするために闘ってきたわけじゃないです。われわれは何もやっていないんです。父は、心半ばにして無念のうちに亡くなってしまいましたが、こんなことは二度と起こしてはいけない。こんな不幸なことは二度と起こってはいけないと思います」と話しました。
2026.2.24 スマホからは200人分の偽造データ… 永住者などと記載された「在留カード」偽造した疑い 中国籍の36歳男を逮捕 ネットで1枚3000円〜5000円で販売
「永住者」などと記載された在留カードを偽造したなどとして、中国籍の男が逮捕されました。男のスマホからは、200人分の偽造データが見つかりました。
逮捕されたのは、中国籍の孟盼盼(モウ・ハンハン)容疑者(36)で、警察によりますと今月上旬、茨城県の自宅で自分の名前や顔写真などが印刷された偽造の在留カード1枚を所持したほか、他の者と共謀して男性の顔写真と、資格欄に永住者などと記載された在留カード1枚を偽造した疑いが持たれています。
インターネットサイトで1枚3000円〜5000円で販売
警察は、孟容疑者の認否を明らかにしていません。
孟容疑者の自宅からは偽造に使うための、大量のプラスチックカードなどが押収されたほか、スマホからは運転免許証やマイナンバーカードなど約200人分の偽造データが見つかったということです。
偽造カードは、インターネットサイトで1枚3000円から5000円で販売されていて、警察が余罪や共犯者など実態解明を進めています。
2026.2.24 39歳私立小教員が自殺…労災認定後も遺族が抱える“疑問”「休憩時間ゼロ」時間外労働は98時間超 学校側は真相究明に応じず
東京・町田市の玉川学園小学部の教師が2018年に自殺したのは、超過勤務や保護者対応でかかった負荷によるものとして、2025年10月28日に労災が認定されていたことがわかった。
亡くなった佐藤馨一さん(当時39)は玉川学園小学部で1年生の担任教師として勤務していた2018年7月8日、行方がわからなくなり、翌年の4月19日に川崎市内の山林で白骨遺体で見つかった。近くにローブがあるなど、現場の状況から自殺と見られる。何が自殺の引き金になったのか、父親の久雄さん(78)ら遺族は馨一さんの労災認定をめぐり国に対して訴訟を起こすことで真相解明を求めてきた。
夢かなえ教師に
馨一さんは1978年生まれ。幼くして父親の赴任にともない渡米し、3歳から8歳の間、アメリカで過ごした。
当時からサッカーに親しんでいて、中高時代も部活で打ち込んでいた。
幼稚園の先生になることを目標とし、玉川学園大学に進学。夢をかなえ、同学園の幼稚部で教師として採用された。
その後、16年間を幼稚部で過ごし、自殺する前年の2017年に小学部のバイリンガルクラスの教師に異動になっていた。
休憩時間ゼロ、持ち帰り残業も…
父・久雄さんが2024年、東京地裁に提訴した労災認定をめぐる裁判では、自殺直近での超過勤務時間が焦点となった。
馨一さんが学校側に提出していた勤務記録によると、月の超過勤務は20~30時間程度。労基署のその後の調査でも最大で61時間だった。つまり、80時間の「過労死ライン」には当てはまらないとされていた。
しかし、遺族ら原告側は、実態との乖離があると指摘した。
まず、学校の所定の始業時間は午前8時とされていたが、子供たちが7時台には登校し、校庭で遊びはじめる。このため、馨一さんも他の教師も午前7時すぎには登校していた。
また、玉川学園小学部には職員室が無く、教師は教室内の机で常に児童を見守ることを要求されていたという。
所定の休憩時間である正午からの1時間についても、教室で子供たちの給食を見守る必要があるうえ、12時45分から授業が始まるため、実態に合っていない。休憩時間と言えるものは無かったと主張した。
また、馨一さんの同居家族によると、毎晩9時半ごろから勉強部屋でパソコンを打ち仕事をしていて、12時ごろにのぞいても仕事をしていたという。こうした証言から月に40~60時間の「持ち帰り残業」があったと推定されると主張した。
2026.2.23 「コカインや大麻を使っている」と情報提供 「XG」プロデューサーSIMON容疑者 一緒に逮捕された男らはエイベックス社員
人気アーティストグループ「XG」のプロデューサー・SIMON容疑者がコカイン所持の疑いで逮捕された事件で、2025年3月に「薬物を使用している」との情報提供があったことがわかりました。
「XG」のプロデューサー・SIMONこと酒井じゅんほ容疑者(39)は、愛知県内のホテルで、コカインを持っていた疑いがもたれていて、一緒にいたエイベックス社員の長谷川雄大容疑者(38)と栁川典利容疑者(51)ら3人も現行犯逮捕されました。
その後の取材で、捜査のきっかけは2025年3月に「SIMON容疑者がコカインや大麻を使っている」という情報提供だったことがわかりました。
SIMON容疑者は、22日に名古屋市で行われた「XG」のライブツアーに参加していて、滞在先のホテルの部屋からコカイン4袋と乾燥大麻1袋が押収されたということです。
2026.2.21 福岡 図書館で3人刺傷事件 61歳容疑者「人を殺したかった」
19日に福岡市の図書館で3人が刃物で刺されるなどしてけがをした事件で、逮捕された61歳の容疑者が警察の調べに対し、「人を殺したかった。包丁は自宅から持ってきた」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。
19日に福岡市早良区の福岡市総合図書館で、施設を訪れていた男女と警備員の男性の合わせて3人が刃物で刺されるなどしてけがをした事件で、近くに住む無職、吉井辰夫容疑者(61)が女性に対する殺人未遂の疑いで逮捕され、21日に検察に送られました。
警察によりますと、調べに対して容疑を認め、被害者とはいずれも面識はなかったと話しているということで、現場からは事件で使われたとみられる包丁1本が見つかっていました。
その後の調べに対し容疑者は「人を殺したかった。包丁は自宅から持ってきた」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。
捜査関係者によりますと、施設の防犯カメラの映像などから、容疑者は図書館に入って1階部分を行き来したあとトイレに滞在し、出てきたところで事件を起こしたということです。
はじめに男性を刺したあと、女性に切りつけ、警備員に取り押さえられたということで、警察は事件の詳しいいきさつを調べています。
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2026.2.23 専門家「なかなか無い壊れ方」遊漁船が貨物船に衝突され“真っ二つ”に 12人が死傷した事故はなぜ起きたのか
三重県の鳥羽市沖で2月20日、貨物船が遊漁船に衝突した事故、2人が死亡、10人が重軽傷を負いました。事故はなぜ起きたのか、専門家は双方の見張りが不十分だった可能性を指摘します。
■「一瞬で海の中に…」減速せず突っ込んだか
今月20日午後1時前、鳥羽市国崎町沖を航行していた貨物船「新生丸」が、遊漁船「功成丸」に衝突しました。遊漁船は2つに割れ、乗っていた13人全員が海に投げ出されました。
遊漁船に乗っていた男性ら: 「何を騒いでいるのかと見に行く途中で衝撃がきて、一瞬で海の中に。自分がまさかこんなふうになるとは思ってもいなかった」 「真っすぐ来ていますよね、避けることはなかった。とにかくドンドンドンドン(近づいてきた)。空のクーラーボックスにつかまって救助を待った」
鳥羽海上保安部によりますと、この事故で、遊漁船に乗ってアジ釣りをしていた谷口幸吉さん(84)と中川元弘さん(67)の2人が死亡し、10人が重軽傷を負いました。 中川さんの知人: 「まさか乗っていないよね?って連絡したけど、連絡つかずに。私に一から船釣りの楽しさを教えてくれた恩人です」 谷口さんの知人: 「面倒見のいい人。残念。顔を見ていたら涙が出てきた。それぐらいいい人。つらいな」 鳥羽海上保安部は21日、貨物船を操船していた二等航海士の杉本波音容疑者(21)を、業務上過失致死などの疑いで逮捕しました。調べに対して容疑を認めているといいます。
運航会社などによると、貨物船では3人の航海士が4時間おきに交代し操船していて、当日は杉本容疑者が正午から午後4時までの担当で、操船を始めた1時間後に事故が起きたということです。 当日、遊漁船はアジ釣りに行くため、正午ごろに国崎漁港を出発。一方の貨物船は、午前に愛知県の衣浦港を出発し、岡山県倉敷市に向かっている途中でした。
その後、貨物船はいかりを下ろして停泊していた遊漁船の右側に衝突しました。被害状況などから、貨物船は減速せず真っすぐ突っ込んだとみられています。
■2つに割れた船体「なかなかない壊れ方」
衝突から2日後の22日午後には、2つに割れた遊漁船が海面から引き揚げられ、国崎漁港と鳥羽港にそれぞれ運ばれました。 この真っ二つに割れた船体から、専門家は両方の船がともに回避行動を十分に取れなかった可能性を指摘します。
水難学会の斎藤秀俊理事: 「ちょうどど真ん中に当たった、しかも垂直に。なかなかない壊れ方。(両船の)見張り不十分が原因として挙げられるのかなと思います」 鳥羽海上保安部は、遊漁船の男性船長(66)からも任意で事情を聞き、当時の詳しい状況を調べています。 一方、国の運輸安全委員会は22日から船舶事故調査官を現地に派遣し、貨物船の船員への聞き取りや船内の航海データを確認するなど、原因究明に向けた調査を進めています。
2026.2.21 21歳航海士の女逮捕…貨物船操船中に前方確認怠り遊漁船に衝突させた疑いで 13人海に投げ出され男性2人死亡 三重・鳥羽沖
三重・鳥羽市沖で貨物船が遊漁船に衝突し2人が死亡した事故で、貨物船を操船していた21歳の航海士が逮捕されました。
逮捕されたのは広島・呉市の海運会社「新生海運」に所属する航海士、杉本波音(はのん)容疑者(21)です。
杉本容疑者は20日午後1時前、鳥羽市の沖で貨物船「新生丸」を操船中に前方の確認を怠り、遊漁船「功成丸」に衝突して乗っていた谷口幸吉さん(84)ら2人を死亡させた業務上過失致死などの疑いが持たれています。
事故の衝撃で死亡した谷口さんら2人を含む13人が海に投げ出され、10人が重軽傷を負いました。
調べに対し、杉本容疑者は「自分で操船していて遊漁船と衝突したことは間違いない」と容疑を認めています。
また、鳥羽海上保安部は遊漁船の船長(66)からも任意で事情を聴いています。
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2026.2.21 川崎 中1生徒殺害事件から11年 母親「会いたい 年月関係ない」
2015年、川崎市の中学1年の男子生徒が多摩川の河川敷で殺害された事件。20日で事件の発生から11年となり、生徒の母親がNHKの取材に応じ、「会って抱き締めたいという気持ちに年月は関係ない」と癒えることのない心情を語りました。
中学1年だった上村遼太さん(13)は、2015年の2月20日、川崎市の多摩川の河川敷で知り合いの少年らに殺害されました。
事件から11年となった2月、上村さんの母親は「息子のことを忘れないでほしい」という思いから、NHKのインタビュー取材に応じました。
上村さんは、首を中心に全身をカッターナイフで切りつけられていたほか、亡くなる前には、真冬の川で泳がされていました。
事件のあとには上村さんの服などが現場近くにある公園で燃やされていました。
この服は母親がクリスマスプレゼントとして贈ったもので、上村さんは「母さん、ダサくない?」と言っていたものの、気に入った様子で身につけていたということです。
事件の証拠品として扱われたあと、こん包された状態で返還されこれまで開けたことはありませんでしたが、今回の取材の際に初めて取り出しました。
原形をとどめないほど焼け焦げた服を前に母親は「何と言ったらいいのか分からない」と複雑な心境を吐露していました。
事件から11年となったことについて、母親は「年月は関係ない。今、ここに遼太がいたらと思うことが増えてきた。会いたいということしかなく、会ってぎゅっと抱き締めたい、一緒にごはんを食べたい。今、できなくなってしまったことがしたい」と話していました。
11年前の事件とは
11年前の2015年の2月20日、川崎市の多摩川の河川敷で中学1年だった上村遼太さん(13)が殺害された事件では当時18歳から17歳の少年3人が逮捕され、その後、殺人や傷害致死などの罪に問われいずれも有罪判決が確定しています。
このうち、2016年に言い渡されたリーダー格の少年の判決で、横浜地方裁判所は事件のいきさつについて「被害者が告げ口をしたと邪推して怒りを募らせ制裁を加えようと考えた」などと指摘しています。
現場では訪れた人が花を手向け 祈りささげる
事件から11年となった20日、事件現場となった川崎市の多摩川の河川敷を訪れた人たちは花を手向けるなどして祈りをささげていました。
市内に住む60代の男性は「上村さんは自分の息子の1つ年下だったので忘れられない事件で、現場には毎年2月20日に来ています。本当にかわいそうだ」と話していました。
また、近くに住む70代の女性は「何度、ここに来ても胸がいっぱいになる。自分の息子だったらどんな気持ちだったろうと思います。天国で幸せになってほしい」と話していました。
“犯罪被害者への支援の重要性”訴え
上村遼太さんの母親は、おととし11月、横浜市が主催した講演会で自身の経験を語り、犯罪被害者への支援の重要性を訴えました。
講演会ではついたてで姿を現さない形で登壇し、事件のあとの「メディアスクラム」やインターネット上でのひぼう中傷などに追い詰められ、上村さんのきょうだいを含む家族を守るために、引っ越したうえに名字も変えたことを明かしていました。
そのうえで、「誰だって好きで被害者の遺族になるわけではない。被害に遭った家族は仕事ができなくなったり収入が減ったり、経済的にも不安定になる。気持ちだけでも安定できる環境が必要で、被害者支援の活動がもっと世の中に広がっていけばいいと思う」と訴えていました。

下校途中に行方不明になってから22年あまり。吉川友梨さんの情報提供を大阪府内の全ての警察署が呼びかけました。
JR大阪駅で情報提供を呼びかける警察官たち。2003年5月、大阪府熊取町で当時4年生だった吉川友梨さんが下校途中に行方がわからなくなり、警察は誘拐事件として捜査しています。
警察によりますと、2月1日までに6320件の情報が寄せられましたが、解決には至っていません。
府警は、事件発生以降初めて府内にある全66の警察署で広報活動を実施し、年を重ねた友梨さんを想定したイラスト入りのチラシを配るなどして、新たな情報の提供を呼びかけています。

立ち退きに応じなかった住宅を放火しようとしたなどとして、不動産会社の社員ら6人が逮捕されました。
捜査関係者によりますと、逮捕されたのは不動産会社の社員、内藤寛己容疑者(31)ら6人です。
内藤容疑者らは2025年10月、東京・品川区にある一軒家を放火しようとしたほか、翌月にはすぐ近くの無人のアパートにガソリンを撒いて放火した疑いがもたれています。
現場は、東急・武蔵小山駅から5分ほどの好立地で、内藤容疑者は、この地域の地上げを担当していて、立ち退きに応じない住宅の男性を脅すため、実行役に火を付けるよう指示したとみられています。
内藤容疑者は、「間違いありません」と供述し、ほかの5人も概ね容疑を認めているということです。
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2026.2.20 マッチングアプリでレンタルスペースに誘導し金品詐取か 男女3人を逮捕、1人を公開手配
虚偽の損害賠償金名目で金品をだまし取ったとして、警視庁中央署は詐欺の疑いで男女3人を逮捕し、事件を主導したとみられる住居・職業不詳の大川修平容疑者(28)について、詐欺容疑で逮捕状を取り、公開手配した。
3人はいずれも職業不詳で、住居不詳の青栁太一(24)、中国籍で住居不詳の候泓延(21)、東京都中野区の山我理優(24)の3容疑者。青栁、山我両容疑者は黙秘し、候容疑者は「知らない」と容疑を否認している。
3人の逮捕容疑は共謀し、令和7年8月上旬ごろ、東京都中央区にある飲食店を装ったレンタルスペースにマッチングアプリで知り合った20代男性を誘導。男性のせいで「予約した次の客がキャンセルになった」などと噓をいい、損害賠償金名目で現金180万円などを詐取したとしている。大川容疑者も同様の手口で8月上旬ごろ、別の20代男性から現金200万円などをだまし取った疑いが持たれている。
中央署によると、候容疑者が男性を誘い、大川容疑者ら3人は店員になりすましたり、金を取り立てたりしていた。だまし取った金品は、最終的に大川容疑者の元に渡っていたという。
捜査関係者によると、東京都以外でも同様の被害が確認されているほか、飲食代金のぼったくりも繰り返していたとみて捜査している。
情報提供は警視庁中央署(03・5651・0110)まで。

茨城・古河市で、介護老人保健施設に入所する男性2人の体内に空気を注入して殺害した罪などに問われている元職員の女が、被告人質問を拒否しました。
介護老人保健施設「けやきの舎」元職員の赤間恵美被告(40)は2020年、入所者の鈴木喜作さん(当時84)の体内に点滴を介して空気を注入して殺害したほか、約1カ月後にも同様の手口で入所者の男性を殺害した罪に問われています。
赤間被告は無罪を主張していて、19日の裁判では被告人質問が予定されていましたが、赤間被告が「全ての質問に対し黙秘権を行使します」と述べ拒否したため、実施されませんでした。
次回の裁判は2月24日に開かれます。
2026.2.19 バス車内で女性の髪をはさみで切ったか 大学生の男逮捕「性的な欲求を満たすため」
神戸市を走行中のバスの車内で、面識のないとみられる女性の髪をはさみで切ったとして、大学生の男が逮捕されました。
神戸市の大学生高尾勇希容疑者(20)は18日午前8時20分ごろ、神戸市東灘区内を走行中のバスの車内で、通勤中の女性(32)の髪を10センチほど、背後からはさみで切断した暴行の疑いがもたれています。
被害に気付いた女性からの110番通報を受け、警察が翌19日に同じ時間帯のバス車内を警戒していたところ、女性が申告した男の姿とよく似た高尾容疑者を発見。職務質問で荷物からはさみが見つかり、容疑を認めたため、逮捕したということです。2人に面識はないとみられています。
高尾容疑者は警察の調べに対し「性的な欲求を満たすために切りました」と話しているということです。

英語検定試験「TOEIC」の替え玉事件で新たな逮捕者です。
中国籍のウ・セキユ容疑者(30)は2025年、東京都内のTOEICの試験会場で日本にはいない中国人男性になりすまし、不正に受験した疑いがもたれています。
仲間の王立坤容疑者(27)と同じ住所から44人が試験の申し込みをしていて、組織的な不正受験とみられています。

当時18歳の交際相手の女性を殺害し、山梨県の山林に遺体を捨てた罪などに問われている男が、初公判で死体遺棄について罪を認めましたが、殺人については無罪を主張しました。
渥美遼馬被告(33)は2023年、交際相手の野本結梨香さん(当時18)を刃物で突き刺して殺害し、遺体を山梨県の山林に遺棄した罪などに問われています。
18日の初公判で、渥美被告は死体遺棄については認めたものの、殺人については「刺していません」と述べ、無罪を主張しました。
検察側は、冒頭陳述で「野本さんは被告と2人でいる際に殺害された」と指摘しました。
一方、弁護側は「野本さんが被告に包丁を向けたため、殺害は仲裁に入った友人によるもの」などと主張しました。
判決は3月16日に言い渡されます。
2026.2.18 偽造の「昭和天皇在位60年記念の1万円銀貨」を両替…中国籍の男2人を逮捕 防犯カメラや指紋鑑定で犯行特定 これまでに警視庁や福岡県警に同様の容疑で逮捕 偽造通貨行使の疑い
長野市内の金融機関で偽造された昭和天皇在位60年記念の1万円銀貨を両替したとして中国籍の男2人が逮捕されました。
偽造通貨行使の疑いで逮捕されたのは、いずれも中国籍で東京都足立区に住む28歳と31歳の男2人です。
警察によりますと、2人は共謀の上、2025年10月2日、長野市内の金融機関の窓口で従業員に両替を申し込み、偽造された「昭和天皇在位60年記念」の1万円銀貨34枚を本物であるかのように装い、差し出して両替をした疑いです。
従業員は2人に34万円を紙幣で渡したということです。
金融機関から届出を受け、警察は防犯カメラの映像や銀貨の指紋の鑑定など捜査を行い、2人の犯行を特定して18日、逮捕しました。
県警によりますと、2人はこれまでにも警視庁や福岡県警に同様の容疑で逮捕されていて、余罪や共犯者がいるかどうかなどについて調べています。
昭和天皇在位60年記念の1万円銀貨は、1986年に10万円金貨や500円白銅貨とともに発行されています。
2026.2.18 医師の強い叱責で看護師が自殺か 遺族が大津赤十字病院を提訴 滋賀
滋賀県の大津赤十字病院(大津市)に勤務していた看護師の女性(当時41歳)が2021年、業務中に男性医師から強い叱責を受けた後に自殺したのは病院が適切な対応を怠ったためだとして、女性の夫らが18日、病院側に計約1億820万円の損害賠償を求める訴えを大津地裁に起こした。
訴状によると、女性は同病院の内科外来で勤務していた。21年3月8日、通院患者に新型コロナウイルスのPCR検査を受けてもらうため、車椅子に乗せて救急外来に連れて行った。救急外来の看護師の指示に従って、処置室に運んだところ、男性医師から「感染対策がなっていない」「お前がコロナを広げるんや」「上司を呼べ。どんな教育してるんや」と怒鳴られたという。
女性は3月15日以降仕事を休むようになり、4月18日、自ら命を絶った。
遺族側は、この医師が病院内で別の看護師らにパワーハラスメントを繰り返してきたとし、「病院が必要な対策を怠り放置した結果、今回の事案が起きた」と訴えている。
滋賀労働者災害補償保険審査官は24年5月、女性が業務により精神疾患を発症したと判断。労災認定された。
2026.2.17 「すべて間違いです」別荘で23歳女性を殺害し山林に遺棄…被告の男が初公判で無罪主張 被告人質問も拒否 茨城・常陸太田市
茨城県・常陸太田市で4年前、都内に住む女性を殺害し、遺体を山林に遺棄した罪に問われている男が初公判で無罪を主張した。
三瓶博幸被告は2022年、常陸太田市内の自身の別荘で、都内に住む当時23歳の女性の首を圧迫して殺害し、遺体を付近の山林に遺棄した罪に問われている。
17日の初公判で、三瓶被告は起訴内容について問われると、「すべて間違いです」と述べ、無罪を主張した。
弁護側も、「殺してもおらず、遺棄もしていない。無罪です。」と述べた。
一方、検察側は冒頭陳述で、「SNSで被害者に性行為の撮影を依頼し、別荘内で窒息死させ山地に遺棄した」などと指摘した。
三瓶被告は被告人質問を拒否していて、証人尋問などでの審理が進められる予定だ。
2026.2.17 “替え玉受験”中国籍の3人逮捕 TOEIC組織的カンニング事件
英語能力試験TOEICでの組織的なカンニング事件で、東京・新宿区の試験会場で他人になりすまして替え玉受験したとして中国籍の男3人が逮捕されました。
王立坤容疑者(27)ら3人は去年1月、新宿区のTOEICの試験会場で他人になりすまして受験するために別人の写真を使うなどした受験票を提出した疑いが持たれています。
警視庁によりますと、この会場では王容疑者と同じ住所で44人が受験を申し込んでいました。
郵便番号によって会場が割り当てられる仕組みを悪用したとみられています。
これまでに王容疑者は、板橋区や北区の試験場でも替え玉受験をしたとして逮捕されていました。
警視庁は、組織的なカンニング事件とみて調べています。

滋賀・大津市で担当の保護司の男性を殺害した罪などに問われている男の裁判が始まり、男は「守護神様の声に従ってやりました」と話し、起訴内容を認めました。
飯塚紘平被告(36)は、2024年5月、大津市で保護司をしていた新庄博志さんの左胸や首などをナイフと斧で複数回突き刺して殺害した罪などに問われています。
飯塚被告は当時、別の事件で保護観察付きの執行猶予の判決を受け、新庄さんから立ち直りの支援を受けていました。
17日の初公判で、飯塚被告は「間違いはありません。守護神様の声に従ってやりました」と起訴内容を認めました。
裁判では、被告の責任能力が主な争点になるとみられ、判決は3月2日に言い渡されます。

東京・池上署で目撃されたのは、うつむきながら車に乗り込む男。
大内隆寛容疑者(30)です。
大内容疑者は2025年12月、原付バイクで30代の女性の背後から近づき、追い抜きざまに女性のバッグを奪おうとしました。
その際に女性を転倒させたうえ、約120メートルにわたり引きずり、全治4週間のけがをさせた疑いが持たれています。
調べに対し、大内容疑者は「間違いありません。会社の出張に行く予定だったが、出張費用を競馬やパチンコに使ったため、お金が必要だった」と容疑を認めています。
大内容疑者は盗んだデリバリー用のバイクを犯行に使っていて、現場周辺でターゲットを探していたということです。

タイ国籍の12歳の少女をマッサージ店で違法に働かせた疑いで、仲介役の女が再逮捕されました。
タイ国籍のプンシリパンヤー・パカポーン容疑者(38)は、東京・文京区の個室マッサージ店で、経営者の男と共謀し、短期滞在で入国して就労資格のない当時12歳の少女を働かせた疑いが持たれています。
プンシリパンヤー容疑者は、店の採用担当として、これまでに短期滞在のタイ人など約40人を店に紹介していたとみられています。
警視庁の調べに対し、「短期滞在では日本で働けないことは知っていて違法と認識している」と容疑を認めているということです。
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2026.2.16 埼玉の親子3人殺害事件、きょう初公判

埼玉の親子3人殺害事件、きょう初公判 弁護側は無罪主張へ
埼玉県飯能市で2022年、親子3人を殺害したとして、殺人や非現住建造物等放火などの罪に問われている無職斎藤淳被告(43)の裁判員裁判が16日、さいたま地裁で始まる。弁護側は被告が事件当時、刑事責任を問えない心神喪失の状態だったとして無罪を主張する方針だ。
起訴状などによると、斎藤被告は22年12月25日、飯能市の自宅近くの民家の敷地で、この家に住む米国籍のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(当時69)、妻の森田泉さん(同68)、長女で都内に住んでいた森田ソフィアナ恵さん(同32)の3人を、おのをたたきつけるなどして殺害。さらに、この家に放火したなどとされる。
刑事責任能力は、自分の行為の善悪を判断したり、行動を制御したりする能力を指す。刑法39条は、この能力がない「心神喪失」なら刑罰を与えず、著しく減退した「心神耗弱」なら刑を減軽すると定める。
検察は被告の精神状態を調べるため、起訴前に約10カ月間の鑑定留置を実施。この結果を踏まえ、被告に刑事責任能力があると判断して起訴した。一方、弁護側も起訴後に精神鑑定を求め、約3カ月間行われた。
公判では事件に至った経緯が解明されるかが焦点だ。捜査段階で被告は事件への関与を否定していたとされる。事件が起きるまでの約1年間に3回、ビショップさん宅の車に傷をつけたとして器物損壊容疑で逮捕されたが、いずれも不起訴だった。これらの損壊事件と殺人事件への関連もわからないままだ。
公判は予備日を含め計8回予定されている。被告人質問で被告が一連の事件への関与について法廷で何を語るのかにも注目だ。判決は3月16日に言い渡される。
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クリスマスに家族3人斧で殺害…初公判で否認の被告は「優等生」だった…被害者の車損壊容疑などで3回逮捕も不起訴 埼玉・飯能市
3年前のクリスマスの朝、埼玉・飯能市の住宅で家族3人が殺害された事件。
殺人などの罪に問われている斎藤淳被告(43)は、16日の初公判で起訴内容について否認しました。
斎藤被告:
知らないことです。
裁判長:
全ての事実を知らないですか?
斎藤被告:
はい。
起訴状などによりますと、斎藤被告は2022年12月25日、飯能市の住宅でウィリアム・ビショップさん(当時69)と妻の森田泉さん(当時68)、長女の森田ソフィアナ恵さん(当時32)の3人を、おのでたたきつけるなどして殺害した罪などに問われています。
現場は西武池袋線の飯能駅から約1.5kmの場所にある住宅街。
事件発生時、現場周辺では女性の叫び声が聞こえたといいます。
現場近くに住む人:
悲鳴ですね。ギャーギャーって逃げている感じの悲鳴でした。
ビショップさんの自宅から約60メートルのところに住んでいた斎藤被告。
斎藤被告を知る人は「信じられない感じだった。真面目でいい子だよ、スポーツもできるしね。勉強もできるし、優等生なのかな」「息子が言うには、ものすごくかっこいい。サッカーがうまかった。事件を起こすような感じじゃ全くなかったって」などと話しました。
事件発生の1年ほど前、ビショップさんの自宅に置かれていた車が傷つけられるトラブルが起きていました。
現場近くに住む人:
同じ車を2回もやられてるから、これ特定の人じゃないの?って。また傷つけられないよう、防犯カメラを2台つけてた。
この事件を巡って、斎藤被告は2022年1月から2月にかけて器物損壊の容疑で3回逮捕されましたが、いずれも不起訴になっていました。
16日、さいたま地裁で開かれた初公判。
ビショップさん親子を殺害した罪に問われている斎藤被告は、起訴内容について「知らないことです」と否認。
弁護側も無罪を主張しています。
弁護側:
斎藤さんは犯人ではない。精神疾患の圧倒的な影響を受けていて責任能力はない。
これに対し検察側は、斎藤被告がビショップさん宅の車を傷つけたとして警察に逮捕され、ビショップさんから損害賠償などを求められたことで報復感情が高まり、犯行に及んだと指摘。
斎藤被告に精神疾患があることは争わないとしたうえで、「刑事責任能力はあった」と主張しています。
検察側:
事件の半年前から凶器を購入し、犯行時に(被害者宅の)防犯カメラの配線を切断するなどしていて、完全責任能力があった。
判決は、3月16日に言い渡される予定です。

首をかしげながらまっすぐ前を見る男。
大阪・ミナミで17歳の男性を刺し殺害した疑いで逮捕された、無職の岩崎龍我容疑者(21)です。
事件直前、岩崎容疑者が女性に迷惑行為をし、被害男性らに注意されていたことが分かりました。
事件は14日の深夜、大阪市中央区にあるビルのエントランス内で起きました。
岩崎容疑者は持っていた刃物で、奈良県の会社員で17歳の鎌田隆之亮さんの胸などを複数回刺し、殺害した疑いが持たれています。
現場では別の17歳男性2人も刺されていて、このうち1人は意識不明の重体、もう1人は重傷を負っています。
犯行から10時間後、岩崎容疑者は現場から約1.5km離れた路上で警察官に確保されました。
岩崎容疑者と3人の被害者は、お互い面識があったとみられています。
捜査関係者などによりますと、岩崎容疑者が女性に迷惑行為をし、それを被害者らが注意したあとに事件が起きたということです。
亡くなった鎌田さんを知る人は「情に厚い子。礼儀正しくて、僕がやっていることを手伝ったり。自分ファーストじゃなくてまわりファースト」と語りました。
一方、岩崎容疑者を知る人は、その性格について「短気すぎるほど短気な人だった。肩ぶつかっただけで『オイ!』みたいに言われたりとか、よくけんかしているイメージ」と話します。
調べに対し「ナイフで威嚇するつもりだったが、向かってきた男性の胸付近を突き刺した」と話し、殺意を否認しているという岩崎容疑者。
鎌田さんの首には深い傷があることなどから、警察は強い殺意があったとみて調べを進めています。
2026.2.15 未解決「犯人逮捕へ情報を」 千葉市若葉区の教諭強殺事件29年 現場周辺駅で署員らビラ配り 遺族「真実知りたい」
未解決「犯人逮捕へ情報を」 千葉市若葉区の教諭強殺事件29年 現場周辺駅で署員らビラ配り 遺族「真実知りたい」
千葉市若葉区で1997年2月、高校教諭の内村民夫さん=当時(60)=が殺害された未解決の強盗殺人事件で、千葉東署員や千葉県警OBら約60人が13日、同区のJR都賀駅と周辺で情報提供を求めるビラ約1千枚を配った。事件発生から29年が経過し、犯人逮捕には至っていない。昨年1年間でこの事件に関する情報提供はゼロだが、千葉県外では昨年、四半世紀前の殺人事件の容疑者が逮捕された。同署は「被害者と遺族のために何が何でも犯人を逮捕したい。ささいな情報でも提供してほしい」と呼びかけている。
97年2月8日夜、同区みつわ台2の自宅車庫脇で、倒れている内村さんが見つかった。帰宅した際、空き巣に入っていた人物と鉢合わせ、胸を刺されたとみられる。
現場付近では当時、不審者の目撃情報が2件寄せられた。1件目は20歳ぐらい、色白の丸顔で頬が下膨れの男。2件目は20〜35歳ぐらいで身長170センチ程度、黒い帽子に上下黒いトレーナーの男。同署はこの2件の不審者を同一人物とみて捜査を続けている。
◆「風化させない」11年ぶりに実現
内村さんの妻の和代さんは、事件解決を目指して同署員らとビラ配りを続けてきたが、近年は体調面から実施できずにいた。昨年4月、和代さんは85歳で亡くなった。長女の修子さん(59)は「このままでいいのかなと感じた」と明かす。こうした状況の中、名古屋市で26年前に発生した殺人事件の容疑者が昨年10月に逮捕された。事件の真相を知りたいと願う修子さんの思いはより強くなった。「動かなければ」と考えた修子さんが県警に連絡し、11年ぶりのビラ配りが実現した。
13日、同署員らは、高齢者や中年の人だけでなく、当時はまだ生まれていないであろう若者にもビラを手渡した。同署の伊藤里美刑事課長は「事件の風化を懸念している。事件当時を思い出してもらうだけでなく、あらゆる世代に、この事件を認知してもらいたい」と語る。
修子さんは「なぜお父さんが殺されなければならなかったのかを知りたい」とした上で「配られたビラで犯人の気持ちが少しでも動き、自首してもらえたら」と願った。
情報提供先は同署捜査本部(電話)043(233)0110。2010年に殺人事件の公訴時効は撤廃されている。
2026.2.15 福岡・夫婦殺害から間もなく25年 次女「わずかでも希望捨てない」
2001年2月に福岡市東区の民家で金丸金次郎さん(当時80歳)と妻愛子さん(同73歳)夫婦が殺害された事件は、未解決のまま間もなく25年がたつ。捜査本部がある東署の警察官や次女の藤堂早苗さん(70)らは13日夕、同区の商業施設でチラシを配って情報提供を呼びかけた。
事件は01年2月26日午後5時35分ごろ、東区若宮5の民家で、住人の金丸さん夫婦が遺体で見つかって発覚。司法解剖などから殺害されたのは17日午後11時ごろとされる。室内が荒らされており、県警は強盗殺人事件とみて捜査を続けている。
有力な情報には私費による懸賞金(上限250万円)が支払われる。しかし、この1年の情報提供は2件にとどまり、犯人特定には至っていない。
チラシを配り終えた後、藤堂さんは取材に「わずかでも希望を捨てないでいる。犯人が出てくるのを諦めてないと見せることで、犯人にプレッシャーをかけたい」と語った。
県警はこれまで延べ7万2000人の捜査員を投入してきた。東署の土谷武紀署長は「当時言えなかったこと、ささいなことでも構いません」と情報提供を呼びかけている。情報提供は東署(092・643・0110)。
2026.2.14 マッチングアプリで“女性”名乗る人物が男性に投資話持ちかけ3815万円詐取か…受け子の中国人の男(21)逮捕「弁護士が来るまで話さない」
女性を名乗る人物がマッチングアプリで知り合った男性に投資話を持ちかけて金をだまし取ろうとした疑いで受け子の中国人の男が逮捕された。
中国国籍の姜恒容疑者(21)は、2026年1月から2月にかけて、仲間と共謀して男性に、投資の利益を得るための手数料として「現金2250万円が必要だ」などと嘘をつき、金をだまし取ろうとした疑いが持たれている。
警視庁によると男性は、2025年12月にマッチングアプリで女性を名乗る人物と知り合い「暗号資産取引アプリを使うと儲かる」などの投資話を持ちかけられ、現金を別の受け子に手渡すなどして、合わせて3815万円をだまし取られた。
姜容疑者は容疑を否認し「弁護士が来るまでは話さない」と話しているということだ。
2026.2.14 車内に焼酎の瓶2本…3人の命奪った“飲酒運転”ドライバーのウソを暴いた裁判所が危険運転致死傷の上限・懲役20年を言い渡した理由

中央分離帯を越え突然飛び込んできた巨大なトラックが、2歳の男の子とその父親、祖父という3世代の家族の命を一瞬にして奪った。
トラックの運転席のそばには、焼酎の瓶が転がっていた…
鈴木吾郎被告(71)
飲酒運転で3人を死なせたとして危険運転致死傷の罪に問われた運転手の男は、法廷であらゆる証拠を前にしても、飲酒を否定し続けた。
重大な事故を引き起こし、飲酒の事実をかたくなに認めない男に対し、裁判所は危険運転致死傷罪の上限である懲役20年を言い渡した。法廷で明らかになったのは、事故に至る過程での、「常軌を逸した」運転だった。
2歳の男の子、父、祖父の3人が死亡
2024年5月、猛スピードのトラックが群馬県伊勢崎市の国道の中央分離帯を越えて2台の車に衝突した。この事故で、衝突された車に乗っていた2歳の塚越湊斗ちゃん、父の塚越寛人さん(当時26)、祖父の塚越正宏さん(当時53)が死亡し、別の車に乗っていた女性もケガをした。
亡くなった当時2歳の塚越湊斗ちゃん、父親の寛人さん(当時26)、祖父の正宏さん(当時53)
トラックを運転していたのは、元トラック運転手鈴木吾郎被告(71)。
検察は、飲酒のため正常な運転が困難な状態でトラックを運転したとして、鈴木被告を危険運転致死傷の罪で起訴したが、鈴木被告は酒を飲んでいないと、飲酒を否定し続けた。
アルコール検出されず
判決によると、事故が起きる1時間半程前に、鈴木被告は運送会社でアルコール検査を受けたが、呼気からアルコールは検出されなかった。また会社敷地内でエンジンを始動して出発準備を行ったが、その間、運転席に設置されたドライブレコーダーには、飲酒している様子は記録されていなかった。
事故12分前:急ブレーキ
事故発生の28分前にトラックを運転して会社を出発。その後16分間は、時折時速90キロ程度まで加速する場面があったが、おおむね車線や信号表示に従い、前方車両との車間距離も保たれていた。
しかし事故発生の12分前、隣の車線を走っていた軽自動車が車線変更をすると、時速約70キロで運転していた鈴木被告は急ブレーキを踏んだ。車内では急ブレーキ時に作動する警報が鳴り響いていた。
事故2分前:「ばっかやろう」
事故発生の2分前、鈴木被告のトラックの前方に、黒い乗用車Aが割り込むように進入した。その際鈴木被告は「ばっかやろう」と声を出している。
黒い車Aは黄色信号の交差点を抜けて走り去ったが、鈴木被告のトラックは赤信号で停止した。
トラックが停止中には、別の黒い車Bが交差点に進入して、車Aの後を追うように走って行った。
事故直前:猛スピードで追跡
鈴木被告は信号が赤であるにも関わらずトラックを発進させ、28秒間で時速90キロまで加速した。
その先の交差点には、車Bが右折レーンで停車していた。
鈴木被告は時速90キロを維持したまま右にハンドルを切って右折レーンに進入。その直後に左にハンドルを切りながら車Bに向かって声を発した。鈴木被告の顔は車Bに向けられていた。
事故現場 2024年5月
その約1秒後、右側タイヤが中央分離帯に接触してトラックは制御不能となり、中央分離帯を越えた。そして、3人の命が失われた。
車内からは焼酎の空き瓶が…
鈴木被告も事故で負傷したため病院に搬送されたが、その際に3回に渡り採血された。
1回目は1デシリットルあたり102ミリグラムのエタノールが検出。2回目は96ミリグラム、3回目は27ミリグラムのエタノールが検出された。
さらに、鈴木被告のトラックの運転席後方にある寝台スペースに置かれたビニール袋には、まぐろのたたきのラベル、柏餅の空き容器とともに、アルコール度数20%、220ミリリットルの焼酎の空き容器1本と、それと同様の外観の空き容器1本が発見された。
飲酒運転と認定
鈴木容疑者は法廷で、飲酒については一貫して否定してきた。
しかし判決では、車内から発見された焼酎の空き瓶について「仕事で運転するトラックの車内に焼酎のラベルが付いたままの空き容器を持ち込む合理的な理由は考え難く、当該焼酎を飲んだ後に、その他のごみと一緒にまとめて置いておいたと考えるのが最も自然」と判断。血中アルコール濃度から「事故前に焼酎2本を飲んだと認められる」と認定した。
鈴木吾郎被告(71)
飲酒の瞬間は会社の防犯カメラやドライブレコーダーには映っていなかったが、鈴木容疑者は事故前から200ミリリットルの焼酎を10秒程度で飲み終えていたとして、カメラの死角などで焼酎を飲む機会は十分あったと判じた。
そして事故当時の様子については、「高濃度のアルコール」を体内に入れていたとして、「車の運転に重要な分割注意能力や判断能力を司る前頭葉の機能が強く抑制・障害された状態だった」と認定した。
車AとBを誤認
判決は時速90キロで中央分離帯に衝突して事故を起こした状況も詳細に検討した。
事故前に時速70キロで運転中に急ブレーキで停止した点について、「注意力や反応速度が低下していた」と認定。
さらに、割り込んできた車Aに怒りの感情を持ちながら、その後に現れた車BをAと誤認したとも認定した。
色が同系である以外、車高や形は異なっているにも関わらず、AとBを誤認した事などから、判決は「被告人の認知、判断能力が大きく低下していたことを強く疑わせる」と判断している。
常軌を逸した行動
そして事故直前に時速90キロで減速もせずに中央分離帯に向かった走行について、「自らの生命への危機意識すら欠落したともいうべき常軌を逸した行動に出ている」と指摘。
「このような常軌を逸した行動に出た要因について、アルコールの影響があったとしなければ説明が極めて困難」と判断した。
以上の事から、アルコールの影響により、正常な運転が困難な状態であった、つまり危険運転致死傷の罪に該当する認定したのだ。
なぜ上限の20年となったのか
裁判所は量刑を判断するに際し、2歳の幼児を含む3人の尊い命を失わせた被害について「極めて甚大」と断じた。何の落ち度もなく亡くなった方の無念や、残された遺族の悲嘆にも寄り添い、「厳しい処罰を望むのは当然」とした。
その上で、「飲酒をしたいという身勝手な欲望のままに」飲酒運転を繰り返し、事故を起こしたことについて、「起こるべくして起きた事故」と認定。「あおり運転・威嚇行為をしたことで本件事故を起こした経緯にはより一層の非難が向けられるべき」と厳しく断じた。
さらに、血中から高濃度アルコールが検出されているにも関わらず飲酒を否定し続けた事を「自らの犯した罪に真摯に向き合って反省しているとは言いがたい」と断じ、「法定刑の上限から刑期を減じる程度の事情があるとは評価できない」として、危険運転致死傷の罪の上限である懲役20年を言い渡した。
2026.2.13 「一言でいいから謝ってほしい」バイク無断売却“雲隠れ”の「多摩サイクル」オーナー逮捕 “自転車操業”被害総額5000万円以上か

東京・東村山市にあるバイク店のオーナーが、半年以上雲隠れしていた事件で元オーナーの男(66)が、預かったバイクを無断売却した業務上横領容疑で逮捕された。購入品が届かないなどの相談は約120件寄せられ、被害総額は5000万円以上にのぼるとみられている。容疑者は経営悪化の中、売却代金を借金返済に充てていたとみられている。被害者からは「ようやく逮捕された」との安堵の声がある一方で、返金が望めないことへの無念思いが聞かれた。
バイク無断売却“雲隠れ”オーナー逮捕
警察官に連れられ、無表情で歩く男。
半年以上雲隠れしていたバイク店「多摩サイクル」のオーナー・米林豊容疑者(66)。
客から預かっていたバイクを無断で売却したとして、業務上横領の疑いで逮捕された。
同様の被害を訴える宮下さん:
(Q.経営者が逮捕された)ついに…。(Q.気持ちは?)この何カ月か長かったような、あっという間…。とにかく日々モヤモヤした気持ちで。いったんこれでホッとしたというか。
2025年7月に「イット!」で取材した東京・東村山市にある「多摩サイクル」の映像では、つい先ほどまで営業していたような状態が捉えられていた。
“購入したバイクが納車されない”などのトラブルが起きる中、米林容疑者は連絡が取れず、雲隠れ状態。
同様の被害を訴えるAさん:
私が購入したのはこの黒いものだったが、90万円ぐらいをそのまま現金一括で支払いをし、そのまま商品が来ないという状況。
警視庁によると、米林容疑者は2025年5月ごろに50代の男性客に新車のバイクを販売し、その後、店に届いたバイクの写真を男性に送るなどしていたが、突如音信不通となったという。
その間に、別のバイクショップに120万円ほどでバイクを無断で売却した疑いが持たれている。
同様の被害相談は120件ほど警視庁に寄せられ、被害総額は5000万円以上にのぼるとみられている。
容疑者逮捕に被害者「朗報というかびっくり」
米林容疑者逮捕の一報に、同様の被害を訴える人たちは次のように語った。
同様の被害を訴えるAさん:
若干諦めていたところだったので、本当に朗報というかびっくりする話。買ったお金は戻ってこない若干もどかしさもある。
同様の被害を訴える宮下さん:
この辺でも1番老舗の大きいオートバイ屋さんだったので、全くそういうことやりそうな人には思えなかったし、一言でいいから謝ってほしいというのが、今話していても1番出てくるところ。
米林容疑者は、バイクの横領で得た金を借金の返済などにあてていたとみられる。
警視庁によると「多摩サイクル」は3年ほど前から経営が立ち行かなくなり、自転車操業状態だったということだ。
米林容疑者はバイクの無断売却について、「そのようなことをした」と供述していて、警視庁は余罪を追及している。
2026.2.13 在職中に盗撮繰り返した元警察官に拘禁刑1年求刑 検察は盗撮行為が約100回に及ぶことを明らかに
駅や店で盗撮を繰り返した罪に問われている元警察官の男の裁判が始まり、検察は拘禁刑1年を求刑しました。
起訴されているのは県警察本部の元巡査部長の男(36)で、静岡県藤枝市内の駅や店で盗撮を繰り返し、女性の下着を撮影した罪に問われています。
2月12日の初公判で男は「誤りはありません」と起訴内容を認めました。
続いて、検察側は男の盗撮行為が約100回に及ぶことを明らかにした上で「再犯のおそれも否定できない」などとして拘禁刑1年を求刑しました。
これに対し、弁護側は一部の被害者とは示談が成立していることなどを理由に執行猶予付きの判決を主張しています。
2026.2.13 生後11ヵ月長女への “傷害致死” 母親に懲役8年求刑 弁護側「てんかんの発作がけがにつながった」と無罪主張 検察側「てんかんの発作が起きた根拠はない」 福岡地裁
生後11カ月の娘に暴行を加え死亡させたとして傷害致死の罪に問われている母親に対する裁判員裁判で、検察は懲役8年を求刑しました。
起訴状などによりますと、福岡県糸田町の無職・松本亜里沙被告(29)は2018年7月、当時住んでいた川崎町の自宅で、生後11カ月の長女・笑乃ちゃんに対し、頭に強い衝撃を与える暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われています。
これまでの公判で、亜里沙被告は一貫して無罪を主張。
被告人質問では、持病のてんかんの発作が原因で笑乃ちゃんを落下させた可能性を示唆していました。
13日、福岡地裁で開かれた論告求刑公判で、検察は「当時、被告にてんかんの発作が起きたという具体的な根拠はない」「暴行の事実を隠すため、けがの状況について救急隊員らに真実と異なる説明をしており、犯行態様は悪質だ」と指摘。
亜里沙被告に懲役8年を求刑しました。
一方、弁護側は、笑乃ちゃんの頭の傷は後頭部の最も出っ張った部分にあり、故意の暴行ではなく事故によってできたものだと反論。
「てんかんの発作が笑乃ちゃんのけがにつながった」と主張しました。
松本被告は最終陳述で、「私は本当に笑乃ちゃんを愛していた」「笑乃ちゃんにそんなことをするはずがない」と訴え、結審しました。
判決は3月3日に言い渡される予定です。
2026.2.13 「3ヶ月前でわからない」車のガラス割り窃盗…逮捕の49歳男は同様手口で100件の余罪か 警察官2人負傷させた疑いも 東京・東村山市
東京・東村山市の駐車場で2025年11月、駐車していた車から現金を盗んだ疑いで男が逮捕された。男は調べに対し容疑を否認。周辺地域では同様の被害が多数確認されており、余罪があるとみられている。さらに2026年1月、男は車を急発進させて警察官2人にけがさせていて、公務執行妨害の疑いも持たれている。
駐車場の“窃盗事件”49歳容疑者を逮捕
東京・東大和署で12日朝に撮影されたのは、警察官に連れられ、うつむきながら歩く男だ。
男は窃盗の疑いで逮捕された、石田幸嗣容疑者(49)だ。
石田容疑者は2025年11月、東京・東村山市の駐車場に止めてあった軽自動車の窓ガラスを割った。そして車内にあった現金72000円などを盗んだ疑いがもたれている。
警察官にけが負わせ…職務質問を逃亡か
調べに対し、石田容疑者は「3ヶ月も前のことなので私には分かりません」と容疑を否認している。
しかし、近隣地域で同様の手口による被害が約100件確認されていることから、余罪があるとみられている。
さらに石田容疑者は1月、警視庁の捜査員に声を掛けられた際、運転していた車を急発進させていた。この際、警察車両にぶつけて警察官2名にケガを負わせており、警視庁は公務執行妨害の疑いとあわせて捜査を進めている。
2026.2.12 ソープランドに女性紹介か…“トクリュウ”スカウトグループ「WEB求人」リーダーら2人逮捕 JR千葉駅前で声かけ400人を風俗店に
千葉市のソープランドに女性を紹介した疑いで、スカウトグループのリーダーの男ら2人が逮捕されました。
スカウトグループ「WEB求人」のリーダー・仲野隆則容疑者(38)と大塚朋樹容疑者(46)は2023年と2024年にそれぞれ、千葉市中央区のソープランドに女性を紹介した疑いがもたれています。
警察によりますと、「WEB求人」は2021年から千葉県内を中心に活動している匿名流動型犯罪グループ=トクリュウのスカウトグループで、秘匿性の高いアプリを使って連絡を取り合っていたということです。
「WEB求人」はJR千葉駅前で声がけなど行い、これまで400約人の女性を風俗店に紹介し、女性の売り上げの15%相当をいわゆるスカウトバック=報酬として受け取っていました。
調べに対し、2人は容疑を認めているということです。
2026.2.12 手の震えや汗で密輸発覚…違法薬物ケタミン48キロをドイツから密輸容疑でルーマニア国籍の男逮捕 押収量”過去最大” 羽田空港
大量の麻薬「ケタミン」をスーツケースに隠し密輸しようとした疑いで、ルーマニア国籍の男が逮捕されました。
ラズバン・マリアン・パラスキヴォーユ容疑者(32)は1月、ドイツから麻薬の「ケタミン」約48kgを密輸しようとした疑いで現行犯逮捕されました。
羽田空港で税関職員が男の手の震えや額の汗を不審に思い声をかけたところ、スーツケースの中から小分けにされた「ケタミン」33袋、合わせて約48kgが毛布でくるまれた状態で見つかったということです。
国内の税関が一度に押収した「ケタミン」の量としては過去最大で、警視庁などは販売目的の可能性があるとみて捜査しています。
2026.2.11 「今は言いたくない」営業秘密持ち出し容疑の男逮捕 機械設計データなど30万件複製 後に中国企業へ転職 広島
会社が管理するサーバーコンピュータから、機械の設計図面などを記録したデータを私有のハードディスクに保存したとして、広島県警は11日、中国に住むこの会社の元社員の男を逮捕しました。
不正競争防止法違反(営業秘密侵害事犯)の疑いで逮捕されたのは、中国に住む会社員の河口倫範(40)容疑者です。
警察によりますと、河口容疑者は、去年8月20日から22日までの間、5回にわたって、当時勤務していた会社のサーバーコンピュータ内から、その会社で製造する機械の設計図面などが記録されたファイルデータ5点を、私物の外付けハードディスクに複製して保存した疑いが持たれています。
当時、河口容疑者はプラスチック粉末を熱して溶かし、金型に押し込んで製品を整形する「射出成形機」と呼ばれる機械の開発や製造などをする日本企業の社員で、会社が管理するサーバコンピュータ内の営業秘密を閲覧できるなどの権利が与えられていたということです。
警察の調べに対し、河口容疑者は、「今は言いたくない。弁護士と面会してから話をする」と供述しているということです。
被害にあった日本企業から届け出があり、事件が発覚しました。河口容疑者は去年12月に同業種の中国企業に転職していたということです。
河口容疑者が保存していたのは、新製品の企画書や仕様書など約30万件(270GB)だったということで、警察が事件の詳しいいきさつを調べています。
2026.2.11 店舗型風俗店を違法営業の疑い 中国国籍の女2人を逮捕 従業員は容疑認める 福島・いわき市
風営法違反の疑いで逮捕されたのは、中国国籍で経営者のチョウ・チン容疑者(48)。
警察によると、チョウ容疑者は福島県いわき市内郷御厩町の性風俗店の営業が禁止されている区域にある自身が経営する店で、2025年10月から2026年2月2日までの間、従業員に客への性的なサービスをさせていたなどの疑い。
また警察は、従業員で中国国籍のチン・ジンウ容疑者(63)を現行犯逮捕した。
調べに対し経営者のチョウ容疑者は「見ていないので知りませんでした」などと容疑を否認していて、従業員のチン容疑者は「性的なサービスをして店に売上金をあげていたことに間違いありません」などと容疑を認めている。
警察は、店がどのような営業をしていたかさらに詳しく調べを進めている。

レンタルオフィスなどをアジトにしていた詐欺グループのリーダーが逮捕されました。
菊池啓太郎容疑者(30)は2025年、副業サイトに申し込んできた20代の女性に「初期費用として仕入れ費用や運営費を払う必要がある」と電話で嘘を言って、165万円相当の暗号資産をだまし取った疑いがもたれています。
菊池容疑者はかけ子グループのリーダーで、東京都内のレンタルオフィスをはじめとしてマンションやビルの一室を転々とし、副業のサポート会社を装って電話をかけていたということです。
警視庁は、このグループが450人以上から約7億円をだまし取っていたとみて調べています。

都内のガールズバーで従業員の女性に売春行為をさせた罪に問われている21歳の従業員の女が、初公判で起訴内容を認めました。
東京・池袋のガールズバーの従業員・田野和彩被告(21)は、交際していた店長の男と共謀し、店で働く従業員の女性(当時27)を男性と売春行為をさせた罪に問われています。
10日の初公判で田野被告は起訴内容について問われると、「間違っていません」と述べ、認めました。
検察側は冒頭陳述で、「被害者に大久保公園で売春行為の勧誘をさせ、店長の男と共に被害者にGPSを付けて位置情報を把握していた」などと指摘しました。
2026.2.10 雪のなかパトカーに突っ込みひき逃げ…ランボルギーニ運転し逮捕の中国籍男 法定速度60キロを大幅に超えて走行か 東京・中央区
イタリアの高級車「ランボルギーニ」でパトカーに突っ込み、逃げた疑いで逮捕された男が、法定速度を大幅に超えるスピードを出していたとみられることがわかった。
劉長然容疑者は8日、雪が積もっていた東京・中央区の築地大橋で、「ランボルギーニ」で事故処理中のパトカーに突っ込み、警察官2人に重傷を負わせ逃げた疑いが持たれている。
その後の取材で、劉容疑者が、法定速度60キロを大幅に超えるスピードで運転していたとみられることがわかった。
劉容疑者は調べに対し、「けがをして病院に向かうために立ち去った」などと供述しているという。
2026.2.9 鳥栖市飯田町殺人事件 未解決のまま22年
2004年、佐賀県鳥栖市で、当時24歳の男性が殺害された事件。
未解決のまま、2月9日で22年となります。
警察は、鳥栖市内で情報提供を呼びかけました。
鳥栖市の商業施設やJR鳥栖駅前では、およそ20人の警察官らが、事件への情報提供を呼びかけるチラシを配りました。
この事件は、2004年2月9日、鳥栖市飯田町の路上に止められていた車の中から、大刀洗町の会社員・入口和俊さん(当時24)が頭を鈍器のようなもので殴られ殺害されているのが見つかったものです。
事件は未解決のまま22年を迎えました。
鳥栖警察署の脇山賢一署長は「匿名でも構わないのでぜひとも警察の方に情報提供していただきたい」と話していました。

事件からまもなく21年 遺族らが情報提供呼びかけ
東京・府中市の信用金庫で職員の男性が殺害された事件は未解決のまま、まもなく21年を迎えます。残された犯人の腕時計などを手がかりにした捜査が続いていて、きょう、遺族らが情報提供を求めました。
21年前の2005年2月、府中市の多摩中央信用金庫(現・多摩信用金庫)の駐車場で営業課長の後藤博樹さん(当時39)が残業を終えて外に出たところ、柳刃包丁を持った男に駐車場で刺され殺害されました。
後藤さんの母 後藤リウさん
「多摩信の未解決事件です。協力よろしくお願いします」
情報提供を呼びかけているのは後藤さんの母、リウさん(82)。毎年、この時期にここに立ち続けています。
「(事件を知ったのは)雪の寒々しい夜…」
博樹さんと最後に会ったのは事件の数日前、バレンタインのチョコレートを渡すため実家を訪れた時でした。
後藤さんの母 後藤リウさん
「(事件を知ったのは)ちょうどこんな雪の寒々しい夜だったんですけど、命を丸ごと取られるようなことになるとは本当に思いもしなかったので」
当時、現場近くの防犯カメラが逃走する男の姿を捉えていました。身長は170センチから180センチのやせ形。男はその後、京王線・府中駅の方向へと逃走しました。
遺留品から男のものとみられるDNA型検出
現場近くでは男の遺留品も見つかっています。
1995年モデルの『GUESS』製の腕時計。伸縮式のバンドに付け替えられたものでしたが、このバンド部分からは男のものとみられるDNA型が検出されています。血液型はO型でした。
「当時この周辺では、犯行に使用されたゴム手袋やマスクも見つかっていました」
「次はうちの息子の番だと思いました」
去年、母・リウさんを勇気づける出来事がありました。名古屋市のアパートで女性(当時32)が殺害された事件の容疑者が26年の時を経て逮捕されたのです。
後藤さんの母 後藤リウさん
「何年経っても皆さんが頑張ってくださることで、日の目を見られるとは素晴らしいことだと。次はうちの息子の番だと思いました」
警視庁は情報提供を求めています。
2026.2.6 17歳少女をホテルで殺害 「尊厳踏みにじった」求刑通り懲役22年
17歳の少女をホテルで殺害したとして、殺人や児童買春などの罪に問われた住所不定、無職福井竣介被告(31)の裁判員裁判で、大阪地裁(御山真理子裁判長)は6日、求刑通り懲役22年の判決を言い渡した。御山裁判長は「被害者の尊厳を踏みにじった」と述べた。
判決などによると、福井被告はSNSで知り合った少女に18歳未満と知りながら「4万円を払う」と性交渉を持ちかけ、2024年9月28日夕に大阪・ミナミのホテルで少女の首を両手で絞めて殺害し、財布を盗むなどした。
弁護側は「金銭トラブルになって『警察に通報する』と動画を撮られ、パニックになった。殺意はなかった」と主張したが、判決は司法解剖の結果から「かなり強い力で、少なくとも数分間にわたって絞めた」と指摘。「強固な殺意が認められる」とした。
その上で「犯行の詳しい経緯は不明」としつつ、「短絡的な意思決定にくむべきものは何らうかがわれない」と批判。「単独犯」「凶器なし」「被害者に落ち度なし」の事件のなかで「重い部類だ」と判断した。

大阪で現金約2000万円などが盗まれた事件で、49歳の男が逮捕・送検されました。
職業不詳の中田誠容疑者(49)は2025年11月、大阪市阿倍野区の住宅に侵入し、現金2000万円のほか、ブランド品のバッグなど約1700万円相当を盗んだ疑いが持たれていて、4日に逮捕され、6日に送検されました。
付近の防犯カメラには、2人組がバッグなどを運び出して逃げていく様子が映っていました。
その後の取材で、現金が入っていたアタッシェケースが事件後、空の状態で放置されていたことがわかりました。
盗まれた現金などは見つかっていません。
中田容疑者は「この件については黙秘します」と話していて、警察は他にも関与した人物がいるとみて捜査しています。
2026.2.5 オウム・松本元死刑囚の遺骨、2審も国に引き渡し命令 次女が勝訴
2018年に死刑が執行されたオウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の次女が、元死刑囚の遺骨と遺髪の引き渡しを国に求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は5日、国に遺骨と遺髪の引き渡しを命じた1審・東京地裁判決(24年3月)を支持し、国側の控訴を棄却した。
18年7月に刑が執行された松本元死刑囚の遺体は火葬された。遺骨と遺髪は、オウム真理教の後継団体に渡れば公共の安全が脅かされる危険があるとの理由で国が保管した。国側が控訴したため、現在も国の保管が継続している。
1審判決は、国の危険性の主張には裏付けがなく、抽象的な可能性の域を出ないと指摘。次女は父の死を悼もうとしているとし、遺骨を引き渡すべきだと結論づけた。
これに対し、国側は控訴審で、次女が長期間にわたり、遺骨を後継団体に引き渡さないと誓約しなかったことを挙げ、後継団体に渡る危険性が十分あると主張。次女側は「後継団体と何ら関係はない。引き渡されれば厳重に保管し、父の死を静かに悼み、弔いたい」と反論していた。
元死刑囚の家族が元死刑囚の遺骨と遺髪の所有権を争った家事審判では、次女に所有権があるとする判断が21年7月に最高裁で確定。これを受けて次女が22年10月に引き渡しを求める訴訟を起こした。

1949年7月15日夜、国鉄中央線の三鷹電車区の留置線1番線に留置中だった無人のモハ63形電車7両編成が突然動き出し、時速70キロで車止めを突破、三鷹駅舎を一部破壊して駅前の商店街に突っ込み、通行人ら6人が死亡、約20人がけがをした
旧国鉄の三鷹駅で1949年、電車が暴走して6人が死亡した「三鷹事件」で、電車転覆致死罪で死刑確定後に45歳で獄死した竹内景助元死刑囚の孫の男性が4日、無罪を主張して東京高裁に再審請求した。再審請求は4度目で、本人から3代にわたって再審請求審を戦うことになる。
【再審見直し議論】「冤罪救済に背を向けた」、法制審案に反対の弁護士ら会見
国鉄で運転士などを務めていた竹内元死刑囚は49年7月、三鷹駅の車庫から電車を発車させた後に運転席から飛び降り、暴走した電車で6人をはねて死なせたとして55年、最高裁で死刑判決が確定した。
56年には本人が再審を請求したが、67年に獄死したため手続きが終了。2011年に長男の健一郎さんが死後再審を申し立てたが棄却された。
昨年10月には第3次再審請求で証人尋問をすると決まったが、健一郎さんが亡くなったことがわかり、再び手続きが打ち切られた。
4日に会見した弁護人の野嶋真人弁護士は「景助さんも再審請求審の半ばで亡くなり、健一郎さんもこれから良い方向に動き出す、というときに亡くなられた。(孫の男性に)巡りあえたことをいかして、いい結論に至れるよう頑張っていきたい」と話した。
再審請求した孫は現在55歳。弁護団を通じて「祖父の無念を晴らすために頑張る」とのコメントを出した。
刑事訴訟法は、有罪が確定した本人が死亡した場合、配偶者や直系の親族が再審を請求できると定める。一方、再審請求人が死亡した場合の手続きに関する規定はなく、その際には審理が終わる運用になっている。
再審制度の見直しを検討してきた法制審議会(法相の諮問機関)の部会が2日にとりまとめた要綱案では、再審請求人が死亡した場合、親族が審理を受け継ぐことができるとしている。

本人の代わりに、勤務先に退職の意思を伝える“退職代行サービス”で世間の話題を集めた「モームリ」。
その運営会社の社長と妻が3日、警視庁に逮捕されました。
2024年5月、取材に「SNSでもYouTubeでも退職代行の話は普通にあるものになってきたので、(退職代行サービスは)本当に社会に根付いてきた」と退職代行サービスの意義を語っていた、「モームリ」運営会社の社長・谷本慎二容疑者(37)。
そして、その妻で運営会社の幹部、志織容疑者(31)。
谷本容疑者らは、退職に関する法律面の交渉などについて、退職希望者を弁護士法人に紹介。
法律で禁止されている紹介料を弁護士から受け取っていた疑いが持たれています。
FNNが入手したモームリ運営会社内のグループLINEには「紹介して成約したら16,500円のバックがあり、先月は合計24万円となっています」と、ある弁護士法人の紹介によるキックバックが疑われる文言が。
こうした紹介行為について、モームリ運営会社の元従業員は「例えば借金があったり、すでにもめている会社員の人は顧問弁護士に紹介するようにと。『(この行為は)違法だから絶対に外では言わないでね』と口止めされた。谷本容疑者自身も違法だとわかっていながら、社員に業務をさせていた」と話していました。
話題を呼ぶビジネスで、モームリを急成長させた谷本容疑者夫妻。
元従業員は、夫婦の暮らしぶりについて「家賃200万円のところに引っ越したり、ガサ(家宅捜索)入った後も『おれは稼いでいるから大丈夫』と社員に言ったり…」と話します。
一方、モームリ運営会社に紹介料を支払っていた弁護士法人側への捜査について、フジテレビ・平松秀敏解説副委員長は「今回の事件では弁護士も悪い。一緒になって違法行為に及んでいる可能性が高い。ただ同時に逮捕されてないのを見ると、おそらく捜査に協力しているのでは。いずれにしろ弁護士も今後、刑事責任を追及されることになる」と指摘。
谷本容疑者らは調べに対し、容疑を否認しているということです。

絶滅のおそれがあるゾウの牙を「マンモスの牙」などと偽り、オークションサイトで販売した疑いなどで男3人が逮捕されました。
古物商を営む竹前直人容疑者(47)ら3人は2025年、絶滅のおそれがあるため、販売する際には国への登録が必要なアフリカゾウの牙を無登録で販売した疑いなどが持たれています。
竹前容疑者は、オークションサイトでゾウの牙を「マンモスの牙」「象牙風」などと表記を偽って販売していて、約108万円を売り上げていました。
警視庁の調べに対し、竹前容疑者は「違法だとは知っていたが、処分に困っていたため販売した」と容疑を認めているということです。

盗撮していた男子大学生に「お前やってたよな」と声をかけ、現金を脅し取ったとして、22歳の男が逮捕されました。
警視庁によりますと、姫木虎太郎容疑者は去年、東京・豊島区の公園で、男子大学生から現金10万円を脅し取った疑いがもたれています。
姫木容疑者はJR池袋駅で盗撮をしていた男子大学生に「お前やってたよな」と声をかけ、公園まで連れて行き、「親にも迷惑かかるぞ」などと脅したとみられています。
姫木容疑者は自身も渋谷区で女性を盗撮した疑いで逮捕され、押収されたスマホから男性を脅す映像などが見つかったということです。
調べに対し、容疑を否認しているということですが、警視庁は姫木容疑者が同様の手口を繰り返し、数十人からおよそ数千万円を脅し取っていたとみて調べています。
2026.2.2 「受刑者は事件を『過去にしたい』『忘れたい』かもしれません。被害者遺族は一生苦しみの中に」遺族が刑務官に講義 14年前の京都・亀岡暴走事故で無免許運転の車に娘とお腹の中の孫の命を奪われた中江美則さん

14年前、京都府亀岡市で娘の命を奪われた父親が新人刑務官に講義し、遺族の思いを訴えた。
堺市にある矯正研修所。ここは、近畿の刑務所や拘置所などで働く職員を育成する施設だ。
27日、この施設に集まったのは新人の刑務官85人。研修の講師として呼ばれたのが中江美則さん(62)だ。
中江美則さん:娘を殺されて月日がどんどん経っていくということがどんなにむごく苦しいことか。人生で最も苦しいことの記憶は消すことができません。
■14年前、突然娘の命を奪われた中江さん
中江さんは14年前、突然娘の命を奪われた。
2012年、京都府亀岡市で集団登校の列に車が突っ込み、児童2人と子どもに付き添っていた中江さんの長女・松村幸姫(ゆきひ)さん(当時26歳)が死亡、7人が重軽傷を負った。
幸姫さんのお腹には子供がいました。
車を運転していたのは、当時18歳の元少年で、無免許のうえ友人と一晩中遊んだ末の居眠り運転だった。
しかし、裁判の中で、元少年が過去に無免許運転を繰り返していたことから「車を運転する技能はあった」と判断され、元少年は「過失」による事故として裁かれた。
そして、遺族の活動から無免許運転の厳罰化など法律の一部改正が実現した。
■「刑務所は加害者を守るためにあるのかと複雑な気持ちに」元受刑者の更生を支援する活動で落胆することも
中江美則さん:命の重みに見合う罰則などありえません。だから罪を深く重く厳しくしないと被害者との釣り合いがあまりにも違いすぎます。
大切な家族を失った中江さんが見たのは受刑者の再犯率が高いという現実。危機感を抱いた中江さんは、8年前から元受刑者の更生を支援する活動を始めた。
犯罪歴がある人たちと一緒に通学路を見守る防犯カメラの設置や、京都刑務所で900人近い受刑者に語りかけたことも。
しかし、活動をする中で関わってきた元受刑者の一部からは、中江さんを落胆させる声も。
中江美則さん:『再犯に関わってまた戻りたい』というやつもいたり、『社会に出るのが不安で刑務所にいた方がいい』というやつもいました。
僕がかかわっている受刑者も犯罪者も『刑務所に帰りたいわ』と言うやつもおります。刑務所は加害者を守るためにあるのかと複雑な気持ちになってしまいます。
■「受刑者・加害者に被害者遺族の苦しみをリアルに想像してもらえる教育環境づくりを」
今後、受刑者と向き合い続ける新人刑務官に今、遺族として伝えたいことは。
中江美則さん:受刑者からしたら、事件のことは過去にしたいとか忘れたいかもしれません。被害者遺族は一生そんなことはできない苦しみの中にいる。
受刑者・加害者に被害者遺族のことをこの苦しみをリアルに想像してもらえる教育環境づくりをしてもらいたいと願っております。お願いします。
■受講した新人刑務官たちは「2度と犯罪を繰り返さないようにしようと思える処遇を」
受講した新人刑務官たちは…
新人刑務官:加害者の改善・更生も大切だけど被害者の方に対して償いの意思を見せられるような少し厳しさを持った矯正処遇・指導のやり方をしないといけないと思いました。
新人刑務官:すごく考えさせられるところがありました。加害者に前を向かせるだけじゃなくて、自分の過去ともしっかりと向き合って、2度と犯罪を繰り返さないようにしようと思える処遇をしていきたいと思いました。
「新たな被害者を生まないためには、加害者を生まないこと」と語る中江さん。
苦しみながらそう伝え続ける被害者家族を前に、社会全体で考えることが必要だ。
2026.2.1 【壁の中に遺体】28歳女性殺害容疑の49歳男「交際関係を巡りトラブルになっている」事件前周囲に…犯行後約1.4キロ遺体を運んだか
1月北海道日高町の飲食店の壁の内側から女性の遺体がみつかった事件で、逮捕された49歳の男が女性との交際トラブルについて周囲に話していたことが分かりました。
日高町の飲食店経営・松倉俊彦容疑者(49)は、去年12月31日ごろ、工藤日菜野さん(当時28)の首を絞めて殺害した疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと松倉容疑者は去年秋ごろ、周囲に「工藤さんと交際関係を巡りトラブルになっている」という趣旨の話をしていたということです。
また殺害現場は工藤さんの自宅とみられ、警察は松倉容疑者が殺害後、あまり時間を置かずに遺体をおよそ1.4キロ離れた飲食店まで運んだとみて、松倉容疑者の車を押収するなどして、遺棄した方法を調べています。
2026.2.1 女性から別れ話切り出され…交際関係のもつれか 殺人容疑で自称自営業の45歳男を逮捕 遺体発見2日前には口論も 愛知・豊田市
1月17日、愛知・豊田市のアパートで女性の遺体が見つかった殺人・放火事件で、逮捕された男と女性との間に別れ話をめぐるトラブルがあったことが分かりました。
自称自営業・北島卓容疑者(45)は、1月17日に豊田市のアパートの一室で、この部屋に住む会社員・小川晃子さん(42)の首を絞めて殺害した疑いで逮捕され、容疑を否認しています。
北島容疑者は、2026年に入ってから小川さんと交際を始めていましたが、事件前、小川さんから別れ話を切り出されていたとみられることが、警察への取材で新たに分かりました。
遺体発見2日前の午後には、北島容疑者の生活態度をめぐり2人が口論している様子も目撃されていて、警察は交際関係のもつれが動機となった可能性があるとみて調べています。

ホストの身分を隠し、マッチングアプリを通じて女性に接近し、ホストクラブに来店するよう勧誘した疑いで男が逮捕されました。
東京・歌舞伎町のホストクラブ従業員・竹岡拓人容疑者(27)は、2025年、マッチングアプリで出会った女性2人に来店するよう誘った疑いが持たれています。
竹岡容疑者は当初、女性に「ITの仕事をしている」と話していましたが、数回会った後に「実はホストをやっている。支援してほしい」などと言って店に誘っていたということです。
被害に遭った女性は「将来を見据えたような話をされたので、身を委ねた形で。貯金額がいくらか聞かれて、結局600万(使った)。恋愛感情を利用して人をだまして本当に許せない」と話します。
竹岡容疑者の2025年1年間の売り上げは、約1億4000万にのぼっていました。
竹岡容疑者は黙秘しているということです。

2025年11月、北海道札幌市西区の建設会社に侵入し、現金などを盗んだ疑いで27歳の無職の男が再逮捕されました。
建造物侵入と窃盗の疑いで再逮捕・送検されたのは、札幌市東区の無職、宮越柚輝容疑者です。
宮越容疑者は2025年11月、共犯者と共謀のうえ、札幌市西区の建設会社に侵入し、現金のほか、パソコンなど158点を盗んだ疑いがもたれています。
宮越容疑者は2025年9月、4人の男と共謀のうえ、札幌市手稲区のブランドショップで従業員を暴行し、高級腕時計などを奪った強盗傷害などの疑いで逮捕されていました。
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警察官になりすまし、60代の男性からおよそ1億4000万円相当の金塊をだまし取ったとして、受け子の39歳の女が逮捕されました。
警察によりますと、逮捕された横浜市に住む下中一未容疑者は去年3月、京都府の60代の男性に「犯罪収益がないか資産捜査をするので、長野県警本部査察官に金を渡してもらいたい」などと電話でウソを言い、金塊9キロ、時価およそ1億4000万円相当をだまし取った疑いがもたれています。
下中容疑者は受け子を担当していて、調べに対し「指示役から脅されてやってしまいました」などと容疑を認めているということです。
携帯電話には指示役とみられる人物からの指示の記録も残っていて、警察は特殊詐欺グループの犯行とみて実態を詳しく調べています。

東京都台東区東上野の路上で29日夜、中国籍の男性が3人組の男らに催涙スプレーをかけられ約4億2300万円が入っていたとみられるスーツケース3個を奪われた。30日未明には、大田区の羽田空港駐車場で、別の男性が催涙スプレーをかけられる事件も発生。男性の車には約1億9000万円入りのスーツケースがあったといい、警視庁は二つの事件に関連があるとみて、強盗と強盗未遂容疑で調べている。

新型コロナの後遺症に苦しむ長野県岡谷市の19歳の女性が両親とともに長野県庁を訪れ、阿部守一知事と面会した。「真っ暗なトンネルにいる、助けてください」と訴え、支援の拡充などを求めた。
高校2年生の時、新型コロナに感染
車いすを押されながら入室したのは、岡谷市の山田幸奈さん19歳。
1月22日、長野県庁で阿部知事と面会した。
山田さんは、高校2年生だった2022年に新型コロナに感染。その後、倦怠感がとれず体に力が入らない状態が続き、医師から新型コロナ感染による後遺症と診断された。
「真っ暗なトンネルにいる、助けて」
山田さんはマイクを使って「回復に向かわないので『まだ動けないの』と世間から冷たい目で見られる。この先どうなるかわからない真っ暗なトンネルにいる私たちはどうすればいいですか、助けてください」と訴えた。
父親の博章さんは、「オンライン診療の公費負担化」「コロナ後遺症専門の診療ができる医療機関の開設」などを要望した。
阿部知事は「県としてもしっかり対応していきたいと思いますし、全国的な対応については今の実態がどうなっているかよく把握した上でしっかり向き合っていきたい」と応じた。
山田さんは取材に「動けるようになったら働きたいし、友達や家族とお出かけにもいきたいし、これから頑張っていきたい」と語った。
山田さんは、同じ症状に悩む人たちのためにも、コロナ後遺症の情報発信を続けていきたいとしている。
2025.1.29 四つんばいでガレージに侵入も防犯カメラに気づき“直立不動”…“開き直る”犯人 工具8点150万円相当を窃盗 東京・青梅市

東京・青梅市の住宅ガレージで2025年12月28日、深夜に四つんばいで侵入し、工具が盗まれる事件が発生した。
犯人は当初、防犯カメラを避けようと侵入していたが、センサーライトの作動によりカメラの存在に気づくと、開き直ったように堂々と奥へ進み、建築用電動工具など8点を持ち去った。
被害総額は、約150万円相当にのぼるという。
防犯カメラを避けるように四つんばいで侵入
東京・青梅市にある住宅のガレージで、真夜中にカメラが捉えたのは、そろりそろりと四つんばいで侵入する人物。
被害総額、約150万円相当…”工具ドロボー”の一部始終だ。
被害者は、「なんでそんなことするんだろう。考えられない」と話した。
2025年12月28日の午前1時過ぎ、フードをかぶり、懐中電灯を手にしつつ、音を立てないようにして現れた犯人。
すると、画面右上の方をチラ見した。
なぜこのような格好をしているのだろうか。
この人物は、出入り口付近に設置された防犯カメラを意識しているようにも見える。
しかし、センサーライトが反応。
犯人は立ち上がり、直立不動の状態になった。
電動工具や機械など8点が盗まれる
顔を上げた際に、フードの隙間から少しだけ表情も確認できる。
防犯カメラがもう1つあったことに気づいたようだ。
すると開き直ったのか、隠れるのをやめて、堂々と奥へ進んだ。
その数分後、工具が入ったケースを手にして姿を消した。
盗まれたのは、建築作業用の電動工具や機械など8点。
その総額について、被害者は「150万円くらい。仕事用の工具一式を盗まれた。とにかく返してほしい」と話す。
警視庁は窃盗事件とみて、犯人の行方を追っている。
2025.1.29 名古屋の強盗殺人事件初公判 被告の女、起訴内容を一部否認
名古屋市のマンションの一室で2023年11月、住民の男性(当時42)の遺体が見つかった事件で、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた内田明日香被告(32)の裁判員裁判の初公判が29日、名古屋地裁であった。内田被告は「死体遺棄については認めますが、強盗殺人については全面否定でお願いします」と起訴内容を一部否認した。
起訴状などによると、内田被告は23年9月、マンションの一室で男性の首を絞めて殺害し、この部屋や男性が経営する古物店から現金約80万円や指輪など約1380点(時価計約7400万円相当)を奪うなどしたとされる。翌10月には、この部屋のクローゼットに男性の遺体を遺棄したなどとされる。

東京・野方警察署で、警察官に連れられうつむきながら歩く男。
住居侵入と窃盗の疑いで逮捕された松崎幸治容疑者(58)です。
松崎容疑者は2025年10月、東京・中野区にある住宅に、鍵が開いていた窓から侵入。
クローゼットにあった現金約20万円の他、40万円相当の高級ブランドのネックレスを盗んだ疑いが持たれています。
盗んだ現金は生活費やパチンコ、ガールズバーなどの費用に充てたとみられています。
さらに、松崎容疑者の自宅からは盗んだものとみられるバッグや貴金属など、約320点が見つかっています。
調べに対して松崎容疑者は「私がやったことに間違いありません。この他にも20~30件やってる」と、容疑を認めています。
2025年5月ごろから練馬区、杉並区など近隣の地域で同様の被害が確認されており、警視庁が余罪を追及しています。

警察官を装って「犯罪グループにあなたの名前がある」などと言い、2300万円をだまし取った疑いで中国籍の男が逮捕されました。
中国籍の于洋容疑者(44)は仲間と共謀し、警察官や検察官を装って被害男性に電話をかけ、「マネーロンダリングをやっているグループにあなたの名前がある」「関与していないことを証明するため入金してください」などと言い、約2300万円をだまし取った疑いが持たれています。
于容疑者は調べに対し、「日本語がよく分からないから、だましをするような電話をかけることができません」などと容疑を否認しているということです。
2026.1.24 「金を代わりに売ってきて」女性にウソの話を持ちかけ2千万円騙し取ろうとしたか 中国人の男2人を逮捕
名古屋市千種区の飲食店で、オーナーの女性に「金を売りたい」などとウソの話を持ち掛け2000万円をだまし取ろうとしたとして、中国人の男2人が逮捕されました。
逮捕されたのは、中国籍で住所・職業不詳のシャオ・フーライ容疑者(52)と、ジョン・ユーファー容疑者(46)です。
シャオ容疑者らは23日までに、千種区の飲食店でオーナーの女性(52)に対して「解体現場から出てきた金を売りたいが、日本語ができないので代わりに売ってきてほしい」などとウソの話を持ちかけ、2000万円をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いが持たれています。
シャオ容疑者らは女性を信じ込ませようと、出てきた金から削り取ったと偽って純金の破片を渡していて、不審に思った女性が警察に通報し発覚しました。
警察は2人の認否を明らかにしておらず、動機や余罪などを詳しく調べています。
2026.1.24 「後ろから刃物で刺した」認める供述 待ち伏せの可能性も 姫路刺殺
兵庫県姫路市のマンション敷地内で住人の木田大助さん(33)が刺殺された事件で、兵庫県警は23日、自称自営業の小出慶二容疑者(49)=住居不詳=を殺人の疑いで逮捕した。「後ろから刃物で刺して殺してしまいました」などと容疑を認めているという。
逮捕容疑は20日午前8時ごろ、姫路市岩端町のマンション地下駐車場で、木田さんの腰を刃物で刺して死亡させたとしている。司法解剖の結果、木田さんの死因は出血性ショックだった。
県警によると、事件前に容疑者とみられる人物が、現場付近をうろつく様子が防犯カメラに映っていたという。県警は容疑者が木田さんを狙って待ち伏せや下見をしていた可能性もあるとみて、計画性や接点の有無を調べている。
事件発覚当時、駐車場には木田さんが使っていた軽乗用車があり、運転席側のドアが開いていた。付近に血痕が見つかり、県警は木田さんが車に乗り込もうとした際に襲われたとみている。
容疑者は事件後、現場付近に止められていたレンタカーで逃走したとみられる。この車は容疑者が神戸市内で19日に借り、20日午後に返却されていた。捜査で石川県七尾市が関係先に浮上。23日午前に容疑者を指名手配し、同日昼過ぎにJR七尾駅前で女性と歩いているところを石川県警七尾署員が発見し確保した。
2026.1.23 2003年 前橋スナック銃乱射事件で4人殺害の小日向将人死刑囚(56)が死亡
2003年、前橋市のスナックで4人が射殺された事件で殺人の罪などに問われ死刑が確定していた小日向将人死刑囚(56)が死亡しました。
暴力団組員だった小日向将人死刑囚は2003年1月に対立する暴力団幹部らを殺害しようと前橋市のスナックで銃を発射し、3人の一般客を含む4人を殺害した罪などに問われ、死刑判決が2009年に確定していました。
法務省によりますと、小日向死刑囚は今月23日午前1時半ごろ、収容されていた東京拘置所で「息苦しい」と話した後、呼吸が停止しました。
午前2時すぎに病院へ搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
死因は判明していませんが、急性心筋梗塞(こうそく)の症状がみられたということです。
2026.1.23 警察官装う特殊詐欺容疑、中国籍の男3人逮捕 被害金を移動させたか
警察官を装う特殊詐欺に関与した疑いがあるとして、警視庁などは、会社役員の潘梓傲容疑者(23)=東京都荒川区=ら中国籍の男3人を詐欺容疑で逮捕し、23日に発表した。いずれの認否も明らかにしていない。
複数の特殊詐欺グループから依頼を受けて被害金を口座から引き出していた、と警視庁はみている。
特別捜査課によると、3人の逮捕容疑は何者かと共謀して2025年6月16日~7月1日、警察官を装って、大阪府茨木市の50代女性に「口座が犯罪に使用されている。入金されている現金を調べる必要がある」とうそを言い、現金510万円をだまし取ったというもの。潘容疑者は、今回逮捕された他の男2人に被害金の引き出しを指示していたという。
容疑者らは25年1月以降、特殊詐欺の被害金など約3億円を引き出したり別の口座に移動させたりしていた、と同課はみている。

短期滞在で来日したタイ人女性を売春させるためにあっせんした疑いで、中国人グループ6人が逮捕されました。
周暁羽容疑者(59)や高明容疑者(53)ら6人は、タイ人の女性を千葉県内のホテルに派遣して売春させるなどした疑いがもたれています。
タイ人の女性は、借金の返済や子供の養育費を稼ぐため、短期滞在で入国し、店が用意したアパートの一室に住み込んで働いていたということです。
一方、周容疑者らは、ホテルの1フロアを売春場所として借り上げ、これまでに3200万円ほど売り上げていたとみられています。
警視庁は6人の認否について明らかにしていません。

闇バイトによる強盗事件で、リクルーター役の男が初公判で起訴内容を否認しました。
名倉優也被告(32)は2024年10月、実行役らと共謀し、埼玉・所沢市の住宅に侵入して現金を奪ったうえ、80代の住人にけがをさせた罪に問われています。
名倉被告は、19日の初公判で「実行役と同じ扱いには納得できない」と起訴内容を否認しました。
検察側は、冒頭陳述で「200万円以上の借金がありSNSで闇バイトに応募した」、「実行役に対し『ベテランがいるから大丈夫』と激励のメッセージを送っていた」などと指摘しました。
一方、弁護側は「ほう助の罪が成立するにとどまる」と主張しました。

千葉市稲毛区の物流センターで同僚の女性を中華包丁で切りつけ殺害しようとした疑いで、中国籍の34歳の男が現行犯逮捕されました。
中国籍のジャン・シウシン容疑者(34)は16日、稲毛区六方町の物流センターで同僚の女性(30)の頭を刃渡り約17cmの中華包丁で切りつけ殺害しようとした疑いで現行犯逮捕されました。
女性は後頭部などにけがをしましたが、命に別条はありませんでした。
ジャン容疑者は「切りつけたことは間違いないが、殺そうとは思っていなかった」と容疑を一部否認しているということです。
この物流センター内では、別の男性も血を流し倒れているのが見つかり意識不明の重体で搬送されたことから、警察はジャン容疑者が襲ったとみて調べています。
2026.1.17 「関係性が濃密であるほど一気にストレスを解消しようとする衝動が強まる」壁の中に28歳女性看護師の遺体を遺棄…犯罪心理学者が読み解く「突発的犯行」の兆候と「平静装う」心理〈北海道日高町〉

遺体を店に隠し通常営業 “異様な事件”の背景に何が――
北海道日高町で女性看護師の遺体を遺棄した疑いで、1月10日にバーの経営者が逮捕されてから1週間。
遺体を自らが経営するバーに隠したまま、通常の営業を続けていた“異様な事件”はなぜ起きたのか――
犯罪心理学に詳しい専門家は「濃密な人間関係の中で蓄積されたストレスが一気に爆発した突発的な犯行」と指摘する。
犯罪心理学者が指摘「突発的に起きた事件か」
この事件は2025年12月31日ごろ、日高町に住むバー経営者の松倉俊彦容疑者(49)が同じく日高町に住む知人の看護師、工藤日菜野さん(28)の遺体を店内の物置スペースに遺棄した疑いが持たれているものだ。
工藤さんの死因は、ロープのようなもので首を絞められたことによる窒息死だった。
犯罪心理学者で東京未来大学の出口保行教授は、今回の事件には計画性が感じられない特徴があるという。
「凶器がロープのようなものだったこと、遺体を外に持ち出さず店内に隠したことから、突発的に起きた事件とみています」(出口教授)
「誰かに見られる恐怖…常に監視を」
遺体は客が行き交うダーツ台の裏手付近、縦横40センチの穴の奥、畳1畳分ほどの空間で見つかった。
そして、その穴はベニヤ板のようなものでふさがれていた。
「外に持ち出せば誰かに見られる恐怖があった。店内に置いておけば常に監視できる。計画性のない犯行では、こうした行動がみられる」と出口教授は分析する。
さらに松倉容疑者は1月2日、遺体が店内にある状態で営業を続けていたとみられている。
なぜ、発見されるリスクを冒してまで店を営業したのか――
猟奇的で無謀と思われるような行動の背景は?
猟奇的で無謀と思われるような行動の背景について出口教授は…
「平静を装うことが本人にとって重要だったのでしょう。いきなり店を休めば『何かあったのでは』と思われる。非日常を感じさせないための行動です」「他の人には分からなくても、本人は気配を感じたくない。バレないため、そして自分自身がその事実を知りたくないという心理が働いています」(出口教授)
2人は「狩猟」で意気投合か
出口教授は、工藤さんと松倉容疑者の関係性について「濃密な人間関係であればあるほど、不満や憤懣が蓄積される。それがある日突然、スイッチが入って爆発することがある」と説明する。
工藤さんは狩猟に興味を持ち、猟銃の免許を持つ松倉容疑者と意気投合したみられている。
いったい2人の間に何があったのか――
「関係性が濃密であればあるほど、一気にストレスを解消しようとする衝動が強まります」(出口教授)
警察は松倉容疑者が工藤さんを殺害した疑いもあるとみて、2人の関係性や事件に至った経緯を詳しく調べています。
2026.1.17 東京 杉並区 切りつけ死傷事件 部屋のベッドが激しく焼ける
東京 杉並区のアパートの前で、部屋の明け渡しの手続きのために訪れた2人が刃物で切りつけられて死傷した事件で、同じ時間帯に火事があった、逮捕された40歳の住人の部屋を警視庁が調べたところ、ベッドの中央付近が激しく焼けていたことが捜査関係者への取材で分かりました。住人は調べに対し「死のうと思い、ベッドの上に置いたトイレットペーパーに火をつけた」と供述しているということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
15日、東京 杉並区和泉のアパートの前の路上で、部屋の明け渡しの手続きのために訪れた裁判所の執行官と、家賃の保証会社の社員で神奈川県海老名市の小栗壽晃さん(61)が刃物で切りつけられ、このうち小栗さんが搬送先の病院で死亡しました。
警視庁は現場のアパートに住む職業不詳の山本宏 容疑者(40)を殺人未遂の疑いで逮捕し、その後、容疑を殺人などに切り替えて捜査しています。
40万円以上の家賃を滞納していたとみられ、調べに対し容疑を認めたうえで「自宅を追い出されるとどうやって生きていけばいいのか想像がつかず、自暴自棄になった」などと供述しているということです。
容疑者の部屋では事件と同じ時間帯に火事があり、およそ10平方メートルが焼けましたが、警視庁が16日、現場検証を行った結果、6畳の部屋にあるベッドの中央付近が激しく焼けていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
容疑者は調べに対し「死のうと思ってベッドの上に置いたトイレットペーパーに火をつけたが、煙に耐えられず外に出た」などと供述しているということです。
ベッドのそばには紙の燃えかすも残っていたということで、警視庁は容疑者が事件の直後に部屋に戻り、火をつけたとみて詳しいいきさつを調べています。

東京・多摩中央警察署で目撃されたのは、ゆっくりと警察車両に向かう小泉敏一容疑者(72)です。
知人の高田圭容疑者(50)とともに、大量の睡眠導入剤を売りさばくために持っていた疑いが持たれています。
小泉容疑者の自宅から押収された睡眠導入剤などの薬は、約3000錠に上ります。
調べに対し、小泉容疑者は「客に売るために処方薬をもらいました」と供述しており、高田容疑者がSNSなどで薬の販売先を見つけ、小泉容疑者に薬の入手や受け渡しなどを指示していたということです。
2人は容疑を認めた上で「金が欲しかった」と供述。
警視庁が余罪を含め捜査を続けています。

インターネットの通販サイトで嘘の決済情報を使い、約420万円分の商品券をだまし取った疑いで23歳の男が逮捕されました。
無職の加藤嵩大容疑者(23)は、インターネットの通販サイトで農産物と交換できる商品券を注文する際、総額が0円や1円になるように決済を改ざんし、商品券423万9000円分をだましとった疑いが持たれています。
商品券は金券ショップで売りさばいていて、現金300万円ほどを得たとみられています。
加藤容疑者は調べに対し、「ギャンブルで負けてお金に困っていた」などと容疑を認めているということです。
2026.1.16 東京 杉並区 2人殺傷事件 容疑者“コロナ禍以降仕事に就かず”
今月15日に東京 杉並区のアパートの前で、部屋の明け渡しの手続きのために訪れた裁判所の執行官と保証会社の社員が刃物で切りつけられ、このうち社員の男性が死亡した事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された40歳の住人が調べに対し、「コロナ禍以降、仕事に就いていなかった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。
15日午前、東京 杉並区和泉のアパートの前の路上で、部屋の明け渡しの手続きのために訪れた裁判所の執行官と、保証会社の社員で神奈川県海老名市の小栗壽晃さん(61)が刃物で切りつけられ、このうち小栗さんが搬送先の病院で死亡しました。
執行官の60代の男性は胸などにけがをしたものの、命に別状はないということです。
警視庁は現場のアパートに住む職業不詳の山本宏容疑者(40)を15日、殺人未遂の疑いで逮捕しました。
調べに対し容疑を認め、「自宅を追い出されるとどうやって生きていけばいいのか想像がつかず、自暴自棄になった」などと供述しているということです。
容疑者は数十万円の家賃を滞納していたとみられていますが、その後の調べに対し、「コロナ禍以降、仕事に就いていなかった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。
部屋では事件と同じ時間帯におよそ10平方メートルが焼ける火事があり、容疑者は「死のうと思ってベッドの上に置いたトイレットペーパーに火をつけた」とも供述しているということです。
警視庁は16日、アパートで現場検証を行うなどして当時の状況を詳しく調べています。
事件前後の詳しい状況は
警視庁のこれまでの調べで、事件前後の詳しい状況が分かってきました。
15日は、現場のアパートで部屋の明け渡しの強制執行手続きが予定されていました。
捜査関係者によりますと、集まったのは、東京地方裁判所の執行官と、家賃の保証会社の社員、それに家財の搬送業者などあわせて10人。このうち執行官ら4、5人が午前10時ごろ、2階にある容疑者の部屋を訪れたといいます。
亡くなった保証会社の社員の男性はこの時、ほかの関係者とともにアパート前の路上で待機していました。
執行官らが部屋を訪れた際、応対した容疑者は「私の荷物はこれだけです」と伝えて段ボール箱を1つ、差し出しました。
すると、その段ボール箱から突然、「シューッ」という音をたてて黒い煙が上がったということです。
箱の中にはカセットコンロのガスボンベ数本と着火剤などが入っていたとみられ、警視庁は容疑者がガスボンベに火をつけたとみています。
身の危険を感じた執行官らはいったん部屋を出てアパート前の路上に避難しましたが、その直後に破裂音が聞こえるとともに、容疑者が包丁を持って階段を降りてきたといいます。
待機していた関係者を含む10人はすぐに逃げたものの、執行官と保証会社の社員の2人が路上で続けざまに切りつけられたとみられるということです。
事件後の行動について、容疑者は調べに対し「部屋に火をつけて死のうと思ったが、煙に耐えられず外に出た」などと供述していて、部屋に戻って室内に火をつけた可能性もあるということです。
容疑者はその後、徒歩で逃走し、現場から500メートル余り離れた路上で身柄を確保されました。
捜査関係者によりますと、裁判所の執行官らは去年12月にも、手続きのため容疑者の部屋を訪れていました。
この時は容疑者が風呂に入っていたとみられ、会うことができなかったため、明け渡しの期限を伝える書面を残して帰ったといいます。
この期限が、事件当日の15日だったということです。
被害者を知る男性「亡くなったことを受け止められず」
事件で亡くなった小栗壽晃さんを知る男性によりますと、小栗さんは10年以上前から家賃の保証会社で働いていて、強制執行の現場にも何度も立ち会った経験があるということです。
男性は「いつもまじめに働く気さくな方で、周囲に慕われていました。亡くなったことを受け止められず、ことばにできません」と涙ぐみながら話していました。
被害者と同じアパートの女性「ショックだし怖い」
小栗壽晃さんと同じアパートに住む30代の女性は、「朝に会うと『おはようございます』と子どもにもあいさつしてくれる、気さくでいつもニコニコした方でした。事件に巻き込まれたと聞いてショックだし、怖いです」と話していました。
最高裁 全国の地裁に“強制執行の現場での安全確保徹底を”
裁判所の執行官と保証会社の社員が刃物で切りつけられた事件を受けて、最高裁判所は16日、強制執行の実務を担う全国の地方裁判所に対し、現場での安全確保の徹底を求める文書を送りました。
文書では、「執行官は職務の性質上、債務者から抵抗を受けることが少なくなく、予防と対応策は常に念頭に置く必要がある。執行官自身はもとより、現場に居合わせる関係者に危害が及ぶことも避けなければならない」としています。
そのうえで、債権者から事前の聴き取りを行うなどして必要な情報を収集し、強制執行の現場で暴力行為による妨害が予想される場合には、あらかじめ警察の援助を要請したり、複数の執行官で対応に当たるなどの措置を検討することが必要だとしています。
そのうえで、こうした事前の準備にもかかわらず不測の事態が生じた場合、執行官や関係者の安全確保を最優先に行動することが重要だとしています。
専門家「できるだけ情報収集が必要 対策を」
大阪地方裁判所の元執行官で、強制執行の手続きに詳しい櫻井俊之さんによりますと、不動産の明け渡しの強制執行手続きは、執行官のほか、家賃の保証会社や管理会社の社員など合わせて7、8人で行うケースが多いといいます。
その際、まずは住人がいるかどうかを確認しますが、大人数だと相手が興奮してしまうこともあるため、2人から4人ほどで訪れることが多いということです。
今回の事件では10人の関係者のうち、4、5人が部屋を訪れましたが、櫻井さんは手続きの一般的な流れだとしています。
強制執行の場合、住人は経済的な困難を抱えているケースが多く、家を失う恐怖や不安から抵抗する人もいるといいます。
櫻井さん自身も、目の前で住人がナイフで自殺を図ろうとしたケースなどを経験したことがあり、ケースによっては警察官を呼んで対応したこともあったということです。
強制執行の手続きでは、明け渡しの期限を1か月前に住人に告知することになっていますが、平日では会えないことも多く、書面で告知したうえで、期限の日に初めて顔を合わせるケースも少なくないといいます。
櫻井さんは「住人が危害を加えるリスクを事前に把握することは難しい」としたうえで、「住人がどのような人なのか、管理人などからできるだけ情報収集しておくことが必要だ。そして危険があると判断した場合は警察官の援助を求めてほしい。強制執行の手続きで1人が亡くなったことについてはことばがない。こうした事件が二度と起きないよう、対策を考えなければならない」と話していました。
2026.1.15 「カギどこにあります?」2人組“空き巣”の犯行一部始終…住宅に侵入し2階に直行 1週間ほどで2度目の被害に住人「怒りしかない」
横浜市にある住宅で11日、2人組が押し入る様子がカメラに捉えられた。
外出中の住人が被害に気づき、防犯カメラ越しに警告するも、2人組は高級時計などを持って逃走。この住宅は1週間前にも空き巣の被害に遭っていたという。
目出し帽の2人組が住宅に侵入
神奈川・横浜市の住宅で11日午後9時過ぎに撮影されたのは、目出し帽をかぶった2人組だ。
住宅に侵入しようとする2人組(視聴者撮影)
敷地内に侵入すると、1人がハンマーのようなものを取り出してドアを壊そうとし、ガラスを叩き割った。
異変を察知した飼い犬は逃げ出した
この時、住人は不在で犬だけが留守番をしていた。
犬は異変を察知すると、一目散に逃げ出した。
防犯カメラには2人組の会話も記録
防犯カメラ映像には、「カギってどこにあります?」「わかんね」という2人組の会話も記録されていた。そして「あ、開きました。開きました」と声を上げ、住宅に侵入した。
2人組は警備システムのアラームを気にもとめず、リビングを通り抜けて2階へ向かった。狙いは高級時計やアクセサリーだった。
外出先で侵入を知った住人は2人組に対し、「おい!全部見えてるぞ!」と防犯カメラを通して警告した。
声を聞き振り返るような様子も
声を聞き急いで逃げる2人組。その手に握られていたスーツケースも住宅にあったものだ。盗んだ物を入れたのか、駆け足で逃走した。
1週間前にも空き巣被害
その後、自宅に戻った住人は「その場で泣き崩れました。2回目だったので(夫は)怒りしかない状態」と語った。
実はこの家は、1週間ほど前にも空き巣に入られたばかりだった。この時はブランドバッグなどが盗まれたという。
短期間で2回も空き巣に入られ、20点以上のバッグやアクセサリーが持ち去られた。
盗まれたスーツケース(視聴者撮影)
被害額について住人は「2200万円ほどですね。スーツケースも思い出もたくさんあるので返してほしい」と話す。
被害に遭った住人は警察に被害届を提出した。
2026.1.15 「千葉君を忘れないで」未解決の京都精華大生刺殺事件から19年 恩師の漫画家呼びかけ

京都市左京区の路上で平成19年、京都精華大マンガ学部1年の千葉大作さん=当時(20)=が刺殺された事件は、未解決のまま15日で発生から19年。大学で千葉さんを指導していた漫画家のさそうあきらさん(64)は、事件の概要や千葉さんの人柄を伝える漫画を制作し情報提供を呼びかけてきた。ほかの長期未解決事件で捜査が進展したこともあり、事件解決への期待は高まるが、何より強いのは「千葉君のことを忘れないでほしい」という思いだ。
「笑顔が印象的でね。憎めないんだ」「静かだけど熱いヤツだな」
さそうさんが制作した漫画には、京都精華大の学生や教員が、いつも笑顔で漫画に情熱を傾けた千葉さんとの思い出を語る場面が描かれている。
「神童」や「マエストロ」などの人気作品を手がけ、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞などの受賞歴があるさそうさんは、18年に創設されたマンガ学部で准教授として指導。約70人の一期生の中に千葉さんがいた。
千葉さんは「『少年ジャンプ』が好きで少年誌に載るような漫画家になることを目指していた」という。学生食堂で一緒に食事し、思いを寄せる女子学生がいることも知っていた。まじめで控えめな性格だったが、「漫画が好きという人一倍強い気持ちは伝わってきた」と振り返る。
これからという人生が突然絶たれたのは19年1月15日夜のこと。進級のための作品発表を翌日に控えていた千葉さんは、大学近くの歩道で殺害された。ニュースで知ったさそうさんの元に、事実を突きつけるかのように大学からメールが届き、対応に追われた。
現場には多くの足跡が残り、目撃証言もあった。すぐに解決するかと思われたが捜査は難航した。「僕らに何ができるのか。学生たちのケアはどうするのか。事件後、頭の中がぐるぐるしていた」。
さそうさんは解決につながればと自ら事件を調べ、発生1年後に漫画を制作した。犯人の特徴や現場の地図、学生らから聞いた千葉さんのエピソードをまとめた漫画は、京都府警などが情報提供を呼びかけるために配布。さそうさんが開設したインターネットサイトでも公開を続けている。
昨年10月には平成11年の名古屋市主婦殺害事件の容疑者が逮捕された。「千葉君の事件も証拠が残っているし、科学の力は進歩している。犯人が別の事件で捕まるなど、どこかに解決の糸口があるのではないか」と期待を抱くさそうさん。一方で「事件の解決は望んでいるが、もう千葉君は帰ってこない。みんなには千葉君のことを忘れずにいてほしい」と願い、今もSNSなどで発信し続けている。(東九龍)
京都精華大生刺殺事件 平成19年1月15日午後7時45分ごろ、京都市左京区岩倉幡枝町の歩道で、千葉大作さん=当時(20)=が男に刃物で胸や腹など十数カ所を刺され、死亡した。当時、男は「ママチャリ」型の自転車に乗り、20~30代(現在30代後半~40代後半)で、身長170~180㌢程度、27~28㌢の靴を履いていたとみられる。京都府警は有力な手掛かりを得られておらず、事件は解決につながる情報提供者に上限300万円を支払う「捜査特別報奨金制度」の対象となっている。

2025.1.15 ブローカーか、タイ人の女逮捕 12歳少女事件、児童福祉法違反容疑―警視庁
東京都文京区の個室マッサージ店でタイ国籍の当時12歳の少女が違法に働かされていた事件で、少女に性的サービスをさせたとして、警視庁保安課は15日までに、児童福祉法違反容疑で、同店元マネジャーでタイ国籍のプンシリパンヤー・パカポーン容疑者(38)=練馬区南大泉=を逮捕した。「店を辞めたので関係ない」と容疑を否認している。
同課によると、同容疑者はSNSやタイ人コミュニティーを通じ、少女を含め30~40人のタイ人女性を紹介したとみられる。携帯電話には約3000件の連絡先が登録されており、同課はブローカーとみて実態解明を進める。
逮捕容疑は昨年6月30日ごろ、少女の年齢を確認しないまま、男性客に対して性的サービスをさせた疑い。
同課によると、少女の母親は同年5月ごろに同店で勤務。数日で退店したが、翌月中旬にSNSで同容疑者と連絡を取り、同下旬に少女を店に置き去りにして働かせたとみられる。少女は、同8月中旬までに約70人の客を相手にしたという。
店からは、少女が入国した翌日の日付とともに「店で一人で寝る。ネットはつながらず、とても静か。とても寂しい。こわくて手も腕も足も震える」などとタイ語で書かれたノートが押収された。少女は同12月26日にタイに帰国した。
同課は今月15日までに、少女や他の女性従業員に不法就労させたとして、入管難民法違反(不法就労助長)容疑で、店の経営者細野正之容疑者(52)も再逮捕した。

長野・軽井沢町で15人が死亡したスキーバス事故から10年がたち、遺族などが現場を訪れ、追悼の祈りを捧げています。
事故発生時刻の15日午前1時52分。
2026年も、けがをした大学生の母親2人が献花に訪れました。
10年前の15日、国道脇にスキーバスが転落した事故では大学生13人と乗員2人が死亡し、26人がけがをしました。
バスは時速96kmで走行し、大型バスに不慣れな運転手が制御できなくなったとみられています。
運行会社の社長ら2人は、ずさんな安全管理の責任を問われ、実刑判決が言い渡されましたが、無罪を主張し控訴しています。

カンボジアを拠点にした特殊詐欺グループが摘発され、強制送還された男女13人が逮捕されました。
職業不詳・佐伯皇正容疑者(20)ら男女13人は2025年、神奈川県に住む女性(60代)に警察官などを装って電話をかけ、「紙幣調査のために指定の口座にお金を振り込む必要がある」と現金1100万円をだまし取った疑いが持たれてます。
13人はカンボジアの都市・バベットの高級住宅を拠点としたかけ子グループのメンバーとみられ、2025年11月に現地当局に拘束されていましたが、13日から14日にかけて日本に移送され逮捕されました。
警視庁は、他にも10人以上からあわせて5000万円以上をだまし取っていたとみて調べています。
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北海道日高町のバーで看護師の工藤日菜野さん(28)の遺体が発見された事件で、工藤さんが行方不明になる前日の昨年12月30日、祖母に「明日は彼氏とゆっくり過ごす。1月1日は仕事に行く」と連絡していたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。
道警によると、工藤さんは死体遺棄容疑で逮捕したバー経営の松倉俊彦容疑者(49)=日高町富川北2=の知人で、2人の関係を詳しく調べる。
道警は遺体の遺棄現場となったバーの間取りも明らかにした。店内の物置部屋内に縦横40センチの穴があり、内部の空間に遺体があった。遺体が発見された時、穴は木製の板で塞がれていた。
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2026.1.13 “壁の中の遺体”はバー常連の28歳女性看護師と判明…遺棄容疑で逮捕のバー経営の男が死亡の経緯も知るか
北海道日高町のバーの壁の中で女性の遺体が見つかった事件で、この女性は日高町に住む28歳の看護師だったことが分かりました。
遺体で見つかったのは日高町の看護師・工藤日菜野さん(28)です。
この事件は12月31日ごろ、経営するバーの壁の中に工藤さんの遺体を遺棄したとして、飲食店経営・松倉俊彦容疑者(49)が死体遺棄の疑いで逮捕されたものです。
松倉容疑者と工藤さんは知人関係だったということで、捜索していた警察が遺体を発見しました。
工藤さんは先月31日午後4時ごろ、自宅近くの店舗で買い物をする姿が防犯カメラに映っていて、このあと事件に巻き込まれたとみられます。
松倉容疑者は容疑を認めていて、警察は工藤さんが死亡した経緯についても事情を知っているとみて、さらに詳しく事情を聴いています。
2026.1.12 壁に遺体ある飲食店で“たこ焼きパーティー”開催か 逮捕された49歳店主に利用客「めっちゃ陽気でめっちゃ良いパパ…ショック」 北海道・日高町
カウンター席の先に広がる、間接照明で演出された空間。
この飲食店の壁の奥から女性の遺体が見つかったのです。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、この店の経営者・松倉俊彦容疑者(49)。
店内に遺体がある状態で営業していました。
現場は北海道・日高町にある飲食店。
事件発覚のきっかけは、元日に関係者から寄せられた20代女性の安否確認の相談でした。
警察は1月3日以降、女性の知人である松倉容疑者の事情聴取を開始。
その中での証言をもとに店の物置スペースを捜索したところ、板でふさがれている場所を発見。
板をはがすと、畳1畳くらいの空間で身元不明の女性の遺体を発見したのです。
司法解剖の結果、遺体は死後10日ほど経っているとみられ、死因はロープのようなもので首を絞められたことによる窒息死だったということです。
警察は12日、行方不明となっている女性の関係先を捜索。
行方不明となっている女性と遺体との関連などについて調べたとみられます。
現場となった店の内部映像を見ると、カウンター席やテーブル席が並ぶ店内では、ダーツなどが楽しめるようになっています。
天井には空気を循環させるシーリングファンがあり、床には空気清浄機のようなものが設置されています。
店のマスターとして紹介された松倉容疑者はカメラに向かって両手を振り、ポーズを決めています。
2025年12月31日ごろ、店内の壁に女性の遺体を遺棄したとみられている松倉容疑者。
関係者によると、遺体があったとみられる店で1月2日も営業し、たこ焼きパーティーを行ったということです。
松倉容疑者を知る人は、普段の様子について「おとなしい感じでした。あまりしゃべらない。バーやる前は競走馬の運転手、ドライバーをしていた」「めっちゃ陽気でめっちゃ良いパパでした。びっくり。すごくびっくりしたしショック。『松倉さん松倉さん』って言って、『松倉さんだからあの店行く』って言う人がすごい多かった」などと話します。
調べに対し、松倉容疑者は「死体を店内の壁の中に入れて隠したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は、遺体が行方不明となっている松倉容疑者の知人女性とみて身元の特定を急ぐとともに、殺人の疑いも視野に捜査する方針です。
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高齢の母親の顔にタオルをかけるなどして殺害しようとした疑いで、60歳の息子が逮捕されました。
母親はその後、遺体で発見されています。
無職の日向寺修史容疑者(60)は1月9日未明、千葉・銚子市の自宅で、母親のあやさん(88)の顔にタオルをかけ、鼻と口を手でおさえて殺害しようとした疑いが持たれています。
11日になって日向寺容疑者が出頭し、事件が発覚したもので、警察官が自宅を捜索したところ、布団の上で死亡しているあやさんを発見しました。
調べに対し日向寺容疑者は容疑を認めていて、警察は、介護疲れによる犯行とみて、事件の経緯を調べています。
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2026.1.12 「ボーナスを下げられた」逮捕の男が供述…不満募らせ犯行に及んだ可能性 大田区会社社長殺害事件
東京・大田区で会社社長の男性が殺害された事件で、逮捕された部下の男が「ボーナスを下げられた」などと供述していることが分かりました。
山中正裕容疑者(45)は7日ごろ、大田区のマンションで、勤務する会社の社長、河嶋明宏さん(44)の首などを刃物で刺して殺害した疑いがもたれています。
その後の取材で、山中容疑者が「理由も言われずボーナスを1.5カ月から1カ月に下げられた」などと供述していることが分かりました。
また、河嶋さんには現場での不満を伝えていたとしたうえで、「痛い目に合わせてでも考えを改めさせる必要があると思うようになった」とも話しているということです。
警視庁は、山中容疑者が不満を募らせ、犯行に及んだ可能性が高いとみて捜査しています。
2026.1.10 東京 社長殺害事件 逮捕の部下 “態度に意見しもみ合いに”
東京・大田区のマンションの1室で住人の会社社長の男性を刃物で刺して殺害したとして、男性の会社の部下で営業部長を務める45歳の容疑者が逮捕された事件で、容疑者が逮捕前の任意の事情聴取に対し、「部屋を訪問して上司である被害者の態度について意見を述べたところ、もみ合いになって刺した」などと話していたことが警視庁への取材で分かりました。
8日、大田区大森北にあるマンションの1室で、この部屋に住む会社社長の河嶋明宏さん(44)が血を流して死亡しているのが見つかり、警視庁は9日夜、河嶋さんの会社の部下で営業部長を務める大田区の山中正裕容疑者(45)を殺人の疑いで逮捕しました。
警視庁によりますと、被害者の男性は首や腹などに10か所以上の刺し傷があったほか、両手の指にも抵抗した際にできたとみられる傷があったということです。
警視庁は9日、容疑者から任意で事情を聴きましたが、その際、「上司である被害者の態度に不満があった」とした上で、「部屋を訪問して態度について意見を述べたところ激高され、もみ合いになった。持ってきた刃物で首や足を刺した」などと話していたことが警視庁への取材で分かりました。
また、男性が倒れているのが見つかった当時、部屋には鍵がかかっていましたが、これについては「玄関にあった鍵で施錠し、ドアの郵便受けから鍵を投げ入れた。施錠したのは発覚を遅らせるためだった」と話していたということです。
一方、逮捕後の調べに対しては「刃物で刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認しているということで、警視庁が事件の詳しいいきさつを調べています。
容疑者が浮上した経緯
容疑者が浮上したきっかけは、現場近くの防犯カメラの映像でした。
警視庁は男性が死亡しているのが見つかった8日、会社の関係者として容疑者から話を聞いていました。
男性は今月7日の午後6時半すぎに1人で帰宅した後、室内で襲われたとみられていますが、この前後の時間帯の行動について、容疑者は「大田区内を散歩した後、友人と食事をしていた」などと説明したということです。
しかし、その後の捜査で、男性が帰宅する1時間ほど前の午後5時40分ごろ、容疑者とみられる人物が現場のマンションに入り、午後7時半ごろに出てくる様子が防犯カメラに写っていたことが分かりました。
容疑者の当初の説明と矛盾していたことから、警視庁が9日、改めて任意で事情を聴いたところ、男性の殺害をほのめかし、「態度に不満があった」などと話したということです。
店主「2人はよく飲みに来ていた時期もあった」
亡くなった河嶋さんと山中容疑者がよく訪れていたという飲食店の店主の30代の男性は、「2人はもともと高校の同級生で4、5年前に同じ会社で働くようになった。2人は店によく飲みに来ていた時期もあったが、同じ会社になったからか最近は、あまり見かけない印象だった」と話していました。
2026.1.10 「殺すつもりはなかった」会社社長の男性殺害容疑で営業部長の男(45)逮捕…2人は高校時代の同級生か「すごく短気な一面があった」東京・大田区
東京・大田区で、会社社長の男性が殺害された事件で、警視庁はこの会社の営業部長の男を逮捕した。
山中正裕容疑者(45)は7日ごろ、大田区のマンションで、会社社長の河嶋明宏さん(44)の首などを刃物で刺して殺害した疑いが持たれている。
山中容疑者は、河嶋さんの会社の営業部長を務め、高校時代の同級生とみられている。
調べに対し、「刺したことは間違いないが殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認しているということだ。
河嶋さんと山中容疑者を知る人:
(山中容疑者は)同級生で親友で、あきちゃん(河嶋さん)の会社に入って右腕として頑張ってやっていくという話は聞いていたので。あんなに毎日一緒にいたのに(最近は)一緒に飲まなくなってた。
一方、別の友人は山中容疑者について、「まーさん(山中容疑者)はどこかすごく短気な一面があった」と話した。
山中容疑者は任意の事情聴取で「日頃の態度に不満があり訪問した。意見を言ってもみ合いとなり持ってきた刃物で刺した」と話していて、以前住んでいたマンションのゴミ置き場からは、血の付いた刃物が押収されたということだ。
2026.1.10 逮捕の男「思い詰めることがあり遠くへ行こうと…」事件発覚後に新幹線で逃走図ろうとしたか 容疑者の母「真摯に罪を償ってほしい」東京・大田区
東京・大田区で、会社社長の男性を殺害した疑いで逮捕された部下の男が、事件が発覚した翌日、東京駅から新幹線で逃走を図ろうとしたとみられることが分かった。
山中正裕容疑者(45)は7日ごろ、大田区のマンションで、勤務する会社の社長、河嶋明宏さん(44)の首などを刃物で刺して殺害した疑いがもたれている。
その後の取材で、事件が発覚した翌朝、山中容疑者は東京駅に向かい、新幹線の改札方向へ歩いていたところを捜査員に任意同行を求められたことが分かった。
山中容疑者は、「思い詰めることがあり遠くへ行こうと思った」と話していて、逃走を図ろうとしたとみられている。
一方、山中容疑者の母親が10日朝、「真摯に罪を償ってほしい」と話した。
山中容疑者の母親:
河嶋さんのご家族のかたはもちろん、河嶋さんにとっても大切な人生を奪われてしまったものですから、おわびのしようがございません。(正裕には)真摯に刑を償ってもらって、真面目にきちんと反省をして今後生きていってほしいと思っています。
警視庁は、午前11時過ぎから山中容疑者の自宅の家宅捜索を行っている。
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埼玉県新座市のアパートの一室に女性の遺体を遺棄した疑いで住人の男が逮捕された事件で、男が女性の自宅付近で待ち伏せしていたとみられることが分かった。
山口新容疑者(53)は、新座市の自宅アパートに川越市に住む山本早苗さん(51)の遺体を遺棄した疑いで10日朝、送検された。
山口容疑者は1月6日、山本さんが帰宅したところを車で連れ去ったとみられるが、防犯カメラの捜査などから帰宅する山本さんをつけ回すような不審者は確認できず、山口容疑者が山本さんの自宅付近で待ち伏せしていたとみられることが分かった。
山口容疑者と山本さんは、2025年9月頃には知り合っていたとみられ、警察は2人の関係性やトラブルの有無について調べている。

鍵がかかっていない女性の家に侵入し、現金やバッグを盗んだ疑いで韓国籍の男が逮捕されました。
会社員の趙炫基(チョ・ヒョンギ 44)容疑者は2025年8月、東京・葛飾区にあるマンションで、就寝中だった女性の部屋に侵入し、現金2万円や10万円相当のバッグなどを盗んだ疑いが持たれています。
趙容疑者は、塀を乗り越えてマンションに入り込み、自動でロックされるはずの鍵が電池切れで無施錠だった女性の部屋に忍び込んだということです。
趙容疑者は、無施錠の家に侵入したなどとしてこれまでに2回逮捕・起訴されていて、警視庁の調べに対し、「人の家に入るのが好きでストレス発散になる」と供述しているということです。

帰宅途中の女子高生のあとをつけ、わいせつな行為をした疑いで21歳の男が逮捕されました。
会社員の保里千春(ほり・ちはる21)容疑者は2025年11月、東京・江東区で、帰宅途中の女子高校生に後ろから抱きついて、体を触るなどした疑いが持たれています。
警視庁によりますと、保里容疑者は、駅で女子高生を見かけて600メートルほどあとをつけ、人通りの少ない場所で犯行に及んだということです。
調べに対し、保里容疑者は、「風で女子高生のスカートがめくれないかなと思ってあとをつけた。やわらかい体の感触を味わいたくて周囲に誰もいなくなったタイミングで抱きついた」と容疑を認めているということです。

路上で女性を後ろから襲い、現金などが入ったバッグを奪った疑いでスリランカ国籍の男が逮捕されました。
ジャヤトンガ・アーラチチラゲ・ダヌシュカ容疑者(30)は12月、渋谷区神宮前の路上で、30代の女性の口をふさいで押し倒し、現金や化粧品が入ったバッグを奪って首などにけがをさせた疑いが持たれています。
調べに対し、「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
周辺ではこの事件の30分ほど前にも20代の女性が男に口をふさがれる被害に遭っていて、警視庁が関連を調べています。
2026.1.8 かけ子の一部は報酬月3000ドル…29人が逮捕されたカンボジア拠点の特殊詐欺事件 指示役の中国人夫婦が起訴内容認める
日本人29人が逮捕されたカンボジア拠点の特殊詐欺事件で、指示役の中国人夫婦が初公判で起訴内容を認めました。
いずれも中国籍の王少凡被告(33)と、妻のスン・ジアシュエン被告(22)は、日本人のかけ子らと共謀し、カンボジアの拠点から警察官などになりすまして知多市の男性(当時48)らにウソの電話をかけ、あわせておよそ700万円をだまし取った罪に問われています。
8日の初公判で、2人は起訴内容を認めました。
検察側は、王被告が「送金先の口座を手配し、被害者からの入金を確認していた」などと指摘しました。
また、かけ子の一部は月3000ドルや、だまし取った金額の最大8%が報酬として渡されていたと明かされました。
一方で弁護側は、2人が日本語が堪能で、関与は「通訳という形で幇助的なもの」として情状酌量を求めました。
2026.1.7 偽造した昭和天皇在位60年の一万円銀貨を両替疑い 中国籍男ら逮捕、グループの一員か
偽造した一万円銀貨を本物と偽って金融機関で両替したとして、警視庁と茨城、埼玉両県警の合同捜査本部は7日、偽造通貨行使の疑いで中国籍の会社役員、シュエ・ジーウェイ容疑者(36)=東京都足立区島根=と、建築業、山口兼嗣容疑者(48)=同=ら日本人の男3人を逮捕した。警視庁捜査2課は認否を明らかにしていない。
偽造されたのは、昭和61年に発行された昭和天皇の在位60年を記念した銀貨。合同捜査本部によると、昨年4月以降、7都県の信用金庫や農業協同組合など金融機関30店舗に、同様の偽造銀貨計約630枚が持ち込まれていた。4人は国内の中国人や日本人で構成される犯行グループの一員とみられ、合同捜査本部は全容解明を急ぐ。
4人の逮捕容疑は昨年5月中旬~6月上旬、都内にある3カ所の金融機関に、偽造した一万円銀貨計79枚を持ち込み、両替したとしている。
捜査2課によると、シュエ容疑者らは店舗で両替依頼書に記入する際に偽名を用いていたという。被害にあった店舗の初動捜査や、防犯カメラによるリレー捜査で浮上した。

プロレスラーの蝶野正洋さんが児童買春に警鐘を鳴らしました。
動画を制作した東京都と警視庁は、都内の繁華街を中心に児童買春への対策を進めていて、大人として児童買春は犯罪という認識を強く持ってもらいたいとしています。
この動画は、都のウェブサイトや歌舞伎町にある大型ビジョンなどで1月18日まで放映されます。

東京・三鷹警察署から出てきたのは、無職の西田成人容疑者(61)。
40代の男性から約4000万円をだまし取った疑いが持たれています。
西田容疑者の手口は“投資詐欺”です。
被害者の男性がSNSで株の広告を見つけ、アクセス。
すると「もうかる株に投資できるくじに当選した。2700万円投資すれば5800万円の利益が得られる」という勧誘が届いたといいます。
こうした誘い文句で被害男性のもとに現金を受け取りに現れたのが、受け子役の西田容疑者でした。
西田成人容疑者:
お金がなくて生活費にするために自分から応募した。報酬は1件あたり3000円もらっていた。
西田容疑者は他にも10件くらいやっているとも話していて、警視庁は余罪があるとみて捜査を続けています。
2026.1.5 「食べるため」から「推すため」に 変わる令和の〝立ちんぼ〟事情、路上で埋める心の空白
ブランド品の購入、美容整形、アイドルの推し活…。路上で売春の客待ちをする行為「立ちんぼ」をする女性の動機が多様化している。以前は借金返済の目的が目立ったが、今は短時間で稼げるというメリットを重視する女性も。繁華街では客待ち防止の対策も進むが、根絶には女性が抱える「背景」に目を向ける必要があると指摘される。
ブランド品に推し活、美容整形も
「コンビニのバイトで手元に残る金はわずか。路上に立てばカニや焼き肉が食べられ、ブランド品も手にできる」。昨年11月、大阪府警に売春防止法違反容疑で逮捕された30代女性は、動機をこう供述した。別の女性は「推し活のライブに全額使った」と話したという。
捜査関係者によると、客待ちをする女性は、以前は悪質ホストの売掛金(ツケ)など借金を抱えているケースが多かったが、最近は歯の矯正や整形をするためなど目的も多岐にわたる。中には「性風俗で働くより、値段や相手を自由に決められる」と利点を口にする女性もいるようだ。
ただ客待ちは、体感治安や街のイメージ悪化につながりかねず、各地の繁華街で取り締まりや対策が進められている。
大阪・キタのホテル街では令和6年12月、客待ちのスポットになっていた道路が黄色に塗装された。目立つ場所には立ちづらいと感じる人間心理を利用した対策。府警の調査によると、以前は1日最大17人が客待ちをしていたが、塗装後は最大4人にまで減少した。
東京・歌舞伎町の大久保公園周辺でも同様の問題があり、警視庁は数年前から取り締まりやパトロールを強化。7年の上半期だけで、女性75人を摘発した。
こうした対策は一定の効果を上げているが、当然限界もある。捜査関係者によると、女性たちはSNSで捜査員の外見情報を共有。姿を確認するといったんその場を離れ、時間をおいて戻ってくるという。また、摘発されても、同じ行為を繰り返す人もいる。
「踏み込んだ支援必要」
歌舞伎町で女性の支援活動に取り組むNPO法人「レスキュー・ハブ」(東京)の坂本新(あらた)理事長は「売春をする女性の目的や背景は多様化、複雑化してきている」と現状を説明する。
家庭不和などに悩み、発達障害がある人も多く、心のよりどころや承認欲求を満たしてくれる場所を求め、売春に行きつくことも。また、危険な目に遭っても「私はしょせんこんなもの」と、投げやりな気持ちで被害を受け入れてしまう女性も少なくないという。
坂本氏は「一人一人が抱える悩みや事情は異なる。個別の事情に目を向け、関わり続けていくことが重要だ」と指摘。「行政、警察、民間団体が密に連携し、踏み込んだ支援をしていく必要がある」と強調する。
警察当局も売春の背景にある問題を把握し、摘発した女性を福祉事務所や自治体の窓口につなげ、就労支援や住居相談などを受けられるような態勢を整えている。
大阪府警によると、困窮していた女性が売春をやめて、行政支援のもとで生活再建を図った事例もある。府警幹部は「客待ち行為は暴力や性犯罪など別の事件やトラブルに発展する危険性を伴う。取り締まりに加え、多方面の解決策を考えなければならない」と話した。
2026.1.4 【未解決事件】「怒りはまだおさまっていない」妻の命奪われて23年 犯人逮捕へ「わずかな情報でも」街に立ち呼びかけ続ける夫
2025年、名古屋市で1999年に主婦が殺害された事件が26年経って容疑者が逮捕され、いわゆる「未解決事件」が注目された。
神戸市では2003年に須磨区で起きた、寺田和子さん(当時44歳)が殺害された事件がいまも未解決のままだ。
寺田さんの夫は毎年、事件現場近くの妙法寺駅に立って、情報提供を呼び掛けている。
2025年は事件が起きた時間に合わせて、2月21日の午後10時ごろ、冷え込む中でチラシを配った。
まもなく事件から23年、情報提供は兵庫県須磨警察署078-731-0110で受け付けている。
■「悔しい気持ちは変わっていない」手がかりを求めてチラシを配る夫
「情報提供をお願いします」。
神戸市須磨区の神戸市営地下鉄・妙法寺駅。
23年前のこの日、命を奪われた妻のために、寺田さんの夫は警察官たちと共に帰宅途中の人たちに声をかけ、情報提供を求めるチラシを手渡した。
【被害者・寺田和子さんの夫】「当時の気持ちとか場面っていうのはすぐ思い浮かべますし、悔しい気持ちというのは、未だに変わっていない。
まだ怒りが治まっていないっていうのを毎年、毎年、改めて確認するという、そういった作業になっているような気がします。
今年も当時の怒りというか、憤りを思い出しています。いつまでたっても忘れることはできないのかなという、そういう気持ちを改めて感じました」
■「太ももを刃物で刺され…」強盗殺人事件として捜査
2003年2月21日午後10時45分頃、パートから帰宅途中だった寺田和子さんが、妙法寺駅を出て自宅に向かっているところで、何者かに太ももを刃物で刺されて殺害された。
寺田さんが持っていたかばんや財布はなくなっており、壊れた携帯電話が現場に残されていたという。
警察は強盗殺人事件として捜査しているが、証拠に乏しく、これまでに延べ6万1000人の捜査員が投入されたものの、いまも犯人逮捕には至っていない。
■「一緒に生活したのと同じ時間が」「楽しかったことしか思い出せない」
事件で突然妻を亡くし、必死に2人の子供を育てた。
一緒に暮らした時間と命を奪われてからの時間はほぼ同じになってしまった。
【寺田さんの夫】「付き合って、一緒に生活してほぼ20数年だった。それと同じだけのときが過ぎてしまっているわけです。
楽しかったことしか覚えてないというか、思い出せないっていうか。子供と一緒に遊びに行ったっていうようなこととか、そういったことは思い出すんですけれども、そういったことしか思い出せないというか…」
■チラシには和子さんのかばんが見つかった場所の情報などが追加された
寺田さんの夫は事件が起きた日の前後に、毎年チラシを配って、情報提供を呼び掛けている。
その1枚1枚には、何とか犯人逮捕につながってほしいという思いが込められている。
2023年から、チラシの内容が和子さんが映っていた防犯カメラ映像に加えて、かばんが見つかった現場の写真やそれらの位置関係を記載した地図も含めたものに変わった。
それによって情報提供の件数が再び増えたという。
ことしは人通りの多い日曜の2月16日と、まさに事件が起きたのと同じ日・同時間帯の、2月21日午後10時の2回にわたってチラシを配った。
事件から20年以上たった今だからこそ話せることもあるのではないかと期待を寄せている。
【寺田さんの夫】「犯行時間近くにチラシを配れば、当時の記憶の喚起になるのかなと。確証がなくてもこんなことがあったよと振り返って思い出していただいて、情報があつまれば、捜査が進めば、それでいいのかなと思う」
■「そんな人生を送っていいのか」と聞いてみたい
まもなく事件から23年、和子さんを殺害した人物はいったいどう過ごしているのだろうか。
いつまでも逃げ切れると思っているのだろうか。寺田さんの夫は、犯人に対してこう語った。
【寺田さんの夫】「どういう人生を送ったのかな、と。当然、刺した感触っていうのも残ってることでしょうし、こうして(ビラ配り)をやっていることも、当然知っているだろうし。
自分のしでかしたことっていうのをどう感じているのかっていう、そういうのは是非聞いてみたいなと。
本当にあなた、そんな人生を送っていいのか、どんな人生送っていたのかっていうのを、聞いてみたいっていうのは、今でも変わらない気持ちです」
寺田さんの夫は犯人が逮捕・起訴され、裁判が始まったら、被害者参加制度を利用して、法定で直接質問を投げかける予定だ。
情報提供は兵庫県須磨警察署078-731-0110で受け付けている。
2026.1.3 茨城・水戸市ネイリスト女性(31)殺害 首に刺し傷 頭には多数の打撲あと 複数の凶器が使われた可能性
茨城県水戸市のアパートでネイリストの女性が殺害された事件で、警察は死因について、頭を強く殴られたことと首を刺されたことによる外傷性ショックだったと明らかにしました。少なくとも2つの凶器が使われた可能性があるということです。
この事件は先月31日、水戸市のアパートの一室で、ネイリストの小松本遥さん(31)が血を流して倒れているのが見つかったもので、警察は殺人事件として捜査しています。
記者
「こちらのアパートの玄関で、小松本さんは頭から血を流して倒れていたということです」
近隣住民
「(午後)7時半くらいですね。ストレッチャーで出てきて、何か呼吸器みたいなものをつけていて」
小松本さんの首に刺し傷があるほか、頭に多数の打撲のあとがみられ、警察は死因について、頭を強く殴られたことと首を刺されたことによる外傷性ショックだったと明らかにしました。
警察によりますと、少なくとも2つの凶器が使われた可能性があるということですが、現在も凶器は見つかっていません。
小松本さんは妊婦で、事件当日の大みそかは正午すぎに夫婦で買い物に出かけ、2人で帰宅したあとは、別々に行動していたということです。
警察は、有力な情報提供者に対しては報奨金として5万円を支払うと発表しています。
2026.1.1 ロッキード事件50年 丸紅から5億円賄賂、「使途」のリスト入手
田中角栄元首相が逮捕されたロッキード事件で、大手商社丸紅ルートの5億円に上る賄賂の「使途」に関し、榎本敏夫元首相秘書官が東京地検特捜部の取り調べに対し作成した一覧表(リスト)を毎日新聞は入手した。1974年7月の参院選で候補者26人に一律2000万円を配布したことが実名でまとめられている。刑事裁判には提出されておらず、検察内で「門外不出」とされた新資料が明らかになった。
76年に米国議会で明るみに出たロッキード事件は、2026年が発覚から50年となる。一覧表は自民党の派閥を横断して現金が配られたことを示唆し、カネの力で選挙を支配する「金権政治」の実態を物語っている。
B4判1枚の一覧表は「49・7・7参院選及び49・4・21参院補選に際しての政治活動費届け先等一覧表」の表題。欄外に76年8月12日を示す日付で、特捜部の取り調べを受けていた元秘書官の署名と押印がある。「49」は昭和49年(74年)を示し、参院選(7月7日投開票)と参院補選(4月21日投開票)で現金を配布したとされる候補者の氏名と時期、場所、金額、備考が記されている。
参院選で記載がある候補は27人。金額欄は全員が2000万円で、1人は「派閥が違うのでと断られた」と備考欄に記されていた。この1人を除く26人を派閥別でみると、田中系は1人のみ。「角福戦争」を繰り広げた福田赳夫元首相の福田系が5人、田中元首相退陣後に首相となった三木武夫氏の三木系も3人いた。
後に裁判で有罪判決を受けた田中元首相を「政治家に徳目を求めるのは八百屋で魚をくれというに等しい」と擁護した秦野章元法相(中曽根系)や、公判に出廷して榎本元秘書官のアリバイを主張した山崎竜男元環境庁長官(船田系)らの名もあった。補選の記載は1人だけで、金額は「2000万円だったと思うが不明確」とされている。
毎日新聞は一覧表の他に、同じく公判に提出されなかった榎本元秘書官の供述調書も確認した。元秘書官は丸紅からの5億円について「主として昭和49年の七夕参院選に当たって候補者に配られた政治活動資金として消えてしまったのではないか」とし、元首相の指示で自ら現金を渡した候補を一覧表にまとめていた。「記憶に不確かな部分はあえて記載していません」とも述べていた。
5億円が実際にどう使われたのかは「存じません」とした上で、田中元首相が「今度の参院選は命がけだと意気込んでいた」とも供述。元首相が自らの派閥にも巨額を投じていたとし、丸紅の5億円は「ミックスされて消えてしまったのではないかと思います」と述べていた。
丸紅から受領した5億円を巡り外為法違反で起訴された榎本元秘書官は、捜査段階で容疑を認めたものの公判では否認。1、2審で有罪となり、贈賄罪などに問われた丸紅の檜山広元会長とともに最高裁で有罪が確定した。元秘書官は2017年に死去した。
受託収賄罪などに問われた田中元首相も公判で全面否認したが、1、2審とも実刑判決となり、上告中の93年に被告の立場のまま病死した。元秘書官の捜査段階の供述は「首相の犯罪」の立証で大きな柱となった。
2026.1.1 【独自】西鉄ライオンズ・稲尾和久さんの監督ノート発見 「黒い霧事件」語られなかった背景などつづる
稲尾和久さんのノートには「黒い霧事件」について考察した文章が残る(撮影・軸丸雅訓)
オープン戦を指揮する監督1年目の稲尾和久さん(右)。隣は関口清治コーチ=1970年3月
昭和を代表するプロ野球投手、稲尾和久さん(2007年に70歳で死去)が、西鉄ライオンズの監督1年目だった1970年に記したノートが見つかった。指揮官としてのチーム分析に加え、前年に発覚した野球賭博疑惑「黒い霧事件」への悔いや無念さをにじませた記述もある。自伝などでも語られてこなかった事件の背景についても触れており、「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれたレジェンドの人間味あふれる貴重な資料として注目される。

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